2018年6月3日日曜日

クーラーバッグの保冷力向上

2018.May.20.

 昨年、車中泊用にシマノ フィクセル プレミアム の22Lを購入したのだが、宮古島には持って来れなかった。代わりにホームセンターの発泡スチロールクーラーボックスを持って来たのだが、引っ越しの荷物の中で蓋に穴が開いてしまった。

 もうすでに最高気温30℃に達しているので、冷たい飲み物が必須である。車のクーラーをガンガンかければ涼しいのだが、カメラとレンズが冷えると車外で撮影に持ち出すと真っ白に結露して写真どころではない。車のクーラーは極力使用を控えている。なのでとにかく暑く喉が渇く。やはりクーラーボックスが欲しい。

 宮古島は西端の池間島から東端の東平安名崎まで約50分。車中泊の必要はない。もしかすると冬には1泊ぐらいはするかも。ならば小さいクーラーバッグでいいか。
 
 ドン・キホーテでキャプテンスタッグのセジール 6リットルを購入した。ただ、やはりクーラーバッグは厚みが薄い。Amazonでのレビューはまあまあいいが、これでは保冷力が足りないかも?





 で、またしても虫がうごめき出した。

 安いキャンプ用銀マットと100均の保冷バッグを購入し、改良してみた。


クーラーバッグ
キャプテンスタッグのクーラーバッグ セジール。

クーラーバッグ
折り畳み式で中はこんな感じ。


 銀マットを蓋付きのボックス型に組み立てる。組み立ては梱包用透明テープで張っただけである。

クーラーバッグ
銀マットをボックス型に組み立てる

 銀マットの切れ端がもったいないので、底部は二重にしてみた。

クーラーバッグ
切れ端は底部に二重にする。

クーラーバッグ
切れ端を底に敷く。


 キャプテンスタッグのクーラーバッグの蓋の内側には折り畳み時のベルトが付いている。このベルトが運良く利用できた。銀マットのボックスの蓋をこのベルトに通せばクーラーバッグの蓋を開けるとボックスも蓋も一緒に開く。
 
クーラーバッグ
銀マットで作ったボックスを入れる。


 クーラーバッグと銀マットのボックスが汚れないようにと、保冷力のさらなる向上のため、100均の保冷バッグを中に入れる。プラスチックの取っ手は邪魔なので取り外した。
 この保冷バッグの口はただね折り畳むだけである。

クーラーバッグ
100均の保冷バッグを中に入れて使用する。

クーラーバッグ
保冷バッグは口を折りたたんで使用する。

 ついでに小さめの蓄冷材を購入した。キャプテンスタッグのクーラーバッグの蓋の内側にはファスナー式のメッシュポケットが付いていてここに蓄冷材を入れるようになっている。冷気は上から下に降りるのでその方が効率的ではある。しかし、こんな小さなバッグなので蓄冷材は中に立てて使用することにした。

クーラーバッグ
小さめの蓄冷材。

クーラーバッグ
蓄冷材は100均の保冷バッグの中に立てて使用する。

 その翌週末、冷蔵庫で前日から冷やした370mlと100mlの缶コーヒー、冷凍したドリンクパウチ1個、蓄冷材をこのバッグに入れて朝10時から出かけた。これとは別に保冷水筒にスポーツドリンクを持って行った。快晴の日中、一日あちこち出かけ帰宅後の夜10時。クーラーバッグに残っていた100mlの缶コーヒーと蓄冷材はキンキンに冷えたままであった。さすがに蓄冷材の中身はほぼ液化してはいた。最高気温30℃の快晴の日中、合計2~3時間は駐車場で駐車していた中、12時間は確実に保冷できている。目論見は成功であった。

 さらに保冷力を上げるには、中に入れる飲み物の半分位を冷凍して入れればよいだけである。早めに飲む物は冷蔵だけ、後から飲む物は冷凍しておくというふうに工夫次第である。
 飲み物がこぼれても100均の保冷バッグだけを洗うか、汚れがひどい場合は買い直すだけ、108円の出費で済む。

 我ながら結構おすすめである。


【追記】
 同様の仕掛けをホームセンターの激安クーラーボックスにも施しました。
 「安いクーラーボックスの保冷力向上