2016年2月28日日曜日

イワタニ・プリムス ガス・キャンドルランタン IP-G-CANDLE

2016.Feb.28

 今回は、懐かしい物の紹介。

 まだ、独身の若かりし頃。Iwatani-Primus のテント BP-1 とYAMAHA XS250 でツーリングしていた頃最初に買ったランタンである。

 これをメインのランタンにしていた。とにかく暗く、常夜灯ぐらいの役にしか立たなかったが、無いよりはマシだった。

IP-G-CANDLE

 購入後、1年ほどで点火装置が効かなくなったり、ガス注入口からガス漏れしたりで、あの手この手で分解して、100円ライターから圧電素子を移植したり、ゴム板を買ってきてパッキンを作ったりして修理したのを覚えている。

 あれから20数年たった今も、ガスを入れて点火するとこの通り、昔と変わらない灯火を見せてくれる。
 


 真鍮製で、使い込んでいるのでだいぶ汚れているが、あえて磨こうとは思わない。

 ちなみに正面のエンブレム下の数字はガスの消費レート。説明書に書いてあったのをインスタント・レタリングとクリアラッカーで自分で記載したもの。出先でライターガスの補充の目安にしていた。




 おまけ。

このブログを書いている時、ふと横を見ると愛犬のルークくんが寝ていた。

写真はPENTAX Q-10で撮影しPicasa3で編集してます。

 器用に直射日光を探して、僅かな光の幅を有効に日向ぼっこ。どうしてこう犬って頭良いのか。

 ちなみにこのユニット畳は床から50cm上げてその下には床下収納を作っています。手前の段差には犬用スロープを作っているので、ルークくんは自由に登り降りができます。

 そして写真の窓の外にはこの景色。

私の狭い部屋の小さな窓から見える景色。
桜は寒緋桜。沖縄の桜です。
買い物や通勤は少し不便ですが、やっぱり田舎はホントに良いです。



【追記】2020.April.26. 以前修理したガス漏れの修理方法をアップしました。
イワタニ・プリムス ガス・キャンドルランタン IP-G-CANDLE その2」です。

2016年2月26日金曜日

JB23 カーテンの取り付け方 (車中泊・フルフラット用)

2016.Feb.15
車中泊用にネットでカーテンを購入した。

 しかし、リア3面はいいのだが、運転席と助手席の窓用は気に入らない。

 なぜならドアの窓枠にレールを取り付けてカーテンを設置するタイプだったので車中泊以外では邪魔でしょうがない。しかも昨今は前3面ガラスへのフィルム、カーテン、ネット類の取り締まりも強化されている。

 ネット購入のカーテンは完全遮光タイプである。

 まずはバックドアへの取り付け。説明書では両面テープで云々とあるが、経験上、内装のプラスチックのカバーに両面テープだとすぐに剥がれてしまう。

 そこでアルミL字材を利用してフレームを作った。下用のフレームは内装プラスチックにタッピングビス留め。

 フレームは同じL字アルミ材を短くカットしてアングルを作り基部とし、1フレームに3箇所で固定した。
バックドア窓の下部取り付け状態。
車内側から見たところ。
拡大図
バックドア窓の下部取り付け状態。
車内側から見たところ。

バックドア窓の下部取り付け状態。
車外側から見たところ。
バックドア上部はドア板金に直接穴をあけてタッピングビス留め。上部は平アルミ板で基部を作り4箇所で固定した。
バックドア窓の上部取り付け状態。
車内側から見たところ。
中央部付近。
※赤黒線はハイマウントストップランプの電源線。

バックドア窓の上部取り付け状態。
車内側から見たところ。
中央部付近。

バックドア窓の上部取り付け状態。
車内側から見たところ。
端部付近。
次に後部座席左右の窓である。こちらの窓は御存知の通りハメ殺しであり、開閉できない。
 内装プラスチックパネルに両面テープとステンビスの小さいもので固定した。このビスは頭がギリギリカーテンレールの溝に入ってくれるサイズの小さいものである。

後部座席窓の下側カーテンレール取り付け状態。

後部座席窓の上側カーテンレール取り付け状態。
後部座席窓は前方が斜め。カーテン固定のために、
余ったレールを使用しビス留め。

 カーテンレールの端の局面への対応は、ヘアードライヤーの熱風で加熱しながらレールを曲げると上手く行った。



 運転席と助手席のカーテンはネット購入のセットに入っていたものではサイズが窓ガラスのギリギリサイズだったので、やむなくカインズから購入したが、このカーテンは透過率が高いものであった。(現在は対策を考え中。)

 運転席と助手席の取り付けには

 1. 収納時はセンターピラー部にまとめられ、後部座席の乗り降りの邪魔にならないこと。
 2. 運転時に運転席と助手席の窓にかからないこと。
 3. カーテン展開時はドアミラー部までしっかり覆うこと。

 に重点を置いて設置した。

 上部カーテンレールはL字アルミ材を使用し、平アルミ材でフロント及びリアのグリップのネジを利用して固定。カーテンは大型車用の高さのあるものを選び、それぞれ左右2枚ずつを使用した。また、窓に少しでもかかると車検がうるさいのでギリギリ上に上げた。

助手席後部(センターピラー)側のレールの端。
※邪魔なものがあって見えにくくてゴメンナサイ。
助手席前部のグリップのネジを利用。
カーテンレールはドア開口部のゴムより上に固定。
センターピラーのカーテン留とゴム紐の基部。
前部カーテンはこのようにセンターピラーの
やや後ろ側で全てまとめられる。

 運転席、助手席ともにカーテン2枚を使用し、カーテンの繋目はベルクロテープを縫い付け、取り外せるようにした。また、カーテンは長方形だが、窓は台形なのでカーテンの裾をインパネのサイド部に引っ掛けられるように改造した。
カーテン前部の固定ポイント。
JB23の屋根はボティより幅が狭い。したがって、カーテンレールから垂直にぶら下がったカーテンはドアより15cm~20cm程車内側に垂れる。これでは就寝時、車外からカーテンの裾越しに体の1/3が見えてしまう。
 その隙間対策としてセンターピラーとインパネのサイドをゴム紐とSカンで引っ張ることにした。

紐とSカン。(収納時)
紐とS字フック。(使用する直前)
ゴム紐使用状態。
このゴム紐の外側にカーテンを引くことで、カーテンの裾はドアギリギリまで寄る。車内のプライバシーは守られることになる。

カーテンとゴム紐使用状態。

就寝時、ゴム紐でカーテンの下部を張ると、
中が見えない。

ゴム紐を張らないと、寝ている体の一部が見えてしまう。
(偏光フィルター使うの忘れて中が見えにくくなって
しまいました。ゴメンナサイ。)
フロントガラスはイエローハットで購入したブルーシルバーの折り畳みサンシェードをカットしてバイアステープを縁に縫い付けたピッタリサイズの物を使用する。フロントのガラスの隙間はないので中は見えない。

2016年2月14日日曜日

キャンドルランタン用クリアカップ・タブキャンキャンドルの改良

2016.Feb.06

 コールマンのガソリンランタンのシングルとダブル、プリムスのガスランタンのマイクロ、MBLと明るいランタンはあるが、キャンドルランタンも好きである。暗いのが欠点ではあるが、何より無音。目の暗順応も早い。

 でも、もう少し明るくならないだろうか? いつも思っていた。

 100均でクリアカップのタブキャンドルを見つけてからはフォレストヒル・キャンドルランタンに使うと、カップも光を通すので少しは明るくなる。


 先日Amazon商店でお得なクリアカップ・ティーライト・キャンドルを見つけて購入した。喜び勇んで点灯したが炎がとても小さい。暗い。

 Google先生に聞いてみると、タブキャンドルはほとんどがアロマポット用なので、オイルの余計な蒸発を押さえるために炎が小さくなるように作られているようだ。アロマポットに使用するには最適かもしれないが、照明を目的としたランタン用にするには不適格である。
 アロマポット用としては無駄な燃焼もなく、カップが溶けることもなく最高のコンディションである。



 アホみたいに大人買いして300個も購入したタブキャンドルを無駄にしたくない。解決策を考えた。

 灯したタブキャンドルをよく見ると芯が極めて細い。点火前は結構な太さがあるが、蝋が付いているからと、燃えるとシャープペンシルの芯より細くなる。ならば芯を少し太いものに替えれば炎も大きくなるはずと、キャンドル用の芯を探してみた。

 キャンドルランタンのホヤのサイズ、本体のサイズから炎の高さが2cm~3cm程が良いはずと、「平芯3×3+2」と「平芯4×3+2」の2種類をそれぞれ10mで購入。






丁寧な資料が同梱されていた。
平芯3×3+2
平芯4×3+2

 早速、タブキャンドルの分解と芯の交換を実施した。使用したのは千枚通しと圧着端子プライヤである。

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使用工具は千枚通しと圧着端子プライヤ。
  まず、カップからキャンドルを抜く。これはカップを持って、キャンドルの芯を引っ張れば簡単に抜ける。
カップからキャンドルを抜き取る。
  次に、キャンドルの底から芯とホルダを抜き取る。
キャンドルの底から芯を抜く。
  抜き取った芯のホルダをよく見ると、円筒部の片面だけを潰して芯を抑えている。これと同じ加工は圧着端子プライヤで可能である。
こちら側は凹部。
こちら側は凸部。
  千枚通しでホルダの底から潰れた部分を広げるように突き通す。この時、自分の指まで突き通さないようにご注意。結構力とコツが要りました。
千枚通しでぐりぐり。
  
気をつけながら、グリグリ。


 購入した新しい芯をホルダに差し込んで、圧着端子プライヤでカシメていく。取り外した芯がたくさん残ったので、ふと思いつき、2芯のダブル芯も作ってみた。
本来付いていた芯を2本差しのもの。

圧着端子プライヤでカシメる。
グニッと潰す。
  新しく購入した芯はキャンドルの穴にすんなり通るが、ダブル芯は太くなるので入らない。

キャンドルの穴の拡張。

 千枚通しで穴を広げようとするとキャンドルが割れた。
割れたキャンドル。
2分割か、3分割で割れる。

 しかし、これが都合よく、芯をセンターに合わせて割れたキャンドルを組み合わせてカップに挿入。
芯をセンターに合わせて

パズルのように組み合わせて

カップに挿入。

キチキチで入る。
 「平芯3×3+2」と「平芯4×3+2」、2本差しが出来たので、実際に全て並べて点灯し、比べてみた。

クリアカップキャンドルの比較。
左から
「Default」:改造無し。
「Default W芯」:外した芯を追加した2本差し。
「3×3+2」:平芯3×3+2。
「4×3+2」:平芯4×3+2。
点灯後3分後。
斜め上から見たところ。
平芯4×3+2 は炎が高過ぎて、ススも出ている。

 点灯後、1時間ほど経過。カップの蝋は全て融解している。
クリアカップキャンドルの燃焼テスト。
点灯1時間後。
蝋が溶けると光の透過性が良くなりキレイ。

上から見たところ。

平芯4×3+2 を拡大。

平芯3×3+2 を拡大。


外した芯を追加した2本差しを拡大。
燃え尽きるまで燃焼を続けた結果は次のとおりであった。

 「Default」 改造無し。 ・・・燃焼時間 3時間50分
 「Default W芯」 外した芯を追加した2本差し。・・・燃焼時間 2時間05分
 「3×3+2」 平芯3×3+2。 ・・・燃焼時間 2時間20分
 「4×3+2」 平芯4×3+2。 ・・・燃焼時間 1時間30分

 ただし、平芯4×3+2は炎が高過ぎ、ススも見えるほど出るので、キャンドルランタン用には使用できないことが分かった。

フォレストヒル・キャンドルランタンに
平芯3×3+2 を使用したもの。

 その後、UCOマイクロランタンやチロルランタン等で数回テストしてみた。

 平芯3×3+2、外した芯を追加した2本差し共にポリカーボネートのカップが溶け燃え出すことが何度か有り、点火時の芯の長さを短くすると良いことが分かった。
 ※火災の原因になります。絶対に真似しないで下さい。

 また、ランタン内部の容積(高さ)が高い方が安定した燃焼が得られ、UCOマイクロランタンのように容積が小さいものは改造無しのクリアカップもしくはアルミカップが無難のようだ。
 
 裸火で燃焼させた場合より、ランタンで燃焼させると炎が高くなる傾向が見られる。

 「平芯2×3+2」も購入しておけば良かったかも?と、ちょっと後悔。



 おまけ・・・

 ゴソゴソと、キャンドルランタン用品の箱を探っていると、十年ほど前に100均で買ったと思われるタブキャンドルが出土?してきた。

 今回購入したクリアカップキャンドルと燃焼比較してみた。
 
ガラクタ箱(宝箱と呼んで下さい)から出土した
未開封タブキャンドル。
奥のキャンドルの順番に並べて点火。
どれも炎の高さは微妙・・・。

 感想

 アロマポット用タブキャンドルだけでなく、照明用タブキャンドルを格安で販売して欲しいなあ。
皆さん、そう思いません?