2015年9月28日月曜日

マーチン バックパッカー ホールドサポート MARTIN Steel String Backpacker Guitar Hold-support

 18歳の頃、YAMAHA L-8 というギターを入手した。これがギターとの出会いである。YAMAHA L-8は今だ現役で私の宝物である。

 その後気軽に楽しみたいと思いマーチン バックパッカーを購入した。

MARTIN Steel String Backpacker
※縦の写真が横になってしまいました。ごめんなさい。

MARTIN Steel String Backpacker Guitar バックパッカー正規品
MARTIN
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 感想としてはあまりに軽薄な音と音がずれやすく、最悪なのは膝に乗せて演奏するのが出来ないということである。
 マーチン社の方に「軽薄な音」と聞こえると叱られてしまうかも知れないが、私の素直な感想である。ボディも小さいし、ネックも細い。このサイズで重厚な音を求める方がおかしいのだが、L-8 だけしか知らない私には少々がっかりであった。
 音はその内こんなものだと慣れてくるが、重量バランスが悪くて演奏しにくい。アルペジオ重視の演奏ではなおさらである。
 原因はボディが軽すぎてヘッドが重く、トップヘビーなため、ストラップで常に肩から下げていなくてはならない。

 どうにかならないかと工夫してみた。

 ポイントととしては次の通り。
 1. 本体に不可逆的な加工はしない。
 2. 脱着が極めて簡潔であり、演奏中脱落しない。
 3. 色合い、材質が本体に似ている。
 4. ボデイの振動をなるべく妨害しない構造とする。

 ポイント1については以前にストラップピンをひとつ追加しているので、これ以上加工しない。今回作成した「ホールドサポート」の取り付けにはこのストラップピンを利用した。

 材質は木板とベニア。コースレッドと着色ニス、ゴムひもである。

ホールドサポートの正面
  ダンボールを何度も切ったり、形をあれこれ考えたりしてどうにかこの形に決まった。
ホールドサポートの背面

  ボディの側面が当たる所にはフェルトを貼っている。
ホールドサポートの上部(ギターを嵌める側)
  中央の支えからネック側とボディ側にゴムひもを伸ばし、テンションを掛けたままゴムひもが抜けないように結び目を作っている。
ホールドサポートの底部

 ホールドサポートの前後のズレはブリッジと指板の端で固定した。
取り付けた状態
  取り付けは簡単。ギターの下からサウンドホール側へスライドしながら嵌めこむだけ。脱落防止にゴムひも2本をそれぞれのストラップピンにかけるだけ。
ゴムひもの一端をネック側のストラップピンにかける。

ゴムひものもう一端はボディ底のストラップピンにかける。

背面から見たところ。

正面から見たところ。
椅子に座って膝に抱えての演奏が楽になった。

 ちょっといじると、ますます愛着がわくから不思議である。

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