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2023年1月4日水曜日

ベルトハンガーの改良

 2022.August.20.

 過去記事「ベルトハンガーの制作」で作ったハンガーの端の改良を行った。

 ハンガーに掛けているベルトがたまに隣のベルトを引き連れて落ちることがあるので、ストッパーを付けてみた。

ハンガー掛けにストッパーを付けた。


 ストッパーの材料は手元にあったシナベニアの端材である。
 切断はいつものDremel SAW-MAX を使用。SAW-MAXはもはやメーカー廃盤になってしまったようだが、ちょっと木材等を切るには便利な工具である。丸鋸のようにノコ刃ではないので、薄いベニアや切り口が比較的滑らかに切れるので使い勝手が良い。ただし、交換用の刃(SM500)が高価な割には耐久性が低いので、プロには向かないのかも知れない。

カットしたシナベニア

 Dremel SAW-MAX でカットした後はサンダー(ディスクグラインダー)にスパークディスクを取り付け、整形とバリ取りを行う。

 ベルトハンガーの端にストッパーを木工用ボンドで接着する。ハンガーの板が薄いので、ビスが使えない。

ハンガー板の端に
シナベニアのストッパーを接着

別の角度から


完成


 これでベルトを取る時に、隣のベルトを道連れにすることはなくなった。
 ベルトハンガーはこれで一段落である。

2022年12月4日日曜日

エブリイ サイドバグネット スライドドア用網戸の改良

 2022.August.20.

 過去記事「エブリイ サイドバグネット スライドドア用網戸」の改善を行った。

 スライドドアの網戸の薄ベニアの設計が甘かったのか、隙間ができてしまう。以前、ゴム板で縁を覆ってはいるのだが、隙間ができている。

網戸の隙間①

網戸の隙間②

 これでは車中泊中に献血車になってしまう。
 この時代にまさかマラリアはないと思うが、以前同期の自己紹介で「自分の自慢は海外に行ってないのに沖縄でマラリアに罹ったことです」という人がいたので、皆無ではないのだろう。


 網戸の薄ベニア自体にテンションを掛け、網戸自体を曲面にしようと考えた。

 まずは左右のスライドドアから網戸自体を外す。
 3mm厚のシナベニアを使用し、桟木を接着する。接着時に網戸を曲面にしておけば大丈夫だろう。

取り外したスライドドア用網戸

台の上に置くと逆反りしている。

テンションを掛けるための板材

まずは黒く着色

2017年に制作したのがわかる

板材を接着する時にRをつける

こちらもRをつける

一枚の網戸の両端に板材を接着

4箇所目

接着剤硬化後

窓の局面に合ったカーブができた。

ドアにはめたところ①

ドアにはめたところ②

 ドアにはめた時にシナベニアに亀裂が生じてしまった。シナベニアは広いとテンション掛けても大丈夫だが、今回の様に幅を狭くカットしてしまうと強度は無くなってしまう。とりあえず、割れが生じた所にエポキシ系の接着剤で補強を入れたので、どうにか当初の目的は果たすことが出来た。

 ポリカーボネイト板に上手く網戸を取り付ける方法があれば、最初から作り直したいものではあるが、現状でも使えるのでこのまま使用していくことにした。見た目はいまいちだが、車外から見た感じは粗は見えにくい。

2022年8月27日土曜日

エブリイ 車内ゴミ箱の工夫

 2022.June.04.

  多分、このゴミ箱はトヨタ ブリザードに乗っている時から使用してきたような気がする。
 その後、JB23にも引き継いで使用しているので、もう20年になるのだろうか? 記憶も定かではない・・・。

ワコー funvie ダストボックス
「ワコー funvie ダストボックス」
という商品名らしい。


 裏側には、中央にベルト通しがあり、両端には芯入りのベルトフックが付いている。ブリザードとJB23では運転席座面下のシートスライドのバーに取り付けていた。エブリイではエンジンが座席下にあるためシート下は前方に飛び出している。これではゴミ箱は設置できない。
 エブリイでは運転席と助手席の間のコンソールボックスの前に吊り下げて取り付けていた。


ワコー funvie ダストボックス
両端のナイロンベルトは
芯が入っていてフックになる。

ワコー funvie ダストボックス
内側はビニール素材

ワコー funvie ダストボックス
蓋はマグネットで閉まる。

ワコー funvie ダストボックス
底部はこんな感じ。


 ゴミ箱を汚したくないのと、防水のためにビニール袋を内部に取り付けて使用している。
 ゴミ袋の口が閉じないように、事務用のクリップを使用してきた。このクリップのおかげで運転中にも目視すること無く、確実にゴミを袋の中に捨てることが出来ていた。

ワコー funvie ダストボックス
事務用クリップで、
ビニール袋を固定している。

ワコー funvie ダストボックス
このクリップはつまみを
任意の位置に回せるので便利


 確実にゴミ箱にビニール袋をセットできるのはいいのだが、欠点が一つ。ビニール袋の交換の際に4箇所のクリップ取り外し、またセットしなければならない。また、ナイロン布製のゴミ箱なので、外圧で潰れることも多い。

 もうちょこっとどうにかならないものか? 思い出す度に検討していたのだが、今までこれといったアイディは浮かばなかった。


過去記事「クリアファイルでケース作成
過去記事「CAPTAIN STAG CS ランタンケース小 の紹介と工夫

で行ったPPシートのハンダゴテ接着方法で、ゴミ箱内部に四角い筒を作ってみてはどうか?と考えた。

 材料は100均で購入した工作用PPシート(0.75mm厚)である。

PPシート
100均で購入した工作用
PPシート(0.75mm厚)


 ゴミ箱のサイズを計測し、ぴったりサイズでPPシートをカットし、接合部をハンダゴテで点溶着した。

 過去記事「クリアファイルでケース作成」に紹介したPPシートのハンダゴテ溶着方法は下の写真を参照してください。
 机にクランプで適当な木材を固定し、その板材を台にしてハンダゴテでPPシートを溶着する。台にした板材はコテ先の焼け跡が残るので、廃材を利用する。

廃材を台にしてPPシートを溶着する。


 使用しているハンダゴテはamazonで購入した、
である。

 通常の100V式ハンダコテに比べて、グリップ下にコテ先までの距離が短く、細かい作業に使いやすい。また、交換用コテ先が別売りで、コテ先の交換が容易。乾電池式であるがニッケル水素乾電池(1.2V✕4本)でも充分に使えているので経済的である。また、ガス式より容易で、一本家庭にあっても良い。


 で、完成した中筒が下の写真である。ゴミ箱自体が横から見ると対称ではないので、中筒は斜めにカットした形である。したがって中筒には前と後ろがある。

PP中筒
完成した中筒

PP中筒
中筒の前面
Front という文字を入れた

PP中筒
溶着面



 中筒にビニール袋を被せて、そのままゴミ箱にセットする。ただ、それだけ。
 中筒の形と硬さ、弾力があるので、ゴミ箱自体が潰れたままにはならない。

PP中筒
中筒にビニール袋をセットし

ワコー funvie ダストボックス
ゴミ箱にセットする。

ワコー funvie ダストボックス
形も整う

ワコー funvie ダストボックス
蓋もバッチリ閉まる

 
 エブリイDA17Vのゴミ箱の設置場所は、運転席と助手席の間のコンソールボックスの前方下にしてある。
 コンソールボックスを一度外して、ドリルで穴を開けステンレスの針金でフックを作ってある。下記写真参照。

エブリイDA17V
コンソールボックスのフック

エブリイDA17V
拡大写真

エブリイDA17V
上から見た写真


 このフックにゴミ箱付属の芯入りナイロンベルトを通してぶら下げている。

エブリイDA17V
ゴミ箱の取り付け

エブリイDA17V
横から見たところ

 実際に制作したのは6月。この記事を編集しているのが7月終わりなので、約2ヶ月使用していることになる。
 使用した感想としては、蓋を開けた時に大きく口が開くのでゴミの投入が楽。中筒の弾力でゴミ箱が潰れることがない。ビニール袋の交換が楽。難点は助手席間のウォークスルーがしにくくなった。それぐらいだろうか。

 良い物は長く使いたい。長く使えるから良い物とも言えるだろうか? 最近はそういう意味での「良い物」が見つかり難くなりつつある。なんて言えば年寄りなんだろうか?

2022年8月14日日曜日

ベルトハンガーの制作

2022.April.30. 

 スーツ用のスラックスには革ベルトだが、普段のズボンにナイロンベルトを使うようになってから10年以上になる。用途やズボンの色に合わせてベルトが増えて5本になってしまった。

ベルトハンガー
自作ベルトハンガー


 これまでは下の写真のように、高棚の下にインシュロックに洗濯バサミを通して1本ずつ吊るしていたのだが、その度に両手を使わなくてはならない。片手で取ったり片付けたりできるようにしたいと、ずっと考えていた。
  
ベルトハンガー
インシュロックと洗濯ばさみのベルト吊り


 倉庫から廃木材を物色し、使えそうなものを揃えてきた。杉の角材が2本あったので、1本は半分に割って板材にする。

ベルトハンガーの制作
板材

ベルトハンガーの制作
素人なので、それぞれの厚みが違う


 割らなかった杉材は骨として使うのでサンダーで溝を掘った。ノミを使うのが正しいのだろうが、どこに片付けたのか分からなくなっている。

 背骨に当たる木材に溝を彫り、ベルトを乗せる板材と、仕切りになる板材を交互に取り付ける。溝はサンダーに切断砥石、切削砥石、ペーパーサンダーと付け替えて仕上げた。

ベルトハンガーの制作
背骨の溝を掘る

ベルトハンガーの制作
出来た溝

ベルトハンガーの制作
全体を研磨する


 板材の取り付けには木工ボンドとコースレッドを使用した。

ベルトハンガーの制作
ベルト載せの板を取り付けた状態。

ベルトハンガーの制作
裏返して、仕切りの板材を取り付けた状態

ベルトハンガーの制作
乾燥を待っている状態


 ベルトハンガー自体の吊り下げには、ステンレスの針金を使用した。太めのステンレスの針金を加工してフックを取り付けた。

ベルトハンガーの制作
ステンレスのフックを取り付けて完成


 高棚の下に取り付けていた洗濯ばさみ製のハンガーを取り外し、新しく制作したベルトハンガーを吊り下げた。

ベルトハンガーの制作
ベルトハンガーの位置は元と同じ場所

ベルトハンガーの制作
べルトを下げるとこの通り


 手持ちのナイロンベルトを掛けてみるとこの通り。なかなか使い勝手も良い。たまにベルトを取り出す時に隣のベルトも滑り落ちる事がある。設計の段階にもこうなるかも? と予想はしていた問題ではある。ベルト載せの板の加工時に両端に段差を付けてみようとも考えてはいたのだが、工作の手間を厭いやらなかった。
 簡易的な対策としては、ベルト載せの板材の端に滑り止めのスポンジテープでも貼ってみよう。