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2022年3月31日木曜日

カメラバッグの内仕切りの制作(100均のカラーボードとEVAシート使用)

 2021.December.25.
 過去記事「PENTAX Qシリーズ について」にて紹介した通り、現在PENTAX Q10、Q7、Q-S1を所有している。ほぼ毎日携帯しているのはQ7になっている。

 これまで使用してきた「PENTAX Q-10 バッグ」の中身をQ10からQ7に入れ替えただけである。Q10は液晶の四隅が変色してきているが、撮影には問題はないので自宅の机上に100均のミニ三脚を取り付けたままケース無しで置いている。このプログ用の撮影は主にQ10を使用している。

Lowepro ノバ160AW II
制作したカメラバッグ内仕切り


 Q-S1はデシケーターの中に保管しており、ほとんど使用していなかった。せっかく購入したのだから「Kマウントレンズ用アダプターQ」専用カメラと言うには勿体無い。Q7とQ-S1が入るカメラバッグを探していた。

 Amazon で 「Lowepro ノバ160AW II」を購入した。

Lowepro ノバ160AW II
Lowepro ノバ160AW II

Lowepro ノバ160AW II
ノバ160AW IIの中


 ベルクロテープで固定できる純正の中仕切りも付属していたが、Qマウントレンズの仕切りには大きすぎた。

 100均でカラーボードとEVAスポンジシートなるものを購入してきた。カラーボードは硬めの軽量発泡樹脂で、EVAスポンジシートは柔軟性のあるシートである。

カラーボード
カラーボード

EVAスポンジシート
EVAスポンジシート


 接着はボンド ウルトラ多用途SUソフトで大丈夫だろう。

ボンド ウルトラ多用途SUソフト
ボンド ウルトラ多用途SUソフト



 開封して初め分かったのだが、カラーボードは2色のボードを貼り合わせたもので片面ごとに色が違う。これは少し残念であった。

カラーボード
2色のボードを
貼り合わせたものだった


 カメラバッグの内寸を計測し、PENTAX Qシリーズ用のレンズの収納状態を考慮し、設計しカラーボードをカットする。

 なるべく水色の面を表にして貼りあせて組み上げた。

カメラバッグの内仕切り
カメラバッグの内仕切りの組み立て

カメラバッグの内仕切り
仕切りの完成状態


 カメラバッグの内仕切りが完成したので、バッグ内に収めてサイズ微調整をする。

 次に、内仕切り上部の蓋を取り付ける。蓋にはPENTAX Q7とQ-S1がレンズ付きで乗る。さらに蓋の下からレンズを出し入れしやすいように、柔らかい素材であるEVAスポンジシートを蓋の材料に選んだ。

カメラバッグの内仕切り
蓋の取付状態

カメラバッグの内仕切り
こちらは開口部

カメラバッグの内仕切り
めくるように開ける。

EVAスポンジシート
蓋のEVAスポンジシートは
二つ折りにして貼り合わせてある。


 接着剤が充分に乾いてからカメラバッグに挿入した。これでバッグの中は二階建てとなり、下にはレンズ類、上はカメラ2台が収納できる。

Lowepro ノバ160AW II
仕切りの蓋を閉じた状態

Lowepro ノバ160AW II
仕切りの蓋を開けた状態

Lowepro ノバ160AW II
下にはレンズ3本以上

Lowepro ノバ160AW II
上にはPENTAX Q7とQ-S1が
レンズ付きで収納可能

 カメラバックの手前のファスナー付きポケットにはバッテリーやフィルターが収納できる。レンズ以外にシリカゲルやLCDフードも収納できた。

 PENTAX Qシリーズならば2台持ちで携帯できるようになった。ますます楽しくなってきた。

2021年12月1日水曜日

助手席テーブルの肩に小型雲台(SLIK SBH-61)を設置

2021.September.20.
 以前、安い三脚の雲台を自由雲台にしようとしてamazonで購入した小型雲台がある。雲台を購入した後で、三脚の雲台が取り外せないことに気づいた負の遺産と言えるものである。情けない。購入した自由雲台は小型カメラ用の「SLIK SBH-61」。小型ミラーレスやコンパクトカメラ用のしっかりした製品である。PENTAX Qシリーズ用にと購入したものである。

最近ドライブレコーダーを車載したこともあり、景色のいい道などのドライブ風景を動画で撮影できればいいかな?と考えた。Youtubeに投稿するなどとおこがましい事は考えてはいないが、ついでに車内の様子も撮影するのもいいかも?と欲がもたげて来た。その時、そういえば使っていない雲台があったなと思い出したのである。
 
SLIK SBH-61
雲台を取り付けた


 カメラ用のネジのピッチ一般のISOネジとは異なるので、はamazonで「ノーブランド品  2ペア入り プロ 1/4インチ マウントネジアダプタ 三脚ネジ」を購入した。

 取り付け位置は助手席テーブルの右肩である。ほぼ車体中央に位置している。テーブル使用時に背もたれを前傾させると使えないが、ヘッドレストを外さなくても背もたれは畳めるので、邪魔にはならない。

助手席背面テーブル
助手席背面テーブル


 背面テーブルに加工するので、一度テーブルを取り外す。

助手席背面テーブル
背面テーブルを取り外し加工する


 右肩部にドリルで穴を開けて三脚ネジを取り付ける。ネジに付属のプレート状の雌ネジをつけてみたが、これでは雲台に入る突き出し量が少ないようである。もともとドリルで開けた穴は三脚ネジの径ギリギリなので緩む心配はない。付属の雌ネジは使用しないことにした。

助手席背面テーブル
木材なので加工しやすい

助手席背面テーブル
三脚ネジの雄ネジを穴に通す

助手席背面テーブル
雄ネジの突き出し量

助手席背面テーブル
付属の雌ネジ

助手席背面テーブル
雌ネジを取り付けると
突き出し量が少なすぎる

SLIK SBH-61
小型自由雲台 SLIK SBH-61

SLIK SBH-61
別の角度から


 ここまで出来れば自由雲台を取り付けるだけである。自由雲台はロックノブを緩めると角度だけでなく回転もできる。ノブを閉めれば一発で固定される。極めて便利な雲台である。欠点といえば微調整が難しいところ。一眼レフくらいの重量があればロックした後でも自重で心持ち角度が変わるので、その分を考慮してロックする必要がある。

SLIK SBH-61
背面テーブルに取り付けた自由雲台

SLIK SBH-61
テーブルをシートバックに戻す

SLIK SBH-61
未だ現役のPENTAX Q10


 早速、PENTAX Q10を取り付けてみた。

車載雲台
完成

車載雲台
走行中の振動はどれくらいだろうか?


 うん。なかなかいい感じ。

 あとは実際に使用してみた感じがどうなるかではあるが、コロナの影響で外出自粛のため、撮影するのは後日になりそうである。ゴメンナサイ。

2021年5月12日水曜日

カメラ液晶フードの改良

 2021.April.22.

 過去記事「PENTAX Qシリーズ について」で紹介した通り、Q7とQ-S1が新たな機材として増えた。夏場に液晶が見えなくなる対策としてもう一つLCDフードが欲しくなった。次は自作ではなく、以前からAmazonで狙っていたゴム製の物を手に入れた。

MercuryGo 液晶ビューファインダー拡大鏡 3倍 ユニバーサル LCDファインダー拡大鏡 - 3.0インチ (3.0インチ)」という商品である。

カメラ液晶フード
MercuryGo
液晶ビューファインダー 3.0インチ

カメラ液晶フード
MercuryGo
液晶ビューファインダー 3.0インチ

カメラ液晶フード
MercuryGo
液晶ビューファインダー 3.0インチ




カメラ液晶フード
LCD取付用の基台も付属していた。

カメラ液晶フード
基台下部はLCDに両面テープで固定し、
爪で取り付ける。


  
 早速、Q7に合わせてみたのだが、ピントが合わず目にキツイ。接眼レンズを変えてみようと手元のレンズを探してみると、100均のルーペがぴったりサイズだった。

100均のルーペ
100均のルーペ

100均のルーペ
100均のルーペを分解


 レンズの直径も同じ、度が少し低いので交換してみるとピントも合い、目に優しい。シンデレラフィットという言葉通りである。フードから外したレンズは100均ルーペにそのまま使えた。
 ちなみにこりルーペは数年前に購入したもので、現行商品にあるかどうか不明である。


 フードの取り付けはプラスチック製の取り付け基台を両面テープでカメラもしくはLCDに貼り付ける。爪の付いたフード側の基台をスライドさせて取り付ける方式である。しかし、QシリーズのLCDはカメラギリギリのサイズであり、LCDをきちんと覆うようには付けられなかった。フードの基台の方が大き過ぎる。

 100均で髪留め用ゴム紐を購入し、ゴム紐で固定することにした。

 まずは、フードにリューターでゴム紐を通す穴を開ける。
 
カメラ液晶フード
ゴム紐を通す穴を開けた。



 ゴム紐を通し、何度かQ7に同紐を回すと上手く行くか検討した結果、片側はゴム紐、反対はステンレス針金のフックにすることにした。

 ステンレス針金を下の写真の形に成形する。針金の切断面は研磨した。

カメラ液晶フード
ゴム紐を掛けるフック。


 ゴム紐を通す穴にフックを通す。反対側にはゴム紐を通す。ゴム紐にはコードロックを付けて、テンションの調整とフックからゴム紐を外し易くした。

カメラ液晶フード
フードの下側がフック

カメラ液晶フード
反対側はゴム紐。

カメラ液晶フード
フック端の長さはLCDに傷を付けない長さに

コードロックをつけてテンションの調整と
取り外し易さを向上

カメラ液晶フード
Q7にフードを付けた状態。上から。

カメラ液晶フード
Q7にフードを付けた状態。下から。

カメラ液晶フード
フードを伸ばした状態。

カメラ液晶フード
フードを畳んだ(潰した?)状態。

カメラ液晶フード
フードの接眼レンズ越しのLCD画面


 過去記事「PENTAX Q-10 LCDフード」で紹介した自作アルミ製LCDフードも現役である。

自作アルミ製LCDフード

 自作アルミフードの重量は109g。ゴム製改良フードは68g。重量は6割程である。収納サイズは半分になった。

 自作アルミフードの方が頑丈で、使い易いが、軽量化とコンパクトに持てるのは新しく購入したフードである。軽さを求める時には新しいフード、それ以外は自作フードなどと使い分ける予定である。