2017年8月21日月曜日

エブリイ DA17V 車中泊 フルフラットベッド その①

2017.August.12

 ジムニーの次の車はエブリイにする。
 前回の車検の時、「フレームに錆穴があり、次の車検は厳しい…」と言われた時からずっと考えてきた。

 JB23でもフルフラットベッドを制作してあったので、エブリイではもっと快適にしたいと目論んでいた。

 手元に来たDA17Vは広い荷台を持っていた。リアシートを畳むと「これは本当に軽なのか?」
と思うほどの広さである。

 ただ、広いのは広いのだが、収納がない。クローゼットや押入れの全く無いワンルーム。ようやく見つけたのは後部座席下のリアヒーターのスペース。ジャッキが入っているので、非常停止サインや車止めなどを入れた。
 
 ジムニーから下ろした荷物の牽引ロープ、ブースターケーブル、コンプレッサ、工具箱、折り畳みクロスレンチなどを、このだだっ広いエブリイの荷台に広げて途方に暮れてしまった。


 「JB23 トランクボックス」はジムニーに持たせたままである。専用設計なのでジムニーから下ろしてもエブリイには使えない。

 当座は部屋にあったRV-BOXの中身を出して車載した。


 
 数日はそのままで運転していたが、週末を待ってホームセンターから材木を購入してきた。

 購入した材料は軽量な木材ということで
 1. ホワイトウッド
 2. 杉 無垢羽目板
 3. 接着剤
 である。
 
 荷台の床は走行後は結構熱を持つことがわかったので、気休めにアルミ蒸着マットを敷いた。

 ベッド下は床下収納にするので、ホワイトウッドで井桁を組みその上に杉の羽目板(壁材)で床板にする。
 
 井桁の位置は床下のバッテリー点検口の障害にならないようにした。また、フロアマットは切れ込みを入れて点検口だけ開けられるようにした。

 また、井桁の横板は床面より少し上げて、通気性を持たせている。

気休めのアルミ蒸着マット。

エブリイ DA17V フルフラットベッド
井桁はこんな感じ。

車中泊ベッド
前方から2段目の桁にある灰色のクッションシートの下に、
バッテリー点検口がある。

エブリイ DA17V フルフラットベッド
この下が点検口であるとわかるように「BATT.」の表記。

エブリイ DA17V フルフラットベッド
ネズミ色のクッションシートを剥がし、銀マット、フロアマットを
めくると、点検口にアクセスできる。

車中泊ベッド
バックドア側はネットを貼るので蓋にしてある。

車中泊ベッド
井桁の拡大。
後部側

車中泊ベッド
井桁の拡大。
前部側。

車中泊ベッド
床面に接している井桁は縦方向の2枚と、
バックドアの最後端の横板のみである。


車中泊ベッド
JB23からおろした荷物を収納。


無垢杉板 羽目板節あり (木材 11×160×1985 10枚)) 1束 アイジャクリ加工
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 杉の羽目板は元々壁用なのでフロア用ほど厚みと強度はない。また、板同士の接合用のアイジャクリ(と言うのだろうか?)も接着剤で固めてもそれほどの強度は期待できないだろう。したがって補強材として板の接合には桟木を入れることにした。

 床板は4分割とし、荷台部分に左右2枚。後部座席部分に左右2枚の計4枚である。


エブリイ車中泊
床板4枚を敷き詰めた状態。

 4名乗車の定員は犠牲にしたくないので3名乗車モード、4名乗車モード共に可能にしてある。



車中泊ベッド
3名乗車モード状態。
もちろん左右逆も可能。

エブリイ車中泊
後部座席のシートを起こした際の床板は荷台側に移動する。
※写真に写っているテーブルは後日ネタとしてアップ予定。

 目標とした
 1. フルフラット化
 2. 床下収納の充実
 3. 固定物ではなく、積載物としてただ荷台に置いているだけ
 4. 3〜4名乗車に完全対応
 は叶った。

 ネットで参考にさせて頂いた先輩方はマットタイプのフロアがほとんどではあるが、こちらは沖縄。寒さはネオプレンの荷台マットとインフレーターマットで対応可能である。それよりいかに涼しく保つかが要点であるので板のフロアにした。

 杉の香りが気持ちよく運転中もふと「旅館のお風呂?」を連想してしまう。
 良かったのか? 悪かったのか?


追記・・・
エブリイ DA17V フルフラットベッド その②」へ続く。

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