2015.Aug.22
Esbit Cook Set 585
Esbit(エスビット)
売り上げランキング: 35,906
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ゴトク付きということで期待して購入したが、実際使用してみると、お湯が湧くまで時間がかかる。
よく見ると五徳上部の排気孔から外に熱が逃げている。カップの底部からじっくり舐めるように加熱できていない。五徳とカップの間に隙間を開ける必要がある。と思いつきで改造した。
左:Esbit 585ml Cook Set(自作アルミ缶バーナーをセット)
中央奥:自作アルミ板ウインドシールド
中央手前:100均化粧品用シリンジ
右:付属ポーチ
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車のワイパーゴムの交換の度に捨てずにとってある板状の針金を利用して五徳にサポートを付けた。ワイパーゴムの針金は「硬い」「錆びない」「変形しにくい」「バネのような性質」と利用価値のある材料である。
五徳の上部に針金のぎりぎり通る穴を4カ所空け、針金をコの字型に曲げて差しこむだけ。安易に抜けないようコの字型の形を工夫した。
そうするとこのとおり五徳とカッブの底に隙間が空いた。
五徳の内底には固形燃料用の四角い枠が飛び出しているので、アルミ缶バーナーの底には足を付けた。アルミ缶上部の飲みくち側の底板だけを切り抜き、少しずつ胴を広げてバーナーを押し込んだ構造である。
バーナー底部には容量確保のために金属の筒を体重プレスで板に押し付け変形させている。
アルミ缶バーナーの穴は0.5mmなのでなかなかアルコールが中に入らない。そのため強制注入するために100均の化粧品ボトルコーナーで見つけたシリンジにホームセンターの燃料ホースを切ったものを取り付けた。
シリンジでアルコールを吸い、アルミ缶バーナーの内側の穴に押し付け注入する。数回注入した後、バーナー上部にアルコールを貯めて着火するとプレヒート完了。燃焼が始まる。
炎上部の一番温度が高い位置がカップの底面に綺麗に当っている。五徳の穴からは無駄な炎が逃げていない。
拡大するとこんな感じ。
ようやく、無駄にカップの取っ手が焼けずに、効率よくお湯が湧くようになった。
長時間の煮炊きには、このサイズのアルミ缶バーナーでは小さいかもしれない。その時には火が消えてから消火を確認した後で燃料を追加すればよい。何度か使用してみたが、少なくともこのカップ一杯のお湯なら一回分の燃料で沸騰する。
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