2016年4月23日土曜日

ハリケーンランタン 3種 と ランタンケース制作

2016.Apr.17
現在手持ちのハリケーンランタンは、
 1. フェアハンドランタン
 2. カインズのハリケーンランタン
 3. キャプテンスタッグのハリケーンランタン小
 の3台である。

キャプテンスタッグ ランタン ランタン 小 ブロンズ M-8357
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) (2012-03-09)
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 もちろん一押しはフェアハンドランタンである。購入直後からそのまま安心して使用できる。作りも丁寧で所有欲も満たせる。複数台所有しているのであれば良いのだが、1台しか持っていないので、どうも私の中では「大切な」一張羅という位置付けになってしまう。

 カインズのオイルランタン(ハリケーンランタン)はフェアハンドとほぼ同サイズ。価格は約約800円。照度も遜色ない。ただ、作りがやや貧相ではあるがコストパフォーマンスは高い。普段使いにガシガシ行けそうである。

 キャプテンスタッグのランタン小はネット上で酷評されている通り作りが雑。芯も細めなので多少暗い。

 カインズの物とキャプテンスタッグの物は、購入直後にタンク底部の巻締部分、燃料注入口と本体柱の付け根にエポキシ系接着剤で漏れ止めを施した。もちろん、燃料漏れがあったわけではないが、そこは転ばぬ先の杖。パラフィンや灯油等の燃料を入れた後からは、接着剤が付きにくくなるからである。
 その後カインズのランタンはラッカースプレーで全体をねずみ色に塗装。キャプテンスタッグのものは煙突部をバーナーで空焼きし、耐熱塗料のシルバー、本体は車用のシルバーメタリックで塗装した。

カインズのオイルランタン。
グレーに塗装後。
パラフィンオイルだと
この炎の高さでも煤は出ない。
カインズのランタンでも侮れない。
通常はこの高さだろうか。

 Amazonではキャプテンスタッグのランタンのレビューは結構辛辣である。点火時にホヤを上げるレバーが折れるという記述もある。確かにホヤを抑えているバネは強かった。使用時は塗装が焼ける匂いも相当ひどく、他のキャンパーに迷惑との記述もある。しかし、偶然にも煙突部をバーナーで空焼きしてからはバネが弱くなり、レバー操作も問題が無くなった。レビューの通り、空焼き時の匂いはものすごいものではあったが。
 
キャプテンスタッグ ランタン 小 M-8357
エポキシ系接着剤で漏れ止め、
煙突部をバーナーで空焼き後、耐熱シルバー。
本体はシルバーメタリック。
タンクにカシオネームランドでラベルを貼り、
クリアで剥がれ留め。
作業時の天候が小雨と悪く、
塗装の仕上がりが良くないが・・・。
本体柱と燃料注入口の付け根、
タンク底部の接着剤がわかると思う。

ガスバーナーで煙突部を空焼きした後は、
ちゃんとレバーだけでホヤが上がるようになった。

ここで、この3台のサイズを比較してみる。

左:カインズのオイルランタン。
中央:フェアハンド・ランタン。
右:キャプテンスタッグのランタン。
カインズとフェアハンドは芯のサイズも本体のサイズもほぼ同サイズ。わずかにフェアハンドが高さがある。キャプテンスタッグのランタン小は「小」だけあって小さい。芯もひと回り小さい。

 どのランタンもケースがないので、ホヤが割れてしまう危険性がある。そこでケースを作ってみた。なるべく軽く、ある程度の強度があり、安く作りたかったので、シナベニア(4mm厚)で制作した。

左:カインズのオイルランタンのケース。
中央:フェアハンド・ランタンのケース
右:キャプテンスタッグのランタンのケース
蓋はスライド式、取っ手は紐。シンプルな構造である。各パーツの張り合わせは、エポキシ系接着剤で行い、仕上げにクリアラッカーを吹き付けてある。
 
 本来ならば各板の接合部は切り欠き合わせ(ホゾ組み)で作るべきなのだろうが、面倒なので接着剤で貼り合わせた。各パーツも多少歪だったので、貼り合わせ時に時間を掛けて歪みをなくし、はみ出た板の端は塗装直前にディスクグラインダーのペーパーディスクで削り落とした。

取っ手は手芸用の綿の紐。

蓋は手前にスライドさせる。
蓋の手前の木片は指を掛けやすくするため。

引き抜くと蓋は外れる。

ランタンは対角に柱を合わせて入れる。

蓋はランタン上部とほとんど隙間がない。

ケース底部にはゴムクッションを貼り付けてある。
(底の鉛筆線はどうせ見えないからと消し忘れ)

 カインズのランタン用ケースの蓋にはランタンと同じねずみ色の目印を入れて、判別しやすいようにしてある。

 フェアハンドとカインズでは上から見たサイズはほぼ同じであるが、高さが違うので、蓋の構造で高さを調整した。

左がカインズ用。
右がフェアハンド用。
蓋の構造で高さの違いを調整。

左のカインズの蓋はフラット。
右のフェアハンド用は二段構造。

ケース本体の高さは同じなので、
パッキングに有利。


 キャプテンスタッグのオイルランタンは、これほど小さいのにいっちょ前にハリケーンランタンしている。ネット上の酷評も多いが、私には「可愛く」、「健気で」、「一生懸命さ」を感じでしまう。

 キャンドルランタンよりは遥かにしっかりと明るく、置いた時の安定感と炎の高さもあり、明るさの調整も自由。点火消火も簡単。キャンドルではないので移動させても蝋が溢れる心配もない。

キャプテンスタッグ ランタン 小
M-8357
(シルバーに再塗装)

 このランタンが1000円で買えるのだから、もう一台あっても良いかな? なんて思ってしまう。


 キャプテンスタッグさんへ ご提案。
 もう一回り小さなハリケーンランタンを作ってくれませんか? このランタンと同じ芯とホヤを使って。芯はフェアハンドと同じ4分芯ならよりベター。プラスチックケースと大きめのスポイトを付属させるとバイクツーリングのランタンに持って来いだと思うんですが。全部セットで実売2000円程度なら売れると思うんですが・・・。(私も欲しい)


【追記】
 キャプテンスタッグ ハリケーンランタン小 M-8357 4分芯化(光量アップ)
 本来の3分芯から4分芯への改造しました。

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