2015年8月24日月曜日

カメラ用防湿庫

2015.Aug.24
沖縄は高温多湿である。
 常に潮風が吹き、車のガラスも白く塩を噴く。光学機器には鬼門である。
 カメラ屋には上等な防湿庫がいくらでも売られているが、無駄に出費は避けたい。

 タッパーウェアに乾燥剤を入れるだけの防湿庫が売られていた。ドライボックスというらしい。こんな単純な箱でもそれ用として流通すると結構な値段である。また、専用の使い捨て乾燥剤が高い。

 100均に食品用密閉容器があった。価格は300円。ホームセンターから温度計と湿度計を買ってきた。乾燥剤は押し入れ用。


 これで正解!
 だいたい20%~30%の湿度で維持。無駄に開閉しない限り、吸湿剤は1年近く持つ。



 カメラ用やら双眼鏡用やらと総数4個になった。一眼レフを入れたらカメラとレンズでいっぱい。

 この防湿庫で7年ほど運用していた。

 ある時、職場の近所のとある施設が移転になり、建物の解体が始まった。建物内部の不要品が敷地に積み上げられている。ここに積まれているのは廃棄品なので欲しければもらってどうぞ!という連絡があったので、仕事帰りに同僚と物色。
 興味のない人にはゴミの山。ところが我々には宝の山(^_^;)

 偶然、見つけました。デシケーターの残骸。除湿装置はどこかに行き、パッキンはボロボロ、表面は傷だらけ、とびらのバックルは外れ、棚板のレールは落ち、中は何かの液体が固まってすごい状態。シリカゲルのつぶが沢山飛び散っていた。
 周囲から棚板や棚板のレールを回収し、お持ち帰り。

 自宅で必死に洗い、その後研磨剤で全体を磨く。ホームセンターからバックルとステン材、ステンタッピングを購入し修理した。除湿装置が付いていただろう側面の穴は両面から透明カッティングシートでカバーした。ゴム足も付けた。


 湿度計はAmazon様よりポチッとな。

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 カインズの押し入れ用普通サイズの除湿剤1個でこの湿度(30%~40%)を維持。半年は持つ。

 なかなか落ちなかった何かを洗い落とすのと、研磨作業に1日は費やし、その後の穴あけ、部品の取付けと丸2日はかかったけど、新たな生命を吹き込まれて私の机の横に第2の人生を歩いています。

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