2020年7月29日水曜日

職場のペーパーホルダー(コンドル タオルペーパーケース 300)の修理

2020.July.16.

 職場の作業室に備え付けられているペーパーホルダーの蓋が外れてしまった。施設全面改築が平成15年の時で、その際に設置されている物であるので17年間使われている物である。
 CONDOR というメーカーのタオルペーパーケース 300 という型番のようである。同じ物が同作業場所にあと2個使われているが、こちらは未だ健在である。17年間この状態なので耐久性は抜群ということだろう。
 このペーパーホルダーもまだまだ綺麗なので頑張ってもらうことにした。

CONDOR タオルペーパーケース 300
破損したタオルペーパーケース


 破損箇所を確認すると本体側と蓋側のヒンジの端にクラックが出来ており、このせいでヒンジの固定が出来ずに外れてしまったようである。

ヒンジ端のクラック

ヒンジ端のクラック


 よく構造を観察すると、ヒンジの固定にはリベットで止められた本体手前のステンレスの箱型の部品で押さえていることがわかった。

リベットで押さえてあるステン部品

ステン部品の全体像


 まずは、リベットを取り外す。リベットの芯より心持ち大きめのドリルで、リベットの頭から削り、リベットの頭を外す。するとリベットの頭と芯が外れてリベット自体が取れる。

リベットの頭からドリルで中心を掘る。

リベットが外れる。


 次はクラックの修理である。クラックに瞬間接着剤を流し込んで終わりという方法もあるが、ここにクラックが出来たということは結構力が掛かっていることになる。一度出来たクラックに接着剤を流し込んでも、元の強度は保てない。
 手持ちの1mm厚のアルミ板で補強をして修理することにした。

 アルミ板を補強箇所の形にカットし、エポキシ系接着剤で留める。これだけではいつ接着剤が剥がれるかわからないので、ステンタッピングビスで補強板をプラスチックの本体にねじ込む。

補強箇所の形にカットしたアルミ板。

補強板をエポキシ系接着剤で接着。

クラックの両端を留めるようにドリルで
穴を開け、タッピンビスを入れる。


 リベットを外したステンレスの箱型部品を元の通りリベット締めをする。リベットは手持ちが数種あるのでそれを利用した。

蓋を元通りはめてから、ステンレスの
箱型部品を取り付ける。

リベットを穴に差し込んで
リベッターでカシメる。

100均のステンリベットだが
あまり良くないかも?


 蓋と本体の動きがきちんとしているのを確認し、修理部分に黒のタッチアップペイントで塗装した。見た目は良くないが、遠くから見たらわからないだろう。

仕上げにタッチアップペイントで塗装。

修理完了。


 使用した工具は・・・
 1. 電動ドリル
 2. ハンドリベッター
 3. 金切りバサミ
 4. ヤスリ

 使用したパーツは・・・
 1. アルミ板
 2. リベット
 4. エポキシ系接着剤
 5. タッチアップペイント
 である。

 取り付けは明日である。

 ペーパーホルダー君。まだまだ一緒に頑張ろうね。

2020年7月20日月曜日

Bluetooth スピーカーの脚 (小ネタ)

2020.June.22.

 Anker Soundcore Boost を宮古単身赴任中に愛用してきた。古いスマホで小説の読み上げを楽しんでいたが、モノラルでいいので小さなBluetooth スピーカーを探していた。

 ダイソーで500円のBluetooth スピーカーが売り出されたとのネットの情報があったが、3ヶ月探しても沖縄では見当たらなかった。

 やむ無くAmazonで探して決めたのが Anker Soundcore Icon Mini である。防水で8時間再生ということ、信頼のAnker と言うことが決め手である。

Anker Soundcore Icon Mini
Anker Soundcore Icon Mini


 スピーカーを天に向けて使用する設計なのか、裏面にゴマ粒ほどの脚らしきものはある。しかし、立てては不安定である。

 周囲に音を広げる必要はないので立てて使いたい。

 脚を作ることにした。


 材料は手持ちの傷防止シート。スポンジ材の糊付きシートである。

傷防止シート


 Anker Soundcore Icon Mini の側面は丸くなっている。そのままでフラットな傷防止シートを貼り付けてもその表面は丸くなる。

 シートの中央をリューターに円筒サンドペーパーを付けて削ってみた。

 次にカッターで半分にカットする。傷防止シートを貼り付ける箇所の脱脂のためにZippoオイルを染み込ませたティッシュで拭く。オイルが蒸発してからシートを貼ると完成。

リューターで削った傷防止シート。

貼り付けた脚。

まあ安定して立てられるようになった。

脚のアップ。


 しっかり安定するわけではないが、この辺が限界だと思う。これで良しとしたい。

2020年7月1日水曜日

車中泊用食器 新アイテム (ふた付き折りたたみボウル)

2020.June.22.
 Amazonで便利そうな食器を見つけた。

 商品名は「3個のふた付き折りたたみ折りたたみボウル ふた付き折りたたみボウルセットで作られたシリコーン革新的な漏れ防止キャンプピクニック用ポータブル弁当箱」である。
 あまりに長い。命名された商品名が無いのだろう。
 価格は3個セットで¥1,735であった。


「3個のふた付き折りたたみ
折りたたみボウル
 ふた付き折りたたみボウルセットで
作られたシリコーン
革新的な漏れ防止
キャンプピクニック用ポータブル弁当箱」

・・・長過ぎる。


 商品説明にあるサイズは「サイズ:小:約12×6cm、折りたたみ:約2.4cm
            ミッド:約15×7,7cm、折りたたみ:約3,5cm
            大:約19×8.5cm、折りたたみ:約3.7cm」だけ。

 肝心の容量が明記されていない。購入後、計測して見た。

 計量カップと水を使い、実際の容量を調べた。

実測。


 容器の上と下の灰色部分は硬いプラスチック製。中間の蛇腹折りができる水色部分はシリコン製のようである。上の灰色部の下のラインが容器としての最大容量として使用するのが適当であろう。
 
とりあえず、灰色の下のラインと容器すりきりのふたつの容量を調べた。

使用時には上の灰色の部分の下の
ラインが適量だろう。

大・中・小の3つのボウル。


 計測結果
 ボウルサイズ灰色の下のラインまで 容器すり切りいっぱい 
ボウル小 220cc 350c
ボウル中 500cc 650cc
ボウル大 830cc 1,320cc

 ボウル小は小鉢として、漬物、野菜、味噌汁、汁容器サイズである。
 ボウル中は丼として、具なしの袋ラーメンぐらいだろうか?
 ボウル大は具沢山の麺類などだろうか?


 3つのボウルはマトリーショカの様に重ねて収納できる。

使用時のサイズで重ねてみた。

畳んだ状態で重ねてみた。

各ボウルには蓋も付いている。

 
 中国から送られてきたので、色々不安もあったが、特に匂いもない容器である。何年使えるのか不安もあるが、面白い食器を手に入れた。早速使ってみたい。

 ※Amazon でも同様のレビューしています。