2022年9月18日日曜日

車用スマホホルダーの修理

 2022.August.28.

 エブリイのスピードメータ上に、吸盤で取り付けていたスマホホルダがガタガタになった。えっ?何が起きたの? と理解が出来なかった。

 帰宅後、スマホホルダをよく見ると吸盤がボロボロになっていた。この吸盤、耐久性がないんだなと考えたが、購入して5年程だろうから、こんなものなのだろう。


 それでも納得できないので修理してみた。


スマホホルダ
ボロボロと崩れ落ちたスマホホルダの吸盤

スマホホルダ
ゴムの弾力性が失われている。


 手持ちの透明ポリカーボネイト板を利用した。

ポリカーボネイト板の残り


 吸盤よりひと周り大きめに正方形にカットした。

ポリカーボネイト板をカット


 吸盤の中心にあった吸盤を引き上げて吸着力を上げるパーツを削り、ゴムの残りを取り除く。このパーツにステンタッピングビスの小さいものでネジ止めする。

極小のステンタッピングビス

吸盤中心のパーツ

中心を出す。

マジックで位置決め


 ビス止めだけでは不安なので接着剤も併用する。
 使用したのは「コニシ ボンド ウルトラ多用途 SU プレミアムソフト」である。

接着剤で接着


 接着剤が硬化してからタッピングビスを入れる下穴をあける。タッピングビスは皿ネジなので、頭を埋めるための座グリを行った。

ビスの下穴と座グリ

ビス止めも完了


 吸盤を包むようになっていた基台にも接着剤を塗り、組立てる。

 中心のパーツにノブを取り付け、軽く閉める。

スマホホルダ
基台にも接着剤を入れた。

スマホホルダ
接着剤で基台も固定

スマホホルダ
吸盤を吸着させるノブを取り付ける。


 ポリカーボネイト板をダッシュボートに取り付ける方法は、両面テープを使用する。吸盤でなくてもこの面積の板があれば大丈夫だろう。

 透明のポリカーボネイト板なので、両面テープが丸見えになる。スマホホルダが黒なので、ポリカーボネイト板も黒に塗装した。

スマホホルダ
塗料を付けたくない所はマスキング

スマホホルダ
黒のスプレーで塗装

スマホホルダ
完成したスマホホルダの基台部分


 スプレー塗料が乾いてからマスキングテープを外し、両面テープを貼る。

 貼り付けるダッシュボードの部分をカイロ用のベンジンで脱脂して貼り付け。

スマホホルダ
ダッシュボードに貼り付け

 これで完成。ガタはなくなった。

スマホホルダ
こんな感じ

 スマホホルダがもう一つ有るのだが、こちらはまだ大丈夫のようだ。今はそっとしておいて、壊れてから修理しよう。