2018年7月27日金曜日

ポーチのジッパータブの交換

2018.July.08.

 どこでいつ買った物か覚えていないが、現在空き缶灰皿2缶と煙草、ライターを入れているポーチである。

 大きい口の方にウコン缶の灰皿2缶、小さい口の方にアメリカンスピリットとジッポーを入れている。
 実は昨年夏に禁煙外来に通い、約半年禁煙していたのだが、今回の転勤に伴い再発。しかし、煙草の量は減った。アメリカンスピリットはキングサイズなのに1本の喫煙時間は長い。1本でメビウスの2本分はあるような気がする。そのため1本の半分を吸い、空き缶灰皿の1つに入れ、次に吸う時には残りの半分を吸う。フィルターだけになった吸殻は吸殻専用の空き缶灰皿に入れる。みみっちくはあるが、現在は1回で1本吸うのは厳しい。


煙草ポーチとして使用しているポーチ。


 昔買ってしばらく眠っていたポーチをここ半年は毎日使用している。

 先日、ポーチを開けようとジッパーの紐を引いて、むにょっとした違和感があった。
 見るとファスナーのゴム紐が伸びている。このままでは切れてしまいそうだ。

伸びたジッパーのゴム紐。


 ジッパーの金具のつまみには写真のようにゴム紐が通してあり、先端はプラスチックの部品で留めてある。調べてみると「ジッパータブ」というらしい。

ジッパータブ。


  ジッパータブの構造は、ゴム紐の先端をワニの口のようになった部品に噛ませ、そのワニの口ごと四角い筒状の部品で口輪のように締めてしまうものである。

 まずはワニの口をしっかりと包んでいる四角い筒と、ワニの口を外さなければならない。ペンチで挟んでも傷が付くだけで上手く外れない。何かいい物はないか?と工具箱を探してみると誂え向きなものが見つかった。「KTC クリップクランププライヤ35°」である。本来は車のプラスチック製ロックピンを外す工具であるが、これが使えそうである。






 KTC クリップクランププライヤ35°のジョーの部分は下の写真のようになっている。先端の鋭い針のようなものはプラスチックのピンの頭の下に噛み込ませるものであるが、その次の鋭角の挟む部分を利用する。

KTC クリップクランププライヤ35°の拡大図。


  ジッパータブの隙間にプライヤの歯を噛み込ませ、そのまま筒の方を引き抜く。すると今までの苦労は何だったのか言うほど簡単にジッパータブは分解できた。

クランプの歯をジッパータブの隙間に噛ませて
ファスナー側のタブの筒を引き抜く。

分解したジッパータブ。
左が口輪側。右側がワニの口側。


 交換用の紐は100均から紳士革靴用の黒い紐を購入してある。伸縮性はないが太さと言い、色と言い違和感がない。

100均の紳士革靴用の紐。


 靴紐を適当な長さに切ってジッパーの金属製タブに通す。元のゴム紐の通し方に倣った。

元のゴム紐と同じ通し方で靴紐を通す。


 紐の先端は補強の意味を兼ねて瞬間接着剤で軽く2本を止める。

2本の靴紐の先端は1滴の瞬間接着剤でくっつける。

 
 紐をジッパータブの筒に通し、紐の先端をタブのワニの口に噛ませる。

紐を筒に通し、先端の部品に挟み込む。


 その状態で、筒を口の部品の端まで押し込むと終了。

筒を行き止まりまで押し込む。

修理完了。

 伸びたゴム紐は4本中2本だったが、4本とも交換して終了。おしまい。

2018年7月19日木曜日

団地用?(15cm)換気扇のフィルターの工夫と効能

2018.July.07.

団地用換気扇フィルター
大きい換気扇用のフィルターを改良。

 現在、私が単身赴任で住んでいる寮は、調べてみると昭和40年代中頃に建築されたらしい。

 台所の換気扇もどれだけの換気効率があるのかわからないほど小さく羽根の径が15cmほど。しかも長年の使用で黄色くガサガサに変色している。換気扇の排気口はなぜかベランダにある扉付きの倉庫のようなものの中にあり、倉庫の扉を閉めると排気できない。

 入居直後、畳の下には新聞もシートも敷かれておらず、畳の隙間からは床板越しに床下が見える。この隙間からいろんな虫が侵入するので古新聞を敷き詰めた。玄関の鉄製ドアの隙間も大きく、光が透けるどころか強風の日にはガタンガタンと一晩中うるさい。ここには100均のスポンジテープを貼った。虫の侵入を防ぐ手立てを片っ端から行ったが、それでも台所には5mm程度の黒い羽虫が侵入して来る。ゴキブリもたまに侵入して来る。

 もしやと思い換気扇をチェックしてみた。

換気扇。

この光は何?

換気扇の扉の隙間が結構大きい。

 換気扇は紐でオンオフすると停止時に換気扇外部の扉が閉まる構造である。しかし、扉が閉まっても3方向に大きな隙間ができてしまう。これでは虫の侵入を防げない。

 ホームセンターや100均に行っても大型の換気扇用フィルターはあるが寮の換気扇は羽根径が15cm。こんな小さいサイズの換気扇のフィルターはどこにも在庫していなかった。仕方ないので大は小を兼ねるとダイソーで大型用のフィルターを購入し、改良してみた。

ダイソーの換気扇カバー。20-25cm用。

 あえてアルミ箔タイプのフィルターを購入したのはアルミ箔は曲げやすく折り目が付きやすいからである。換気扇の上から大きいフィルターを当てがい、換気扇のサイズに縁を折り曲げて成型する。四隅は折り曲げて隙間をなくす。長辺を梱包テープで換気扇の枠に貼り付けると完成である。

団地用換気扇フィルター
換気扇を包み込むように成型したフィルター。

 実際に作成したのは5月。その後、羽虫の侵入は皆無になった。

 その後、ある深夜、カリカリ、ガサガサという音がしたので調べてみると、巨大なワモンゴキブリ(沖縄の普通の巨大ゴキブリ)がフィルターの中に侵入していた。換気扇を回し、室内から殺虫スプレーを吹きかけるとしばらく暴れまわっていたゴキブリはベランダ側に飛んで行った。
 なるほど、これまでのゴキブリの侵入はここが原因であったようだ。その後7月現在、一度もゴキブリは侵入していない。

 この記事のタイトルを「団地用?(15cm)換気扇のフィルターの工夫と効能」としたのは、効能として虫の侵入防止が絶大であったからである。


 単身なので調理の量は少ないが、毎朝晩はフライパンを使用している。鉄フライパンなので油は多め。フィルター設置後1か月半で下の写真の状態になった。そろそろ替え時である。

団地用換気扇フィルター
使用1ヶ月半の状態。
フィルター部左の黒い点はゴキブリが暴れた跡。
はごー(うちなー口で汚い)。
しっしゃな。(みゃーくふつで汚い)。

団地用換気扇フィルター
使用1ヶ月半。斜め横から。

 追加でダイソーからフィルターを買って来て、新しい物に交換した。



余談だが・・・。

 ここは築年数が高いため、あちらこちらボロボロである。具体的には…。
① 流し台のステンレス天板は凹みと傷だらけ、錆びだらけであった。しかも流し台と床板との隙間はガムテープで補修されていた。
② 便器は洋式ではあるがサイズも小さめで便座もヒビがあり、そのまま座ると尻を噛まれた。100均の便座シートで対応した。
③ 室内は何度も改修された跡はあるが、その改修も手抜きだらけである。床にシートを敷かずに天井や壁を塗ったようで、フローリングにはペンキの垂れ跡が散乱している。そのフローリングも歩くたびに軋み、冷蔵庫が揺れる。
④ シンクの水道はお湯の水栓が盲(めくら)にされて温水の蛇口が取り外されている。
⑤ 窓枠の縁の木材には白アリの住処の跡の穴が多数。
⑥ 畳も床板が腐っているようで、場所によってはトランポリンのように沈み込む。
⑦ 分電盤には主幹の下に3系統のブレーカーあるが、ひとつは配線が外されている。居間のエアコンを使用中に、浴室入り口の洗濯機と台所の炊飯器を使用するとブレーカーが落ちる。調べてみると一番電気を使用しない全室の天井照明が単独ブレーカーで、それ以外部屋と台所、風呂場、トイレ等がまとめてひとつである。エアコン配管用の壁の穴は6畳の部屋にしかない。電気使用容量を無視した配線に呆れる。
⑧ 大雨が降ると浴室の天井から内壁に沿って水が流れてくる。
⑨ 玄関の鉄製ドアはドア枠との隙間が大きく光に風に虫までもが出入り自由。しかも90°ほど開くと階段に当たりそれ以上開かない。そのためドアが当たる階段のステップのコンクリートは斜めに削られている。
⑩ 窓のひとつはクレセント錠が無くなったままである。
 書いているうちに、まるで廃屋のような気がしないでもないが、ここしかないので文句は言わない。どんな所でも住めば都(ここは宮古)である。

 入居直後、余りに汚い台所のシンクを掃除していると水がどんどん貯まり始めた。排水のメッシュを外しても流れない。シンクの2/3ほど溜まった時、突如足元から水が噴き出した。あわててシンク下の収納の扉を開けて唖然とした。

突然、シンク下から水が噴き出し、床一面水浸し。
写真上部の流しの下の排水ホースに呆れた。
床面の硬貨ほどの白い点はペンキ。

 シンク下の排水にはトラップもなく、洗濯機の排水ホースと同じビニールの蛇腹ホースが排水管口に差し込まれ、エアコンの配管の隙間を埋めるのと同じような不乾性充填剤の粘土で被せてあるだけである。しかも排水口と板材の隙間にはカバーリング等はなくガムテープで止めているだけ。担当の修理業者に来てもらうと排水管の奥に石灰の塊ができており、それがつまりの原因になっていた。宮古の水道は石鹸が泡立たないほどの超硬水なのである。鍋でお湯を沸かすと、鍋の縁に白い膜ができる。ガラスを水で流して置いておくと白い筋がびっしりと着く。水道の蛇口が数年で詰まる。大きな川がなく、地下ダムの水なので鍾乳洞化してしまうのである。

 まあ、辛抱するのもあと数年である。少しずつ快適になるように工夫していくつもりである。

2018年7月8日日曜日

ヘッドランプのストラップ外れ防止

2018.June.10.

 きちんとした国産メーカーのヘッドランプに付属しているストラップは生地が厚めでしっかりしている。しかし、外国製の激安ヘッドランプのストラップは生地が薄くて、しかもゴムがすぐ伸びる。まあ、激安なのだから仕方がないとしても、生地が薄いのでヘッドランプのストラップ通しからよく外れることがある。ヘッドランプは暗い屋外で使うので外れると地面に落下して、破損する。
 激安製品でもきちんと使えばそれなりに長く使えるのだが、破損箇所によっては一瞬でゴミになってしまう。それだけは避けたい。

サンキで購入した300円程度のLEDヘッドランプ。

ヘッドランプの裏側。

頭頂部用のゴムバンドを外したところ。

バンドの取り付け部は3カ所ある。


 頭部に装着するためのゴムバンドをヘッドランプに取り付ける部分には、バンドを通すためのスリットがある。このスリットが広いとバンドの脱着がしやすい。しかし、ゴムバンドの生地が薄くて柔らかいと何かの拍子にバンドがスリットから抜け落ちてしまう。
 スリットがないとバンドが脱着できない。バンドをヘッドランプに装着した後でスリットを閉じることができれば問題は解決する。

 LEDヘッドランプのブリスターパック(外箱)のプラスチックをカットして円筒状にした。

外箱のプラスチックを切って、筒状にする。


 LEDヘッドランプにゴムバンドを通した後、作ったプラスチックの筒をスリット部分に巻く。

スリット部分にプラスチックの筒を巻く。


 これで完成である。

 ゴムバンドを外す時は、プラスチックの筒の一端を摘まんで抜き取ってから外せばいい。バンド自体は頻繁に取り外しをするものでもないだろう。

 ただ、プラスチックの筒は、どんなに小さく癖をつけてもヘッドランプに取り付けるとどうしても径が大きくなってしまう。どうにかぴったりに作れないかと考えてみた。


 アルミ板ならどうか? ホームセンターから0.5mm厚のアルミ板を購入して筒を作ってみた。

0.5mm厚のアルミ板。

 スニップル(金切りばさみ)でカットし、切断面をサンドペーパーでやすり掛けをする。

スニップルでカットと、切断面をやすり掛け。

 少しずつ筒状に曲げる。

筒状に曲げる。

 ヘッドランプにバンドを取り付けた後で制作したアルミの筒を巻くように取り付け、ロングノーズ(ラジオペンチ)で締めていく。

取り付けたアルミの筒。

 アルミ板は0.3mm厚でも充分だろう。硬さから言うと0.5mm厚は少し厚過ぎたようだ。残りのアルミ板の利用性から言うと05mm厚の方が価値は高いので0.5mm厚を購入したのではあるが…。

 プラスチックの筒よりアルミ板の方がバンド隙間が大きく取れるのと、滑りがいいので使い易くはある。バンドの脱着からいうとプラスチックの筒の方が容易ではある。 痛し痒しである。

2018年7月1日日曜日

安いクーラーボックスの保冷力向上

2018.May.21.


 前記事の「クーラーバッグの保冷力向上」で調子に乗ったのでホームセンターの激安クーラーボックスでも同じ細工を施してみた。

 メイクマンで購入した2,000円ほどのクーラーボックス。

激安クーラーボックス。




 前回使用した銀マットの残りをカットしクーラーボックスの内側にぴったりサイズで箱状に組み立てる。クーラーボックスの蓋の内側にもセットした。銀マットで作った箱の立ち上がりは蓋の窪みに合わせてクーラーボックス本体の高さより少し高めにしている。

銀マットで作った内箱。

内箱の立ち上がりは高めにしてある。

 100均で購入したクーラーバッグを中に入れて完成。

蓋の内側にも銀マット。

100均のクーラーバッグを入れて使用する。

 ロゴスの蓄冷材「氷点下パック GTマイナス16度 ハード 900」がギリギリ入るサイズである。



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 本来は、冷気は下に下がるので内容物の上部に蓄冷材を入れるべきなのだろうが、小さなクーラーボックスなので片側の壁に立てて入れると使い易い。


蓄冷材もクーラーバックの中に入れる。

 これで安いクーラーボックスでも保冷力は向上できるはずである。