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2017年6月17日土曜日

愛車 スズキ ジムニー JB23W フロントガラスにヒビ

2017.June.06.

 朝、出かけようとして車に乗ると視界に違和感。

 太い蜘蛛の巣でも付いたか?と思い車外に出ると、フロントガラスにヒビが!


ジムニー フロントガラス ヒビ
運転席に座って見て、右下からハンドル上辺までのヒビ。

ジムニー フロントガラス ヒビ
写真ではガラスの左下から右上までのヒビ

ジムニー フロントガラス ヒビ


 うーん。これは痛い。DIYでの修理は不能である。

 平成13年8月に初年度登録の車であり、中古で購入後、平成15年から乗り続けている愛車である。現在走行距離は14万3千キロ。

 ただ、去年夏の車検ではフレーム前部に錆穴があり、次の車検は厳しいとの話も受けている。現在は大きな不具合はないが、急な坂道の登りでたまに瞬間的に加速が抜けるのと、車体あちこちの錆、足回りの遊びが大きくなっている、ワイパーのアームの下部のリンクの軸受けが削れて穴が広がっているなどの問題はある。



 ネットで原因を調べてみるとスズキの車は古くなるとフロントガラスの周辺の板金の錆が膨れてガラスが割れることがあるらしい。
 沖縄は台風時に山の頂上まで潮風が吹き荒れる塩害のひどい地域である。錆との戦いである。アンダーコート、グリスコートは必須なのは沖縄の常識となっている。

 板金をはじめフロントガラス交換等、修理をすれば乗れるが、10年以上の車なので税金の上昇、修理の費用対効果を考えると限界のようだ。

 次の車を探し終わるまでは頑張って欲しい。

2017年2月25日土曜日

エアコンルーバーの修理 ジムニー JB23

2017.Feb.25.

 愛車ジムニーJB23のエアコンルーバーのフィンが壊れていた。
 左右の風向を変えようとしても内部の縦のルーバーが揃って動かない。

ダッシュボード中央の2つの吹き出し口がおかしい。

横向きの風向調整ルーバーがキチンと動かない。


 ルーバーを外してみた。

 センターのルーバーはルーバーの左右からマイナスドライバや内装用レバーで少しずつコジルと手前に浮いてくる。そしてそのまま手前に抜き取ると外れる。

内装用のレバーで左右からコジリ、手前に抜き取る。
まずは左側。

次に右側。

ルーバーを外した後の吹き出し口の状態。
手前側のボッチは上下調整用の軸。
奥側のボッチは上下の可動範囲を決めるもの。

ルーバーを外した後の吹き出し口の状態。
右側は中心軸のボッチのみである。

 外したルーバーの裏から見ると縦のフィンを連結している。プラスチックの棒が折れている。プラスチックの連結棒は触ると脆くバラバラになってしまった。樹脂部品の経年劣化による限界だろう。初年度登録が平成13年の車である。今が平成29年だから16年。紫外線の強い沖縄なので仕方ないかもしれない。(納得はできないが…。)

取り外したルーバーを裏から見た。

2つともフィンの連結棒が割れている。

左側の中心軸の皿状のプラスチック部品も
バラバラに割れている。

右側の中心軸は被害なし。
  以前も、ルーバーの上下が緩くなり振動で上向きになってしまったことがあり、ルーバーを外したことがある。ルーバーの左側の中心軸の穴には皿型(シルクハット型)のプラスチック部品が入っていた。その部品がボロボロになっている。

 うーん。重症である。
 
砕けた中心軸の皿状の部品。

吹き出し口左の2つのボッチとルーバーの穴の関係。

 ダメもとで修理を続行した。

 中心軸の穴径は約8mm。2mm厚のゴム板を加工し、3枚重ねでアロンアルファで接着し部品を作ることにした。

中心軸の穴の径は約8mm。
  手持ちのポンチに7~8mmは無かったので軸穴に入る部分を9mmで、座金になる所を12mm、中心の穴を3mmのポンチで2mm厚のゴム板を抜き取る。
 12mm径のものは「コの字」に穴を開け、3mm径の穴を開けた9mm径のものはリューターとダイヤモンドビットで四角い穴に広げる。四角い穴にする理由は吹き出し口の左の中心軸のボッチが四角いからである。9mm径のゴム板は瞬間接着剤で2枚を貼り合わせ、リューターで外周を削り8mm径の穴に入る大きさにする。最後に12mm径の物を貼り合わせ皿状の部品は完成。

上からポンチは12mm、9mm、3mm径。
2mm厚のゴム板を使用。

完成した皿状の部品。
これはゴムだが、本当の純正はプラスチック製である。


 次にフィンの連結である。元は細長いプラスチック板に穴が開いており、その穴にフィンの凸部が入り、凸部の端は釘の頭のように潰されて抜け落ち防止になっていた。
 この頭を利用して細いステンレス針金を首に巻いて修理した。頭があるので針金が抜けない。
 
 フィンの間隔を何度も見ながら針金を巻いたが、出来上がってみると間隔がおかしい。針金を巻くので、首をラジオペンチで締める時にどうしてもズレてしまう。失敗である。フィンの凸部を折らないように針金を外すのは嵌めるより難しかった。


ステンレスの針金で頭の付いた凸部を連結。
(この写真は間隔がおかしくなった失敗例。)

 1回目の失敗から針金を弓型に余裕を持って巻いてみた。この弓部の角度を変えるとフィン同士の間隔は調整できるからだ。


ステンレス針金は間隔を調整できるように、
あえて弓なりに余裕を持たせている。

弓の角度を変えてフィンの間隔を調整する。
今度は上手くいったので、残りのルーバーも針金を巻き、間隔の調整を行った。


 修理が終わったルーバーを車に取り付ける。

 注意するポイントは吹き出し口の左にボッチからルーバーを嵌め込むことである。右からでは皿型の部品を壊してしまう。これは純正でも同様である。
 左側を嵌めたら右側を少しずつ押し込む。パチッと嵌れば上下に動かしてみて、キチンと動けば完成。

ルーバーの嵌め方は、
①左から中心軸を合わせる。
②右側を押し込む。
※右から入れると皿型の部品が破損するので注意。

2つとも嵌め込んで修理完了。
ルーバーの表面も大分くたびれていますが、上下左右きちんと風向が調整できるようになったので修理完了。

 今回使用した工具は、
 1. 内張用レバー(エーモン製)
 2. 打ち抜きポンチ 数種
 3. リューターとダイヤモンドビット数種
 4. ピンセット
 5. ロングノーズ(ラジオペンチ)

 使用した材料は、
 1. 2mm厚ゴム板
 2. 1mm径ステンレス針金
 3. 瞬間接着剤
 である。


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2017年1月15日日曜日

ジムニー JB23 マフラーからの異音 修理ついでに再塗装

(作業したのは)2010.Jan.13

 走行中、ふとした時に車体の下からカラカラと音がするようになった。

 帰宅後、下にもぐってみてみたが、特に異常はない。いろいろゆすってみても音は出ない。


 数日放置していたが、やはりカラカラ音がする。しかも頻度が多くなった。

 
 休日にもう一度車体の下に潜って確認。ようやく音の出る個所を特定した。車体中央の排気管の繋ぎ目である。
 分解してみるとガスケットが入っている。

 よく調べてみるとガスケットのへたりなのか、ガスケットの内側に来る排気管の突き出しが、相手の排気管の内部に接触して音が出ているようだ。
 サンダーで突き出しを少し削って音の出ないことを確認した。

 とりあえずこの日はガスケットを注文した。


音の出るようなった原因箇所。

後ろの排気管を外したところ。

 
 数日後、部品が到着。排気系統を外すついでに耐熱塗料で再塗装しようと、シルバーの耐熱塗料も購入した。


 触媒管はボルトの膠着で外せなかったが、それ以降はすべて外せた。

 問題の箇所のガスケットを新品に交換するとともに、先日削った排気管の突き出しをきれいに削り直し、耐熱塗料で再塗装。

消音器のタイコ部分。

塗装後の消音器。

問題の突き出しが当たる相手部分。

外せなかった触媒も
外から塗装。

手前の突き出しが接触して音が出ていた。

乾燥中。

この突き出したパイプがガスケットのへたりで
相手の排気管に当たる。

左が新品のガスケット。
右が外した古い物。

 この修理は2016年現在から6年前に行った作業である。その後、カラカラ音はしていない。

2016年10月25日火曜日

JB23 フロント・ウインカー・バルブの交換

2016.Sep.24

 昨晩、一瞬のウインカー灯りが明るくなったと思ったら、右だけハイフラッシャーに。
あっ。バルブが切れたな。と思ったので帰宅後確認すると、前部右の方向指示器のバルブが点かない。

 ボンネットを開けてソケットを抜き取る。

エンジンルーム内のヘッドライトアッシの
裏側にソケットがある。

左の大きいのがヘッドライトバルブ。
右奥のカプラーがウインカーバルブ。

 外してみるとバルブが黒い。こりゃ玉切れだ。


切れたバルブを外した直後。

バルブのガラス内面が黒銀色に変色している。
だいたい切れたバルブはこんな状態になる。

 切れたバルブは12V21Wのカラーバルブである。
手持ちのバルブにはカラーバルブはない。とりあえず12V23Wの同型のバルブで代用しよう。

 ただ、ウインカーレンズはクリアである。バルブを着色するしかない。

 マジックでオレンジにバルブのガラス面を塗って、ソケットに嵌めてみた。


 ところが、どうしてもソケットにバルブが入らない。

 何で? どうして?

 切れたバルブと、手持ちの着色バルブをよーく見比べてみると、何か違う。

 バルブの口金に飛び出している出っ張りの位置が微妙に違う。

 こんな夜中に店も開いてないので、ひとまず諦めた。



 翌日は土曜日。
 行きつけのイエローハットに直行。

 で、あったあった。「ターンシグナルランプ 12V21W 口金ピン・角度違い」

 ほう。「角度違い」と言うのか・・・。


 切れたのは右側だけだが、だいたい灯火類は左右同程度の使用時間である。私は片側が切れると必ず両方交換して、切れていないバルブは非常用に車の工具箱に入れる。
 たとえ古いバルブでも出先で非常時の交換用に使えるからである。

小糸の
「ターンシグナルランプ 12V21W
口金ピン・角度違い」



 「口金ピン・角度違い」とは下の2枚の写真を見ると明解である。

左のクリアバルブが通常の口金。
右のイエローバルブが角度違い。

バルブの口金の中心から赤い線を引いてみると、
このように一目瞭然。
パッケージに明記されている通り、本当に「角度違い」である。

 なぜ「角度違い」なんて厄介な物があるのか? 疑問に思って調べてみた。

 バルブメーカーの株式会社小糸製作所の

トップページ > ランプの基礎知識種類と特性 > 主な白熱電球(金属口金付タイプ)の種類
http://www.sp.koito.co.jp/lamp/type03.html

に答えがあった。

 なるほど、着色バルブが必要な場所に、クリアバルブを間違って使用しないように角度違いにしているようだ。

 デザイン的にお洒落なクリアレンズは、いざという時応用の利かない不便なレンズであるようだ。
個人的には昔のイエローレンズでもいいのだが。



 そういえば、フロントのウインカーバルブの交換は初めてのような気がする。
ヘッドライトバルブと、テールランプ、バックライト、サイドウインカーはもう何回か交換しているが、角度違いなんて口金は初めて経験したと思う。

 ということは、私がJB23を中古で購入して以来、14年。新車からだとすると15年以上頑張ってきたバルブかもしれない。長いことお世話になりました。

2016年9月23日金曜日

JB23 ブレーキドラム再塗装


(作業したのは)2010.Aug.04
PCの古い写真からの記録。

 JB23のリアのブレーキドラムがさびさびで汚くなっていた。

 錆落としと再塗装を行った。
 

 まずはタイヤにストッパーを噛ませ、サイドブレーキを解除し、フロアジャッキでリアを持ち上げて馬を噛ます。ホイルを外してブレーキドラムのネジ穴にボルトを嵌め込んでいくとブレーキドラムが外れる。
 サイドブレーキを引いていると、ドラムとブレーキシューが噛み込んでいるのでドラムは外れないので要注意。

我が家の駐車場での作業風景。
作業場所はほぼフラットだが、その先は下りなので少し怖い。
タイヤストッパーだけでなく、前輪の前に外したタイヤを置いている。
最後の砦は家内の車( ゚Д゚)ゴメン。

ちなみにマッドフラップは自作です。スズキスポーツより少し大きめ。
これがないと後続車に失礼だから。

 ブレーキドラムを外したついでに、ブレーキ内部をエアガンで清掃。ドバっと粉が舞い上がるので注意。同時にライニングの厚みをチェック。

ブレーキドラムの内部。

 法律では、ブレーキ系統は所有者もしくは整備士の資格がないと整備不可とのこと。自分の車は自分でやれるので法的にも大丈夫。


 サンダーにワイヤーカップを取り付け錆落とし。その後パーツクリーナーで洗浄し、塗装。

 ここでふと、いたずら心が湧き上がってしまった。

 私のJB23はブルー。どうせ塗るならブルーにしちゃえ。

思い付きでブルーに塗装。

塗料が乾いてから、組み上げて終了。


 の、はずだったが、リアのドラムをブルーにしたので、フロントのディスクブレーキのキャリパーもブルーにしてみた。なんちゃって社外品だ。



 後日談。

 それから数か月後。
 仕事帰りよく寄るコンビニで缶コーヒー片手に一服していると、隣にスポーツカーを止めた若いお兄ちゃんが私のジムニーを見ている。ジムニーを一周しながらしゃがみ込んだ。
「どうかしましたか?」
と尋ねると、
「ブレーキは社外品ですか?」

塗り直して数か月も経つと、私自身が忘れていた。
「いえいえ、実は・・・」
と説明して知らないお兄さんと二人で笑いました。
なんだかほっこりした雰囲気に和みました。

2016年9月17日土曜日

JB23 エアコンパネル、コンビネーションメーター、リアデフォッガースイッチの滅灯

(作業したのは)2010.Jan.30.

PCの写真を浚っていたら、JB23のパネルの電球交換をした時の写真が出できた。

 電球が切れたのは、
 1. スピードメーターの電球 × 1
 2. エアコンスイッチパネルの電球 × 1
 3. リアデフォッガーのバックライト × 1
 であった。

 まずはメータークラスタパネルを取り外す。コンビネーションメーターのすぐ上に2つのネジがある。ショートスタビ(超短いドライバ)があると便利。
 このネジ以外はプラスチックの爪で差し込まれているので、注意しながら手前に引き抜くと外れる。

 次にコンビネーションメーターは4本のネジで留められている。

 作業は、ステアリングホイールを外すとやり易いが、ここは要注意。

 エアバッグのインフレータモジュールがあるので、安易に作業するとエアバッグが爆発するらしい。
 運転席で工具を手にしたままエアバックが展開すると、工具が顔面に致命傷を与える危険性が高い。また、インフレータモジュールはいじり防止のトルクスネジで留められているのでいじり防止用トルクスレンチを持っていないと外すこともできない。

 マニュアルには「エアバッグ及びプリテンショナの動作が考えられる作業を行う時は、IGスイッチをLOCK又はバッテリを取り外したのち、90秒以上経過してから作業を行うこと」と明記されている。

 私はビビりなので、キーをロックの状態で抜き取り、さらにバッテリの端子を外し、ビニルテープで絶縁した後、30分以上放置して作業を始めた。

 エアバッグ関連は興味本位ではいじらないこと。これだけは要注意。外したインフレータモジュールの端子をテスターで安易に触って暴発した事故があったとも聞いている。

 基本、「いじり防止トルクス」はメーカーとしてはこれから先は触るな!という意思表示である。自分の知識と技能、自己責任が取れない場合は触らないこと。万が一の場合もメーカーおよび販売店には一切責任はない。

メータークラスタパネルのネジ。

メータークラスタパネルを外した状態。

ステアリングホイールを外した状態。

 途中の写真は作業に熱中したため撮り忘れています。ごめんなさい。 

 スピードメーターパネルとエアコンのコントローラパネルの電球は簡単に交換できました。
 注意点は、電球の緑のキャップを破らないように入れ替えるだけ。


 リアデフォッガーやフォグランプ、ハザードスイッチの電球は基本交換を考えられていないようで、スズキで聞いてもスイッチ丸ごとの交換になるとのこと。1個数千円で購入を断念した。

 で、スイッチ内の電球が交換できないものかとスイッチを取り外して分解してみた。

 内部には麦球がふたつ入っていた。ひとつは夜間照明用のバックライト用。もうひとつはスイッチをオンにした時の表示ランプである。

 
スイッチを分解した内部。
左右の電球はひとつはバックライト。
もうひとつはスイッチオン状態の表示ランプ。

 テスターで調べて、断線している麦球をソケットごと抜き取ってみた。

 麦球は緑のキャップを被せられ、ソケットに差し込まれ、電球の端子を折り曲げて固定されているだけである。

ソケットから電球を外したところ。

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 ホームセンターからメーターパネル用のソケット付き麦球を数種購入していたので、ほぼ同サイズの麦球と交換することにした。

上の麦球がホームセンターで購入したパネル用麦球。
右下は、切れた麦球とソケット。
ソケットの基部から麦球の足が出ている。
上の写真の一部拡大。

 新しい麦球に、切れた麦球の緑の帽子を付け替え、ソケットに取り付ける。

緑のキャップがないと、スイッチの光の色が
電球の色になってしまう。
しっかりしたピンセットがあると作業しやすい。





 麦球交換後はテスターでスイッチの通電状態を確認し、元通り組み上げて終了。

 すべての電球が正しく作動するようになった。