2017年3月28日火曜日

トライポッドストラップ (三脚ストラップ) その2

2017.Mar.28.

 トライポッドストラップ (三脚ストラップ) その1
で紹介した三脚ストラップの各部のサイズと構造を図にしてみたのでご紹介。

自作 トライポッドストラップ


 まずは各部品のサイズから



 この他、2.5cm幅ベルト用のプラスチックD環3個、テープアジャスター1個、サイドリリースバックル1組を使用。

 また、各ベルトの端は袋縫いをしてベルトの切り端が外部に出ないようにしてある。



 次に各部品の構造図。


 上図の左側が三脚の脚側、右が雲台側になる。

 雲台側のD環の使用方法は、右端のD環の中にD環が縫い付けられているベルトを通してベルトの環を作り、その中に雲台を入れて使用する。このD環の使い方は、有名メーカーのV社製の物とほぼ同じ構造なので、V社のWEBを参考にして欲しい。

 使用したミシンは普通の家庭用の物なので、ミシンを使い慣れている人にはゆっくり縫えばそれほど苦労なく作れる。

 今回使用した材料のナイロンベルトやD環、バックル等はすべて捨てたバッグ類から取り外したものや、古い荷締めベルトなどの取り置きしていた物なので、材料費は実質0円。
 捨てずに取っといて良かった。

 自作を考えている方の参考になれば幸いかと・・・。

2017年3月25日土曜日

トライポッドストラップ カバー

2017.Mar.23.

トライポッドストラップ カバー

 先日制作した三脚ストラップ(トライポッドストラップ)はナイロンベルト製である。冬場は良いのだが、灼熱の沖縄の夏、汗で汚れてしまう。そこで汚れ防止と肩当たりの食い込み防止もかねて、ビニールシートでカバーを作った。

 材料はホームセンター等にある透明テーブルクロス1mm厚とスナップである。
やり方は過去記事「バッグ・鞄の 取っ手カバー」と同じ。

 ビニールシートをカバーする箇所の長さに切り、包める幅にカットする。

ストラップの下に透明ビニールシートがある。
よく見ないと見難い。

 ビニールの角と必要な個所をカットする。

右下の切れ込みはストラップのアクセサリーフックを
出す場所。

 本来スナップは専用工具で締めるのだが、持っていないので工夫した。

 テーブルの傷防止にゴムシートまたは余分なビニールシート(材料の残り)を敷く、スナップの爪が出ている方を上にしてその上にビニールシートを被せる。柔らかい木切れでビニールの上から軽くハンマーで叩くと、いい塩梅にスナップの爪がビニールを貫通して出てくる。そこにスナップを載せて木切れを当てハンマーで叩くのである。

 まずは雌側をすべて打ち終わり、ストラップに当てなおして雄のスナップの位置をもう一度確認し位置決めをする。
 雌側のスナップに雄のスナップをはめ、その上からビニールを当て、爪のあるスナップを軽く刺し、木切れを当ててハンマーで叩く。
 これで大体上手くいく。

ビニールに雌側スナップを取付中。

左手前のスナップは取付完了。
中央のスナップは雌の取り付け終了後、
雄をはめ、これから爪のあるスナップを打ち込む。

全てのスナップの取り付けが終わった。

下がストラップカバー。
その上がトライポッドストラップ。

ストラップにカバーを取り付けた状態。
アクセサリー用の環がカバーの一部から飛び出すので、
使用中カバーが上下に抜け落ちることはない。

ストラップの上端はカバーを細くしているので、
ここでもズレ防止になる。

 同じようなものをPENTAX Q-10 用のカメラバッグに取り付けている。
 記事は「PENTAX Q-10 バッグ」。


 ついでなのでPENTAX K-30 用のカメラバッグ aosta  FONTANA FT1SH L-RDにも作ってみた。


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 ビニールシートの余りとスナップ4箇所分で完成。

aosta  FONTANA FT1SH L-RD
に付けた取っ手カバー。

 このカメラバッグの取っ手はとても柔らかいので、これで少しは握りやすくなった。

2017年3月23日木曜日

トライポッドストラップ (三脚ストラップ) その1

2017.Mar.19.

 三脚は3台、一脚は1台ある。
 一台は大き目だが高さと安定感のある「SLIK PRO 200 DX II」、小型で持ち運びのし易い「SLIK SPRINT 40」、機動性の良い「SLIK MONOPOD 350N」、家電量販店で購入したコンパクトカメラ用の「TS.IXSA」である。

 スプリント40までならカメラリュックのサイドや背面に取り付けられるがPRO 200 DX IIは厳しい。

 Amazonで三脚ストラップを探してみた。



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 琴線に触れたのはVelbon のエアーセル三脚ストラップMである。価格は3,000円ちょっと。欲しいなあと、このストラップの情報を集めてみた。
 なるほどこういう構造になっているのか? と、調べていくうちにもしかしたら自作できるかも?と思った。

 古い鞄やバッグは捨てる時にベルトやバックル、D環などはばらして取ってある。ナイロンベルトもいくつかある。これらのお宝(他人にはただのゴミ)を再利用して似た様なものは作れそうである。

 ストラップの構造を考え、手持ちの材料を確認し、早速制作に取り掛かる。

 肩当は幅の広いナイロンベルトを縫い付けた。もしこれでだめならさらにその外側にビニールシートのカバーを作ればいい。

幅の広いナイロンベルトに
細めのナイロンベルトを縫い付ける。
D環もこの時点で縫い付ける。

厚いのでスピードはゆっくりと進める。

完成したトライポッドストラップ。

お気に入りの
ワッペン。

三脚の足側の構造。

雲台の首側の構造。

首側のストラップの端の処理。
あまり長くブラつかないようにした。

取付状態。

足側の取り付け方。

雲台側の取り付け方。

長さ調節した時の端の処理。

スプリント40でも大丈夫。

一脚でも問題なし。

 各部のサイズをわかりやすく撮影した。

 ストラップの最大長は130cm。

最大にストラップを伸ばした状態。
2つ折りで65cm。

 足を巻くバンド長は約30cm。

脚部を巻き付けるストラップは30cm。

  雲台の首を巻き付ける部分はVelbonの商品を参考にした。しかし、長さ調整のストラップの巻き方は独自考案である。短くすると余った端が環状になるが、それでも大きく長さを調整できる。ちなみにSLIK SPRINT 40 に取り付けた状態で最大長は125cm、最短長は50cmである。短くして肩掛け、長くして袈裟懸けは充分である。

中央の環状部に雲台の首を通して締める。

環状部と調節部の拡大。

右上の肩紐の筒縫いはアクセサリーを
取り付けようと付けた物。

脚部を締めるストラップ部。

最短にした状態。

最長にした状態。

最短にした状態。
全体俯瞰図。

最短でぶら下げてみた。

最長にしてぶら下げてみた。
紐が余っている。

最長でぶら下げてみた全体図。
掌の影は「OK?」

 肩掛けでも、袈裟懸けでも、ある程度のジャンパーでも使えるように長めにしてある。ただし、短くもできるようにしてある。

 三脚は通常、袋に入れてはあるが、いざ使用する時に出し入れが面倒である。
さっと外せるストラップならもっと使い勝手が良くなるだろう。


 ※トライポッドストラップ (三脚ストラップ) その2 に続く。

2017年3月22日水曜日

トランジスタラジオのスピーカー防塵

2017.Feb.12.

 以前、「短波ラジオ が好き」で紹介したAIWA WR-A100。スピーカーは交換してあるものの、また、砂鉄が入り込んだらと心配ではあった。

 簡易的に対策を取れないかと考えて、スピーカーをビニール袋で覆うことにした。


ケースを外したAIWA WR-A100。

 ビニール袋がスピーカーに触れてヒビリ音を出さないようにするのが必要ではある。

 ビニール袋はスピーカーに合わせて作り直す必要もある。そこで使用したのが100均のビニール袋のシール機である。乾電池で電熱線を加熱してビニールを溶着するものである。よく見るとヒート部には真空包装機と同じテフロン粘着テープが貼られている。一応考えられてはいるようだ。

100均のヒートシーラー。

 いくらヒートシーラーを使用するとはいえ、なかなか思うようにはできなかったが、とりあえず下の写真のようにスピーカーを包み、余分な所はテープで留める。

ビニールで包んだスピーカーの裏面。

 最低でもスピーカーの前面は振動板にビニールが触れないようピンと張る。

ビニールで包んだスピーカーの表面。

 元のようにケースに戻して組み上げて完成。

スピーカーをケースに戻して組み上げる。



 ついでにSONY ICF-SW22も同様に作業した。

分解したSONY ICF-SW22。

スピーカーを外す。

ケースから外したスピーカー。

ビニール袋を当てがい、

ギリギリのサイズにシールする。

前面をピンと張り、

元のようにケースに戻して終了。

 2台ともビビリ音もなく無事作業終了。これからも末永くお付き合いいただきたいものである。

 テレビのようにアナログからデジタル化されると困るが、まあ、ラジオはFM以外はデジタル化はされないだろう。デジタル化されると「雑音や混信があるけど聞こえる」、「かろうじて聞き取れる」は無くなり、聞けるか聞けないかの二者択一になってしまい、よほど近くの放送局しか聞けなくなってしまう。ラジオの利点を捨ててまではデジタル化しないだろう。AMステレオだけは興味があるが・・・。