2017.May.18.
「トランギア ツンドラ3ミニ ストームクッカー化 1」で最後の方にぼやいていた縁巻き加工を縁を巻かずに縁巻きをしてみた。
巻かずに巻いたというのは、縁巻き加工を行うのではなく、廃材として切り捨てた縁巻きのある部分を利用したものだ。
前回使用したのは深型アルミ鍋の底側。上部は廃材となっていた。
いつもの癖で「何かに使おう」と捨てずに持っていた。
鍋の上部なので縁巻き加工がしてある。しかも、日本製の鍋のようにしっかり巻かれておらず隙間が大きい。基台部、風防部ともに開口部のヘリを縁巻きの隙間に入れてしまえば、見た目も綺麗になると考えた。
ただし、径が違うので切り詰めなくてはならない。
トランギア ツンドラ3ミニ ストームクッカー 完成図。 |
基台側の底部。 縁巻きされた部品を巻いたようにはめ込んである。 |
捨てずに取ってあった鍋の上縁部を高さを低く金切ばさみでカットし、一か所切り離す。基台部の開口部にあてがい、長すぎる分は切り捨てる。
ドリルで小さな穴を開けて小さなアルミリベットで固定する。これを繰り返す。
アルミリベットで固定。 |
ここはつなぎ目。 |
つなぎ目を内側から。 |
基台部で9箇所のリベット留め。 |
風防部の縁巻き。 |
リベット部分の内側からの拡大。 |
風防部の基台部への接合箇所は、 皮手袋をして指で丸くしてある。 |
縁巻きは切り口での怪我防止だけであるのではない。開口部の強度アップによる変形防止の役割も大きい。見た目も良くなる。
完成後重量の増加分を計測してみた。縁巻きされた廃材を加えてあるので重量は確実に増加しているはずである。
風防部と基台部、合わせて128g。
前回96gだったのでわずか32gの増加であった。
風防部+基台部 128g。 |
基台部のみ 60g。 |
風防部のみ 68g。 |
トランギア ツンドラ3ミニを載せてみた。 |
完成後、見た目に大きな変化はない。
しかし、開口部の強度が増し、全体的にしっかりした。基台部、風防部共に開口部はアルミの切り口がそのままで、少しフニャフニャしていたが、それが全く見えなくなった。また、少し手荒に扱っても変形しなくなっている。大きな改造ではないので、スタッキングにも影響はなかった
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