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2021年3月1日月曜日

カメラバッグ用除湿剤(シリカゲルケース)

 2021.January.08.

 カメラ、レンズ、フィルター類は防湿庫に保管している。双眼鏡類は食品用密閉容器に保管している。どちらも塩化カルシウムの押入れ用除湿剤を入れている。

過去記事「カメラ用防湿庫」参照

 では、カメラバッグの除湿はどうしよう? と考えていた。その矢先、Amazonで安いシリカゲルを見つけた。「なんでも除湿シリカゲル 1kg ¥878」である。早速購入。

 シリカゲルは使い捨てではない。青いビーズが紫になると吸湿状態である。広い皿に入れて電子レンジで加熱し、水分を蒸発させ放冷させると再利用可能。紫がまた青くなる。

シリカゲルケース
バッグ底部のボトルがシリカゲル


 適当な容器を探して100均で入手。側面にマイクロドリルで穴を開けて使用する。

シリカゲルケース
100均の化粧品小分けボトル

 
 穴を綺麗に開けたいのでAR_CADでラベルシートに千鳥ドットを印刷した。

 余談だが、Windows用ソフトウェアであるAR_CADがLinux Mint 19.1上のwineで動く。ただ、印刷すると若干小さくなるので、必要とあらばWindowsで印刷している。

穴開け位置を示すドットを印刷

シリカゲルケース
ボトルにラベルシートを貼る

シリカゲルケース
マイクロドリルで穴開け

ドリル径は1.2mm


 そう言えば、カオールの空きボトルも保管していた。薄型の密閉容器なので隙間に入れやすい。これも側面に穴を開ける。

シリカゲルケース
カオールの空きボトル


 完成した穴開きボトルは計4個。

シリカゲルケース


 早速、シリカゲルを入れてカメラバッグに入れてみる。

シリカゲルケース
中央は追加で作ったカッターの刃の容器

 なかなかいい。どれくらいで交換になるのか? これから試行錯誤である。

シリカゲルケース
カメラバッグの中のシリカゲルケース

 大型のカメラバック用にもう少し大きいボトルを探してみようと思っている。

2020年5月18日月曜日

キャンドルランタン用蚊取りマットホルダ

2020.May.06.

蚊取りマットホルダ
キャンドルランタン用
蚊取りマットホルダ


 まずは下の写真。

 子供達は知らない物でしょうが、大人の私達には良くご存知の物。大抵の家庭では暑い夜、使用することが多い物。
 
めくるめく熱い夜に使うことが多い。
例のモノです。


 ゴム製品だと思った人がいたら、心が汚れているかも?

 最近は液体ボトルタイプや、ワンプッシュスプレータイプが主流になりつつあるので、マットは少数派なのだろうか? だが、未だにあちこちで売られている。

 以前の愛車であるジムニーSJ30の頃から12Vシガーソケットタイプの蚊取りマットホルダを使用してきた。未だに完動品で手元にある。エブリイではワンプッシュタイプの物を常備しているので使わなくなりつつある。そのため9割未使用の蚊取りマットが手元に残っている。使わなくてはもったいないお化けになってしまう。

答えは蚊取りマット。


 昨年からキャンドルランタンのオイル化に取り組んできたので、ふと思い出したのがキャンドルランタン用の蚊取りマットホルダの制作である。実は10数年以上前に一度試したことはあった。その時はキャンドルランタンの真上にアルミ板でホルダを取り付けものであったが、ほぼ直火に近い状態であったため、30分ほどでマットから薬剤が蒸発し真っ白になってしまった。
 本来の蚊取りマットに適した加熱温度はわからなかったが、電気式の蚊取りマットホルダも一瞬で火傷をするような温度ではない。そこで今回は、キャンドルランタン上部の側面を利用してみた。

 まずはホルダの構造を考えてAR_CADで設計図を作成した。AR_CADだとプリンタで出力してもほぼ1:1のサイズでプリントできる。そのままアルミ板のカットに利用できる。

蚊取りマットホルダ
AR_CADで設計図を作成。

 AR_CADで作成した設計図をラベル用紙で出力する。

 手持ちの0.5mm厚アルミ板にマスキングテープを貼りその上から印刷した図面を貼る。
 以前はそのままアルミ板に貼っていたがラベル用紙のノリが意外と強力で剥がすのが大変であった。最近、幅広のマスキングテープがホームセンターで出回っているので早速利用した。

 図面を貼ったらその上から金切りバサミでカットする。

蚊取りマットホルダ
ラベルシートに印刷した1/1図面

0.5mm厚のアルミ板の切れ端。

蚊取りマットホルダ
アルミ板の上にマスキングテープを貼る。

蚊取りマットホルダ
マスキングテープの上に図面を貼る。

蚊取りマットホルダ
線の通りにカットする。

蚊取りマットホルダ
カット後のアルミ板。

蚊取りマットホルダ
パンチで穴を開ける。


 図面の点線に沿って板金用バイスクリップに挟んで折り曲げる。

蚊取りマットホルダ
折り曲げる。

蚊取りマットホルダ
さらに折り曲げる。

蚊取りマットホルダ
完成。


 実際に蚊取りマットを挟んで脱落がないかをチェックして、完成。

 AR_CADは描いた各パーツをグループ化できるので、コピー・ペーストや反転、回転が自由自在である。アルミ板の端材で3個制作できた。

蚊取りマットホルダ
蚊取りマットの取り付け状態。

蚊取りマットホルダ
3個できた。


 キャンドルランタンに取り付ける方法は簡単である。キャンドルランタンの上部に蚊取りマットホルダの爪を差し込むだけである。

 完成後、1時間ほど使用してみたが、充分に熱くなってくれる。蚊取りマットの薬剤の香りがキチンとしてくれる。何時間持つかは未検証ではある。

 キャンドルランタンは照明器具ではあるが、発熱は避けられない。その熱を有効利用しようというのが目的である。

蚊取りマットホルダ
UCOキャンドルランタンに
取り付け。

蚊取りマットホルダ
差込部アップ①

蚊取りマットホルダ
差込部アップ②



蚊取りマットホルダ
UCOミニキャンドルランタンに
取り付け。

蚊取りマットホルダ
差込部アップ。

蚊取りマットホルダ
古い真鍮製キャンドル
ランタンにも使える。

蚊取りマットホルダ
蓋に挟み込むだけ。

蚊取りマットホルダ
ちなみにこれにも使えた。


 材料は薄い工作用アルミ板だけである。コロナの外出自粛の暇つぶしに、蚊取り
マットをお持ちの方は如何でしょうか?

 使用した工具は
① 金切りバサミ
② 事務用穴開けパンチ
③ ニッパ
④ ほんの少しのサンドペーパー
ぐらい。

 折角作って使いたくても外出自粛で出かけられない。と、言うオチでした。

2017年6月1日木曜日

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー化 燃焼テスト

2017.May.28.

 昨日完成したミニトランギア用ストームクッカーの燃焼実験を行った。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
ミニトランギア用ストームクッカー

 外気温は約20℃。風は弱いがコンスタントに吹いている。時間は21時である。

外気温約20℃。

 まずはミニトランギアのアルミ鍋に500ccの水を入れて、最大火力での湯沸かし実験である。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
風袋引きを行い…。

約500ccの水をはかる。

 付属のアルミゴトクTR-281にアルコールバーナーTR-B25をセットし、燃料注入後本燃焼まで待つ。

 自作のストームクッカーの基台部をセットし、風防部を載せ、アルミ鍋を置く。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
本燃焼を待つ。

 今回は自作のアルミ蓋をセットした。

 蓋の有無で沸騰までの時間は大きく変わる。沸騰しかけて蓋を取ると沸騰が止まったりするのである。 

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
自作アルミ蓋を使用。

 タイマーはスマホのストップウォッチアプリを使用。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
鍋を載せ、ストップウォッチをスタート。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
燃焼中。

 燃焼中は風防の隙間から青白い炎が見える。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
ちらちらと見える青白い炎。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
音は静かである。

 沸騰したのでストップウォッチを停止。時間は8分43秒。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
沸騰した。

20℃で500ccの水を8分43秒で沸騰。

 次に火力調節用の消火蓋を最大火力にしてテストした。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
火力調節用の消火蓋を全開で実験。

 水量は同じく500cc。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
風袋引き。

499gであるが500ccとして実験。

 鍋をセットしストップウォッチをスタート。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
写真は若干タイムラグが生じるのはご勘弁。

 今回は結構待たされた。

 沸騰まで25分30秒。

 「トランギア アルコールバーナー 消火蓋の改造 trangia TRB-25 火力調整」で行った蓋の改造をこちらもやったほうが良いかもしれない。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
長い事またされてようやく沸騰。

何と25分30秒。

 次にスノーピーク トレックチタンボール STW003T で実験。


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 バーナーは蓋なしの最大火力で500ccの水を沸騰させる。

風袋引き。

水500cc。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
用意。ドン。

 沸騰までかかった時間は13分32秒。ミニトランギアのアルミ鍋より時間がかかる。アルミとチタンの熱伝導率の違いであろうか?

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
沸騰を確認。

沸騰までの時間は13分32秒。

 同じ水500ccを沸騰させるのにチタンだとアルミの1.5倍以上かかるようだ。

 ミニトランギアの鍋がツンドラ3ミニの様に2個スタッキングされていれば最高だったのに…。


 次にフライパンの燃焼テスト。ただし、計測はせずきちんと沸騰できるか?だけを調べてみた。

 フライパン使用時には風防部を取り除く。火力は消火蓋を全開で使用。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
フライパンの使用状態。

 もちろん、フライパン用自作アルミ蓋を使用する。この蓋は餃子やホットケーキが作れるように背が高い。100均の蓋を改造したものである。

 「ミニトランギア と トランギア ツンドラ3ミニ の フライパンの蓋」で紹介したものである。


ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
100均のフライパン蓋の改造蓋を使用。

 しばらく待ったが沸騰した。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
フライパンで水の沸騰。

 最大火力だとフライパンの被膜に良くない。ただ、消火蓋全開でもいまいち火力不足を感じる。慌てずゆっくり調理するなら使えないこともないだろうが…。


 バーナー燃焼中でも風防、基台部共にミニトランギア付属の鍋つかみ(ハンドル)で容易に載せ外しができる。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
風防部の載せ外し。
手ぶれはご容赦を。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
基台部の移動。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
最大火力状態。
風防なし。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
最大火力状態。
風防あり。

ミニトランギア TR-28T ストームクッカー
鍋を載せないで最大火力。

 充分使えそうである。

 問題点はバーナーの消火蓋の火力アップであろうか?


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