2016年8月31日水曜日

Jimny 40th.Anniversary ソフトクーラーバッグ の改良

2016.Aug.26.

 5年程前、いつもお世話になっているディーラーでソフトクーラーバッグを頂いた。

Jimny 40th.Anniversary のソフトクーラーバッグ。

 ソフトクーラーバッグといっても生地は非常に薄い。100均の買い物用クーラーバッグの生地と匹敵する。

 折角頂いた物であるし、サイズもちょっとしたドライブには最適、しかも「スズキ」と「ジムニー」の印刷もある。
 
 私のJB23の車体色も青なので色もぴったり。

 未使用で保管したままだったので、使ってみようと思った。

 現状のままではクーラーバッグとしての保冷力が乏しい。発泡スチロール板のあまり厚い奴だと容積がほとんど無くなる。まあ、ある程度の保冷力があり、容積も犠牲にしないやり方を考えた。


 100均で1cm厚の工作用発泡板を購入。クーラーバックにぴったりサイズで箱を制作した。防水のために内部にはシリコンの充填剤を薄く塗った。

 蓋はバッグの扉に両面テープで固定。

100均で購入した1cm厚の発泡工作ボードで内箱を制作。

蓋は二重にして密閉度を上げた。

内部には防水のためにシリコン充填剤を塗布。


 仕上げに、バック全体に防水スプレーをかけて完成。

完成。

 クーラーボックスとしては保冷力はおもちゃ程度だとは思うが、半日程度は大丈夫かも?

2016年8月27日土曜日

くば笠の改良 (安全帽の再利用)

2016.Aug.27.

 沖縄には古くから便利な道具がある。

 自然の植物から作られ、通気性が良く、猛烈な直射日光を遮ってくれる先人の知恵。はるさー(畑人-農業従事者)も、うみんちゅ(海人-漁業従事者)も屋外で作業する人には欠かせなかった道具のひとつである。

 その名も「くば笠」である。

くば笠。
作り方で数種類のデザインがあるようだ。

 平成5年頃だったか、伊江島に行った時、伊江島タッチュー(城山)の登り口にある売店で購入したものである。確か当時で800円だったと記憶している。

 丁寧に作られいてる物では、内部に頭を押さえる環とアゴ紐が着いているが、これにはなかった。仕方ないので、紐だけ取り付けて使用していたが、長時間被っていると痛いことがあった。

 自宅の倉庫整理の時、安全帽の古いのが出てきたので、ピコーン!とひらめいた。

 安全帽の帽体とインナーを分解し、帽体をサンダーでカット。くば笠の内側にインシュロックで取り付けた。その後にインナーをセット。

改造くば笠の内部。

 帽体はインナーを取り付けるプラスチックのピンの部分を支点にし、風が通るように台形にカットするのがポイント。

安全帽の切り方は、風通しを重視し、台形にカット。
くば笠との接触面にはスポンジテープで保護。

インシュロックは6個所。

これだけ隙間があるので、頭は蒸れない。

 安全帽自体は、ホームセンターの一番安い物である。台風時の飛来物対策と、屋上の水タンクの修理、庭木の剪定等の転倒、落下時の頭部保護用に使用していたものであった。その後、目の上が見にくいので、透明つば付きの安全帽を購入してからは倉庫の中で放置していた。捨てるのももったいないので材料として再利用した。

 このくば笠は20年以上使用している。未だにびくともしない。この改造を施して2年程なるが、使い勝手は抜群である。


2016年8月14日日曜日

「チチワ(エダス用)」で物干し竿の改良

2016.Aug.14.

 釣り人なら知っている糸の結び方に「チチワ」というのがある。

 調べてみるとチチワには2通りあり、こちらはエダス用のチチワということらしい。



 日頃、物干し竿にハンガーでシャツをいくつもぶら下げて干すと、風の勢いでハンガーが竿を滑り、風下に固まってしまう。これでは通気性が悪くなり、なかなか乾かない。

 100均に昔のTVのアンテナケーブルの平行フィーダの間に穴が開いたような物干しロープが売っているが、材質が弱く、紫外線で劣化し切れやすい。

 丁度、手持ちのロープがあったので、等間隔にわっかを作ろうと思った。



 では、エダス用チチワの結び方である。下の写真の①~⑦を参考にしてください。

① ロープの任意の場所を決める。

② わっかをひとつ作る。

③ かっわのロープが重なっている場所をねじる。

④ 3~4回ほどねじる。

⑤ ねじった中央にわっかの先端を通す。

⑥ 通した先端を引っ張りながら、ロープの両端を引く。

⑦ 結び目を固く締めながらロープを引く。
これで完成。


 我が家の物干しはステンレスの物干し竿だけでなく、農業用の鉄パイプも利用している。ただ、この鉄パイプは細いので、折り畳み物干しハンガーをいくつか掛けるとパイプが曲がる。
 毛利元就ではないが、三本の矢でなく2本のパイプにすると結構の強度が出る。

 チチワをたくさん作ったロープでチチワ毎にパイプを巻くと良いはずだ。

左は農業用鉄パイプの2本組。
右はステンレス物干しと、農業用鉄パイプ。

 ロープの端はクラブヒッチ(とっくり結び)をふたつで固定。チチワのすぐそばでハーフヒッチ(ひと結び)を繰り返す。まあ、これで緩まないはず。

 これらの結び方は、ロープをコマ切りにしていないので何度でもやり直しが効く。不要になったら外してしまえばまた一本の長いロープとして再利用ができる。

庭側と家屋側の両方に
チチワロープを施した。

チチワの使い方。

 朝食前から作業して完成。シャワー浴びて休憩。気づくと家内が早速洗濯物をチチワに掛けていた。