2015年8月24日月曜日

PENTAX Q-10 LCDフード

2015.Aug.24
PENTAX Q-7 そして Q-S1 が主流なのに、今頃Q-10の話題?

 沖縄の夏の日中は明るい。日中は明るい。ましては夏。明るいのは当たり前。それはそれでいいのではあるが、ファインダーの無いカメラの液晶が見えない。液晶の照度を上げればかろうじて見える場合もあるが、それではQシリーズの小さなバッテリーが持たない。

 JJC社製の LCH-3.0B なるフードを使ってみた。これは期待できそうだと思ったが、沖縄の陽射しはそう生易しいものではなかった。このフードでは下から入る光を抑えられない。
 ましては老眼の目。
 液晶から離さないと見えない。
 離すと明るくて見えない。
 日陰に入ると見える。
 日なたでは見えない。
 で、結局使えない。
 1ヶ月ほどで使わなくなった。
 夏の東北出張では軽量コンパクトのLCH-3.0Bで何の問題もなかった。
 沖縄の真夏以外は使えるのだが・・・。(沖縄の陽射しは半端ない)




 ネットで色々見ると液晶を完全に覆い、レンズで覗くフードが色いろある。でも、なかなか高価。取り付けはゴムひも?
 では、作ってみようと思った。

 材料はホームセンターの工作用アルミ板、アルミリベットとカー用品のクッションテープ。100均の虫眼鏡、黒いバインダー、小さい三脚(ネジ取り用)。
 
 出来たのがこれ。
 
取り付けた様子。後ろから。

 首や肩から下げるとフードの重さでカメラが斜め上を向く。そのため左のフックでストラップをかけてカメラが下を向くようにした。
 上の文字はCASIOネームランドの透明テープに銀文字で作ったもの。覗いた時に目の周辺が痛くないようにクッションテープを貼った。

取り付けた様子。横から。


取り付けは三脚穴にネジ止め。

取り付けた様子。下から。

 ネジは100均の三脚から分解して移植。さらにアルミ板とリベット、エポキシ樹脂で固めて紛失防止の二重リングを通せるようにした。リベットはネジレ防止で空転する。ちなみに手で回しやすいようにリューターで縦溝を彫った。

 フード単体ではこんな感じ。

フード単体。中は空洞。

 覗き穴のレンズは2枚のドーナツ状にカットしたバインダーを接着剤で前後から挟み込むように接着した。
 
 実際覗いてみるところを撮りたかったのだが、なかなか上手くいかなかったが、実際は良く見える。液晶とフードのレンズの距離は何度もチェックしたのでピントも合っている。

ピントがあっていないが、実際は液晶全面がはっきり見える。

 作って1年以上になるが、基本、カメラに付けっ放しである。液晶の照度は最低にしたまま、真夏の日中での撮影も困らない。

 欠点は、電池交換時には外さないといけないこと。SDカードの交換には支障はない。耐久性と強度を第一に作ったのでちょっと重たい。大きいのでかさばる。フードの取り付けに三脚穴を使ってるので、三脚使用時は外さなくてはならない。

 もともとビューファインダーが付いていれば申し分なかったのだが。それは欲張り過ぎか?





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