2019年5月19日日曜日

HP Mini 110-4120TU Linux Mint 19.1 クリーンインストール

2019.April.09.

 長らく愛用の古いネットブック HP Mini 110-4120TU にインストールしていた Linux Mint 17.2 がサポート終了を今月迎えた。(平成31年4月現在)

 ※過去記事「ネットブック HP Mini 110-4120TU SSD換装」参照

HP Mini 110-4120TU
HP Mini 110-4120TU

 2012年に購入した7年前のPCである。購入直後の状態であるHDDにWindows 7 starter ではあまりに動きが悪かったのだが、上記の過去記事の通り、SSDにLinux Mintを載せてからはほとんどストレスなく使用できていた。出張や、車中泊時にもタブレットと違いキー入力が使いやすいので常に携帯してきた。

 果たしてこの古い低スペックPCに最新のLinuxをインストールできるのか?不安があったが、外付け光学ドライブでDVD-ROMから起動するとすんなり動いてくれる。期待半分、ダメ元半分でクリーンインストールすることにした。

 インストールするディストリビューションはやはり Linux Mint である。今回はxfceではなくMATEでチャレンジする。

 PCは32bitなので Linux Mint 19.1 MATE Tessa の32bitイメージを使用した。

HP Mini 110-4120TU
HP Mini 110-4120TU

 Linux Mint 19.1 MATE インストール後のシステムの状態をスクリーンショットしてみた。
 このPCには現在256GBのSSDを載せている。パーテーションを切っており、データ用の領域175GBはそのままにしてある。OS用の領域は約60GBである。
 PCのCPUはAtom N2600 1.6GHz/2コアの4スレッド、RAMは2GBを載せている。また、過去記事にも紹介してあるが、Wifiアダプタを載せ替えて、WifiとBluetoothが使えるようにしてある。バッテリーパックも大容量パックが2つある。まだまだ現役で使いたい。  

Linux Mint 19.1 MATE
システムの状態

Linux Mint 19.1 MATE
拡大

Linux Mint 19.1 MATE
ファイルシステムの状態

 ランチャーにはPlankを使用した。これが私には一番使いやすい。また、パネルは上部に配置し、自動的に隠すようにしている。ネットブックの小さい画面を少しでも広く使うためである。 デスクトップインジケータではデスクトップは2つ。あまり多くても使うことはない。Linuxを使うようになってWindowsでデスクトップを切り替えられればと思うことが度々ある。今のWindowsではできるようだが、Linuxのように素直に行かない。

Linux Mint 19.1 MATE
デスクトップの状態。
下に並んでいるアイコンがPlankランチャ。
カーソルを画面下に持っていくと現れる。

 早速Gimp2.10をインストール。

Gimp2.10
最新のGimp


HP Mini 110-4120TU
キーボード下のラベルも作り直した。

 アップグレード前に心配したPCの動きであるが、サクサクというほどではないが、さっくりと動いてくれる。起動時も早い。
 試しにシャットダウン状態からの起動時間を計測してみた。電源ボタンを押してログイン画面までに約27秒。パスワード入力してから起動完了までを含めると約46秒である。

HP Mini 110-4120TU
起動時のログイン画面のまで27秒。

HP Mini 110-4120TU
起動完了まで46秒。

 ちなみにシャットダウンはわずか5秒であった。

HP Mini 110-4120TU
シャットダウンはなんと5秒。

 ウイルススキャナーのClamTKや、ブラウザのchromium、Vivaldi、ライティングソフトのBrasero、k3b、その他いろいろ日頃使用してきたアプリケーションをインストールしている。
 ブラザーの複合機での印刷もできる。ほぼLinuxだけでことは足りるようになってきている。


 余談だが・・・この作業の直前に長年愛用でメインPCの富士通のテンキー付きノートPCのHDDが逝ってしまった。Windows買うのも癪なので、1TBのHDDを購入し載せ替えて、Linux Mint の64bitをインストールした。なのでLinuxのインストール作業は今月は2回目である。

 LinuxでCasio ラベルプリンターやブラザーのプリンターのCDラベル印刷ができればWindowsは必要ないのだが、Windowsとの完全決別はいつになるのだろうか?

2019年5月10日金曜日

Bluetooth レシーバーのクリップの修理

2019.March.12.


 長らく愛用のBluetooth レシーバー ELECOM LBT-AR120BK のクリップが壊れた。

 結構古い機種なので、経年劣化が原因と思われる。

LBT-AR120BK
ELECOM LBT-AR120BK

LBT-AR120BK
クリップの付け根からもげている。


 表面のゴム被膜もベタベタになっているので、全て剥がした。なかなかベタつきがひどく剥げないので、シンナーをペーパータオルに染み込ませて拭き上げた。

 更にクリップの基台もリューターで削り、平らにする。

LBT-AR120BK
クリップの基台を削った後。

 代わりのクリップに選んだのは下の写真の透明クリップである。「フィッシュクリップ」と言うらしい。

LBT-AR120BK
フィッシュクリップ

 フィッシュクリップをエポキシ系接着剤でLBT-AR120BKのクリップがあったところに接着する。

LBT-AR120BK
フィッシュクリップを接着。

 フィッシュクリップは紐通しの穴を少し出すように接着した。こうすればクリップだけでなく、紐で下げることもできる。

LBT-AR120BK
接着箇所の拡大。


 接着剤が硬化した後で黒のタッチペイントで接着剤がわからないように塗った。

LBT-AR120BK
黒のタッチペイントで接着部分の目隠し。

LBT-AR120BK
クリップを開いた状態。

LBT-AR120BK
クリップを閉じた状態。

LBT-AR120BK
ピカピカになった表面。

 これで完成。


 その後・・・。

 宮古島に遊びに来た息子にあげてしまった。ちゃんと使ってるかな?

2019年5月3日金曜日

ACアダプタの修理(テプラのACアダプタの修理)

2019.April.19.

 職場のテプラが動かない。つい先日は使えていた。コードを抜き差ししてみると一瞬起動しかかって落ちた。? 
 テプラ本体付近の電源コネクタを動かすと通電する。少しひねると落ちる。いろいろ試してみてコネクタ付近のコードがおかしいと判断した。


ACアダプタの修理
テプラの電源アダプタ。

 コネクタの首の部分のコードが怪しい。断線している可能性が高い。

ACアダプタの修理
コネクタの拡大写真①

ACアダプタの修理
コネクタの拡大写真②

ACアダプタの修理
コネクタの拡大写真③

ACアダプタの修理
コネクタの拡大写真④

ACアダプタの修理
コネクタの拡大写真⑤


 同僚の許可をもらい電源アダプタのみを持ち帰って修理することにした。 

 まずはリューターとカッターナイフで怪しい箇所の付近のプラスチックと皮膜を切り取った。

ACアダプタの修理
皮膜を除去する。

 原因はすぐに判明した。芯線の皮膜に亀裂が生じており、外側の網線とショートしていた。

ACアダプタの修理
芯線の白い被膜に亀裂ができていた。

ACアダプタの修理
わかりやすいように網線を右端に寄せている。

 芯線に断線はないようなので、ショート部分の修理を行う。手持ちの熱収縮チューブを切り開き、芯線の被膜の上から覆う。熱収縮チューブを元の筒状にするために瞬間接着剤で切り開いた部分を接着し、加熱収縮させる。

ACアダプタの修理
芯線の被膜の修理。

 さらにコードの皮膜を同様に修理し、加熱収縮させる。

ACアダプタの修理
外側の被膜の修理。

 電源アダプタのラベルでは、定格DC出力は11V。修理の終わったコネクタ側で測ってみると11.2V。電源アダプタ自体は故障していない。

ACアダプタの修理
電源アダプタの定格出力は11V。
テスターで測ると11.2V。

 これで修理はほぼ完了。あとは、コネクタの首を補強するだけである。

 当初切り取ったコネクタの首を接着し、一回り太い熱収縮チューブで覆う。

ACアダプタの修理
最初に切り取ったコネクタの首を接着する。

ACアダプタの修理
更に一回り太い熱収縮チューブで覆う。

 熱収縮チューブがはずれないように、修理箇所全体をエポキシ系接着剤で覆う。

ACアダプタの修理
エポキシ系接着剤。

ACアダプタの修理
修理箇所全体をエポキシ系接着剤で覆う。
実はこのあと、タッチペイントで黒く塗ったのだが、写真を撮り忘れてしまった。

 
 翌日、職場に持っていき、テプラに使用した。今度は異常なく使えたが、コードを太くし過ぎたようで、テプラ本体のコードを通す溝に入らなくなってしまった。少しガタガタするが使えなくはない。次から修理するには本体も持ち帰るべきと反省した。

 後日、本体のコードを通す溝の爪をディスクグラインダーでカットし、対応した。