実は、このオートラッチが不具合を起こしたのは今回だけではない。左右の棚に使用しているオートラッチは全部で4個。そのうちの3個が不調になっている。
オートラッチの胴の横にある赤いボタンを押すと解除。ラッチのピンを押し込むとロックされるのだが、ロック解除後再びロックができずにピンが戻ってしまう。しかもピンの戻り位置が異常で、戻り過ぎてしまう。ピンを何度か戻すと戻る時もあるが、ロックできない。
以前にもピンの頭のオレンジのプラスチックが取れた。接着剤で付けてはいるが、トラブルが多い。
代替え品を探しに地元のホームセンターに行ってみたが、同じ物しか探せない。この製品は耐久性が無いようである。もう二度と買わない。
異常に開いたピン。 |
正常に開いたピンの位置 |
通常のスライドラッチでは縦位置でしかも振動の大きい車内では抜けてしまう。いろいろ探してみてピンがスプリングで戻る構造のラッチを見つけた。
スライドラッチのツマミピンを中央に立てて、ロック位置とフリー位置にスライドさせるのは他の製品とは同じなのだが、ツマミピンを離すと横方向にバネの力で戻るものである。ただし、ステンレス製でひとつ1,400円程で高い。
Amazonで見てみたら「スガツネ工業 ランプ印 ステンレス鋼製 ラッチ BLS型 (バネ入り) BLS-60」という製品である。
故障したロックラッチをサンダーとペンチで取り外し、新しいスライドラッチに交換する。棚の材木が薄いシナベニアなので接着剤と木ねじで固定した。
スプリング内蔵スライドラッチに交換。 |
まずはエポキシ系接着剤で接着。 |
仕上げに木ねじで固定。 |
見た目も高級感が出た。実際使用したラッチ自体ステンレス製で価格も高い。チンケな棚にはいささかミスマッチかも?
右後部収納庫。 |
左後部収納庫。 |
実はあと一箇所、安いオートラッチを使用している箇所がある。収納庫下のテーブルの滑り止めである。急ぎではないのでおいおい交換しようと考えている。