2021年11月13日土曜日

タッチペン用パームリジェクション・パッドの制作

2021.October.23.

  私の現在のメインPCは Linux Mint である。2012年に購入したWindows 7 搭載の富士通のノートPCのHDDが故障し、2019年に Windows 10 Pro 搭載の acer TravelMate Spin B1 を購入した。富士通のPCは内蔵HDDを換装し、Linux Mint をインストールした。Windowsが必要だった理由はたった2つ。ブラザーのプリンターDCP-J868NのCDレーベル印刷とカシオのネームランドがWindowsしか対応していないからである。(プリンターとスキャナはLinuxでも使えるが)

 過去記事のネットブックもそろそろ遅く感じてきていたので、ようやく念願のchromebookを購入した。
 acer TravelMate Spin B1 にはスタイラスペンが付属しており、タブレットモードでペンの使いやすさは驚きであった。しかし、今回購入したacer Spin 311はスタイラスペンには対応していなかった。もちろん指がペン代わりにはなる。しかし、もっと細いタッチが欲しい。

 調べてみると「Goulerタッチペン 極細」なるものがacer Spin 311でも使えるということが分かった。

自作パームリジェクション・パッド
自作パームリジェクション・パッド


 amazonからGoulerタッチペンが届いたので、早速使用してみた。すると自分の掌の底が画面に反応し、ペンの先が反応しない。掌を浮かすとキチンとペンは反応する。

タブレットモードでペンを使ってみた

掌の底が勝手に線を引いていた



 何か対策はないものかとgoogle先生に聞いてみたが、方法は見つけられなかった。唯一見つけたのは「二本指グローブ」なるものである。
 なるほど、掌と画面との間に何か絶縁物を挟めばいいだけの話である。二本指グローブは沖縄での使用は厳しいだろう。暑くてたまらない。他のもので代用できればいいと、手元にあるものでやってみた。

 もちろんタオルなどの布でもOK。できれば薄いほうが良い。ハンカチ一枚では駄目な時があった。均一の厚みでペン先が安定できる物はないか? しかも汗などを通さず、画面に負担のない物。
 ふと、机の上にある100均のマウスパッドを使用してみた。ネオプレーン製(ウエットスーツの片面ジャージ生地)の物である。ジャージ面(布)を画面側に、ネオプレーン(ゴム生地)側を掌側にする。これなら行けそうである。

 ただ、手元のマウスパッドはうぐいす色で汚れも目立つ。新しいものを購入してきた。 

マウスパッド
ダイソーのマウスパッド
(ネオプレーン製)

マウスパッド
マウスパッドのジャージ側

マウスパッド
マウスパッドのネオプレーン側


 最終確認として、買ってきたマウスパッドでタッチペンを使用してみた。

マウスパッドを裏返してタッチペンを使用

掌の跡は付かない


 そのままマウスパッドを使用しても良いのだが、それだけでは芸がない。二本指グローブ程ではないが、少しでも手に追従してくれればありがたい。
 そういえば、一年程前に100均で購入したシリコンのコードバンドがある。丁度指ほどの直径である。材質もシリコンなので画面を傷つけることもない。

シリコンコードバンド
100均で購入したシリコンのコードバンド

シリコンコードバンド
指よりひと周り大きい
(直径はある程度自在に変更できる)


 マウスパッドは大きいので、1/4のサイズにカットした。サイズ的に掌の底に合う。

マウスパッドをカットする


 コードバンドを小指に付けて、カットしたマウスパッドの上に掌を当て、位置を確認する。

右手とパッドの位置関係

パッドとコードバンドの位置


 マウスパッドにコードバンドを通すスリットを開け、コードバンドを取り付ける。これで完成である。

自作パームリジェクション・パッド
コードバンドを通すスリット

自作パームリジェクション・パッド
マウスパッドに取り付けたコードバンド

自作パームリジェクション・パッド
画面側

自作パームリジェクション・パッド
ペンを使用する状態

自作パームリジェクション・パッド
掌の内部

自作パームリジェクション・パッド
掌を持ち上げてもパッドは付いてくる。

 シリコンのコードバンドは柔らかくアレルギーの心配も少ないだろう。常に肌に密着しているのはこのコードバンドだけである。しかも緩めにしているので隙間も多い。マウスパッドは掌を画面の置いている時だけ掌の底に密着するが、少しでも掌を持ち上げると皮膚から離れる。それ以外は何にも覆われていないので汗もかきにくい。
 これ、意外とオススメかも? 自画自賛ではあるが自賛したい。

 ダイソーのシリコンコードバンドは3本で110円。今回買ってきたマウスパッドからは4枚材料が取れる。220円で3セットは作れる。1セット約73円。激安である。

 ちょっといたずら描きした物が下のスクリーンショットである。
 
下手な絵

 特にコードバンドで指が痛くなることもなかった。これでchromebookのタブレットモードの使用頻度が増すはずである。


 余談であるが、PCの周辺機器のOS対応がWindows中心なのが不満。もちろん一言でLinuxと言ってもディストリビューションの多さの為、すべてのLinuxに対応させる製品作りは厳しいだろう。CDレーベル印刷とカシオネームランド専用のWindows機をこれからも維持させ続けるのはスッキリしない。

 ちなみにchromebookはブラザーのDCP-J868Nのスキャナーとプリントアウトはwifiでの家庭内LANですんなり認識した。しかしGoogleのクラウドプリントのサービスの停止は残念である。他のOSのPC越しでの印刷ができなくなったのは痛い。


【追記】2021.November.13.

 ダイソーに寄る機会があったので、黒のシリコン・コードバンドを購入してきた。黒のマウスパッドにカーキのバンドよりは、黒で統一した方が見栄えが良いと思ったからである。

自作パームリジェクション・パッド
購入した黒のコードバンド

自作パームリジェクション・パッド
拡大

自作パームリジェクション・パッド
色の統一は必要だと思う

2021年11月8日月曜日

エブリイ DA17V 補助ミラー取り付け

 2021.September.12.
 amazonで車内用の補助ミラー「COLORBIRD 補助ミラー ベビーミラー 補助ルームミラー 車 ワイド バックミラー 赤ちゃん チャイルドシート」なるものを見つけた。

 実は走行中に後部で音がすると荷物が暴れているな?とは思うのだが、走行中にしっかり振り返ることができない。察知と確認し、停車して荷物を直すかそのまま走るか判断しにくい。その為以前から後方確認用のミラーが欲しいとは思っていた。¥1,000程度の商品なので購入してみた。

 オーバーヘッドシェルフの中央に取り付けてみたがミラーが小さい。まあしかし、これはこれで便利かな?と言う感想である。

 数日使用してみて、このミラーはサイドミラーの補助にならないかと考え、あと2セット注文してみた。

補助ミラー
車内用補助ミラー

補助ミラー
クリップ式のミラーである


 フロントピラーのハンドグリップに取り付けてみたが座りが悪い。角度がずれないように手持ちのポリカーボネート板をカットして接着した。更にクッションテープをクリップの内側に貼り付け、滑り止めを施した。

補助ミラー
ポリカ板を接着

補助ミラー
接着剤の上からタッチペンで黒く塗装

補助ミラー
滑り止めのクッションテープ


補助ミラー
加工終了

補助ミラー
これでグリグリ回らないはず


 左右のフロントピラー部のハンドグリップに取り付け、角度調整を行い完成。

補助ミラー
ピラー部のハンドグリップに取り付け


補助ミラー
クッションテープ貼り方が雑なのはご愛嬌

補助ミラー
右側

補助ミラー
外から見たところ

補助ミラー
斜め後方から

 もともとバイクに20年乗っていたので、未だに後方確認はミラーだけでなく、体を捻って目視する癖がついている。ただ、視界に入る情報は多いに越したことはない。そもそも純正のサイドミラー自体がもっと左右に広く映る凸面鏡であればいいのである。なぜ、メーカーは視野の狭いミラーを使用するのかが疑問である。内側は平面に近く、外側は広角用に局面をきつくしたミラーを付けてあれば事故は減るのではないか?といつも思うのは私だけだろうか?