2021年5月28日金曜日

カメラバッグ用デジタル湿度計

 2021.April.22.

 数年前からカメラバッグに湿度計が欲しくてホームセンター等を物色していた。安くて小さいものが見つからない。ふとAmazonで良さそうなものを見つけた。

4個ミニ液晶爬虫類デジタル摂氏華氏温度計湿度計冷蔵庫冷凍庫テスターリザードスパイダーカメテラリウムタンク温度湿度計検出器-50〜+ 110℃」である。

 私が購入した時は、4個セットで900円であった。1個225円である。ただし、爬虫類の飼育ケースの温湿度管理用の商品らしい。4個中1個だけは電池が入っていたが、3個は電池なし。LR44を100均で購入し、セットした。

カメラバッグ用デジタル湿度計
温度湿度計検出器-50〜+ 110℃

カメラバッグ用デジタル湿度計
温度湿度計検出器-50〜+ 110℃

 内部のセンサーの為の空気穴は裏面にしかない。飼育ケースの蓋に丸穴を開けて取り付ける為の温湿度計なので仕方ないが、私は裏面をバッグの内側に貼り付けたい。とりあえず分解し、構造を理解して側面にも空気穴を開けた。


カメラバッグ用デジタル湿度計
分解した。液晶が外れるので注意。

カメラバッグ用デジタル湿度計
本体側面。ここに穴を開ける。

カメラバッグ用デジタル湿度計
側面にドリルで開けた穴。

カメラバッグ用デジタル湿度計
表示状態

カメラバッグ用デジタル湿度計
4個ともズレはわずか。


 ベルクロテープを温湿度計の裏面に接着し、完成。ただし、電池交換用の蓋の位置には注意する。カメラバッグ内面にもベルクロテープを接着。

ベルクロテープは半分の幅にカットした。

カメラバッグの内側にも
ベルクロテープを接着

接着剤が硬化するまで仮留め。

カメラバッグに取り付け。

こちらのバッグにも。

 耐久性は不明だが、これから高温多湿の梅雨と夏が来る。カメラバッグにもシリカゲルと温湿度計があると安心である。


 こんな工作をしている暇があったら、カメラを持って出かけたい。早くコロナが収束して欲しいものである。

2021年5月18日火曜日

エブリイ助手席テーブル(シートバック・テーブル)

 2021.March.07.

 車中泊の際、助手席は畳んで、荷物置きにしている。そのまま荷物を置いても良いのだが、シートバックが汚れるのも嫌だし、荷物の座りも悪い。他の方が工夫しているのを真似てシートバックテーブルを作ってみた。

シートバック・テーブル
シートバック・テーブル


 材料はフルフラット化の床板に使用した「赤松パネル材」である。ホームセンターの方に聞いたら「床材」とのことではあるが、軽いが柔らかい材質なので硬いものをぶつけると簡単に凹むが、香りは素晴らしく良い。
 接合した時にピッタリの噛み合う実(サネ)部もあり、パネル材だけて接合した時にズレが起きない。接合部には木工用ボンドを使用した。

シートバック・テーブル
手前2方向にある段が雄実(オザネ)。

シートバック・テーブル
こちら側が雌実(メザネ)。

 パネル材4枚を平行に接合し、テーブルの天板にした。接着剤が乾燥してからシートバックのサイズに合わせてカットする。薄材の細かい加工はDREMEL SAW-MAX が便利。切り口がささくれない。


シートバック・テーブル
大体でカットし、接着剤で接合する。

シートバック・テーブル
接着剤が乾いてから
正確なサイズに切り出した。


 ヘッドレストの付け根の部分は、シートバックの上部が傾斜しているのでその角度に合うよう傾けて取り付けた。
 後部座席と前席との移動を考えて、角は丸くカットし、サンダーで丸みをつける。

シートバック・テーブル
ヘッドレスト部の角度に
合わせて傾斜をつける。

シートバック・テーブル
角は丸くした。


 エブリイの助手席はシートバックを倒しても、水平にはならない。ヘッドレスト側が高くなる。シートバックの背面に板を付けただけでは傾いたテーブルになる。木材の端材で高さ調節用兼ショックコード固定用の下駄を履かした。これでぼぼ水平になる。

シートバック・テーブル
シートバックは水平にならないので、
下側には端材で高さをつける。

シートバック・テーブル
横から見るとこんな感じ。

シートバック・テーブル
シートバックの上部の角度

シートバック・テーブル
上部の状態


 助手席を一番後ろにスライドするとテーブルと後部の床材が干渉するが、まあ、ほとんど一人使用なので問題ない。着けたままでも、助手席のシートは結構後ろまでスライドできている。

シートバック・テーブル
シートバックを起こした状態

シートバック・テーブル
フルフラットの床との間隔。


 ヘッドレストの付け根の板も体に接触することもなく、問題はない。

シートバック・テーブル
シートバックの上部(前から)

シートバック・テーブル
床板との隙間

シートバック・テーブル
ヘッドレストの取り付け方
前後に楕円の穴にしたのは、テーブルに
乗った時にヘッドレストの付け根に
重さがかからないようにするため。

シートバック・テーブル
テーブルの裏側

シートバック・テーブル
取り付けはフック付きショックコード

シートバック・テーブル
テーブル使用時

シートバック・テーブル
運転席から見た状態

シートバック・テーブル
シートを前にスライドし、ヘッドレストを
グローブボックスの下に押し込むと
ぼぼ水平になる。

シートバック・テーブル
通常の状態

 日頃の通勤も後部座席はフルフラットのままである。助手席のシートバック・テーブルも取り付けたまま。車中泊時はこのテーブルはクーラーボックスや着替えのバッグなどの荷物置きにする予定である。これまでもそうしていた。


 軽キャンパーをネットでよく閲覧しているが、荷物のない状態ではオシャレで使い勝手の良い車が多い。でも実際に出かけてみると荷物の置き場に悩む。着替えに食材、クーラーボックス、カメラ、ノートパソコンなど。皆どうしているんだろう? ひとりでも多いのにふたり旅なんてしたら置き場がないのではなかろうか? 七不思議である。

2021年5月12日水曜日

カメラ液晶フードの改良

 2021.April.22.

 過去記事「PENTAX Qシリーズ について」で紹介した通り、Q7とQ-S1が新たな機材として増えた。夏場に液晶が見えなくなる対策としてもう一つLCDフードが欲しくなった。次は自作ではなく、以前からAmazonで狙っていたゴム製の物を手に入れた。

MercuryGo 液晶ビューファインダー拡大鏡 3倍 ユニバーサル LCDファインダー拡大鏡 - 3.0インチ (3.0インチ)」という商品である。

カメラ液晶フード
MercuryGo
液晶ビューファインダー 3.0インチ

カメラ液晶フード
MercuryGo
液晶ビューファインダー 3.0インチ

カメラ液晶フード
MercuryGo
液晶ビューファインダー 3.0インチ




カメラ液晶フード
LCD取付用の基台も付属していた。

カメラ液晶フード
基台下部はLCDに両面テープで固定し、
爪で取り付ける。


  
 早速、Q7に合わせてみたのだが、ピントが合わず目にキツイ。接眼レンズを変えてみようと手元のレンズを探してみると、100均のルーペがぴったりサイズだった。

100均のルーペ
100均のルーペ

100均のルーペ
100均のルーペを分解


 レンズの直径も同じ、度が少し低いので交換してみるとピントも合い、目に優しい。シンデレラフィットという言葉通りである。フードから外したレンズは100均ルーペにそのまま使えた。
 ちなみにこりルーペは数年前に購入したもので、現行商品にあるかどうか不明である。


 フードの取り付けはプラスチック製の取り付け基台を両面テープでカメラもしくはLCDに貼り付ける。爪の付いたフード側の基台をスライドさせて取り付ける方式である。しかし、QシリーズのLCDはカメラギリギリのサイズであり、LCDをきちんと覆うようには付けられなかった。フードの基台の方が大き過ぎる。

 100均で髪留め用ゴム紐を購入し、ゴム紐で固定することにした。

 まずは、フードにリューターでゴム紐を通す穴を開ける。
 
カメラ液晶フード
ゴム紐を通す穴を開けた。



 ゴム紐を通し、何度かQ7に同紐を回すと上手く行くか検討した結果、片側はゴム紐、反対はステンレス針金のフックにすることにした。

 ステンレス針金を下の写真の形に成形する。針金の切断面は研磨した。

カメラ液晶フード
ゴム紐を掛けるフック。


 ゴム紐を通す穴にフックを通す。反対側にはゴム紐を通す。ゴム紐にはコードロックを付けて、テンションの調整とフックからゴム紐を外し易くした。

カメラ液晶フード
フードの下側がフック

カメラ液晶フード
反対側はゴム紐。

カメラ液晶フード
フック端の長さはLCDに傷を付けない長さに

コードロックをつけてテンションの調整と
取り外し易さを向上

カメラ液晶フード
Q7にフードを付けた状態。上から。

カメラ液晶フード
Q7にフードを付けた状態。下から。

カメラ液晶フード
フードを伸ばした状態。

カメラ液晶フード
フードを畳んだ(潰した?)状態。

カメラ液晶フード
フードの接眼レンズ越しのLCD画面


 過去記事「PENTAX Q-10 LCDフード」で紹介した自作アルミ製LCDフードも現役である。

自作アルミ製LCDフード

 自作アルミフードの重量は109g。ゴム製改良フードは68g。重量は6割程である。収納サイズは半分になった。

 自作アルミフードの方が頑丈で、使い易いが、軽量化とコンパクトに持てるのは新しく購入したフードである。軽さを求める時には新しいフード、それ以外は自作フードなどと使い分ける予定である。