2015年8月26日水曜日

昔、放出品の店で購入したフランス軍?のアルコールクッカー

2015.Aug.26

 十数年前だったか、那覇の国際通りにあった放出品の店でフランス軍?のアルコールクッカーなるものを購入した。

 アルミのカップと蓋、五徳とアルミのアルコールランプのセット。アルコールランプの構造が特殊で、真鍮のフタ付きパイプの頭にピンホールが数個。パイプの外には灯油ストーブのような筒型の布芯。パイプの中には繊維状の芯。タンクの中には古いソファの中身のようなフェルト状の繊維が詰め込まれていた。
 
 早速、期待に胸をときめかせながらアルコールを注入して点火。



 上手く燃焼しない。芯の位置をずらしたり、真鍮パイプを掃除したりしてもダメ。


 その後、ガラクタ箱に片付けて、放置していた。


 アルミ缶バーナーに興味を持ち、大体思うようなものが作れるようになった頃、コイツが眠っているのを思い出した。

 デフォルトで使えないならいじってしまえ。

出来上がりがこの状態

 まずは、上手く燃えないランプ部分を解体し、底と胴、上部の一部を利用する。胴の側面に吸気口を開けて、アルミ缶バーナーがセンターに来るようにと、吸気効率を上げる用にアルミ板で部品を作った。

側面の穴から入った空気は、部品の羽根に当って上部へ。
アルミ缶バーナーをセットするとこの羽根のお陰でセンターに固定される。
 

 固形燃料を使う場合はアルミ缶バーナーを上下逆にセットすると燃焼皿として使える。


 
アルミ缶バーナーを上下逆にセットし燃焼皿にしたところ

 固形燃料の位置はベストの位置。


 炎が五徳の四角い穴から外にでるので、カップの取っ手が軍手しても持てなくなる。取っ手の位置にだけアルミ板で一部の穴を埋めた。

 カップの取っ手に熱収縮チューブを通して、熱対策。ついでに薄いアルミ板でウインドシールドを作った。
 


 これがワンセット。



 またまた100均の袋をミシンで縫い直した専用ポーチに軍手を入れて完成。


 コレクションしている人には怒られそうだけど、使えないものは道具じゃないと思うので、自己満足。

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