2015年9月26日土曜日

PENTAX Q-10 用三脚 TS.IXSA

2015.Sep.26

数年前、ヤマダ電機で購入した安い三脚「TS.IXSA」。よくわからないメーカーである。

 良い点はとにかく軽い。まあまあの高さがある。
 悪い点は華奢。締りがない(結構ガタがある)。軽すぎてコケやすい。
 今時の小型ビデオカメラやコンデジにはもってこいの三脚だ。
 (昔のVHSやベータが出た頃の肩乗せカメラなら一発で転倒しているが・・・。)これで年がバレる。

 PENTAX K-30購入後はスリックの三脚2台、一脚1本を揃えたが、Q-10にあの三脚はでかすぎる。安定が良いのはやまやまだが、軽さと常備性に優れたQ-10とともに持って回るには機動性を損ねてしまう。

 軽量コンパクトがこの三脚の特性ならばより軽量に、コンパクトにということで
 1. 無駄に長い雲台のハンドルを極力短く。
 2. よりスリムに。
 3. 安定性を高める。

 この三点でいじってみた。(沖縄の方言で「わーば」「わーばぐぅとぅ」という。標準語で「いらないこと、余計なことをする」の意味)

 まずは、折りたたんだ時により細くなるようにエレベーターのエンドキャップを削る。ついでに手持ちの壁用フックを改造しウエイトを下げられるようにした。エレベーターフックと言うそうだ。フックはタッピングビスとエポキシ系接着剤で固定し、車用タッチペイントの黒で仕上げ。

より細く畳めるように足の開き止めの
ヒンジが当たる部分を削る。

削ったエンドキャッップにフックをビス止め。

仕上げにタッチペイントで塗装。

 足のスライドのロックにはこけしのように頭が付いているがこれが邪魔なので、サンダーで削り取る。これでも充分使いやすいのにあの頭は何の為にあるのか疑問である。

ロックつまみの長さは元の2/3になった。

 雲台のハンドルが無駄に長いのでこれもカット。
 まずはハンドルを緩め切り抜き取る。先端はネジが切られているのでハンドルの柄の方をカットする。ハンドルの軸は一部面取りして樹脂柄の中に差し込まれて成形されていた。樹脂の柄に近い軸にパイプレンチを噛ませ、強引に樹脂柄を回してこじり取る。柄が抜けたらハンドル軸のネジが切られている方を残して適当な長さでサンダーでカットする。樹脂柄の穴に接着剤を少し入れ、元のように軸を差し込む。このままだとゆくゆくハンドルが空回りする可能性があるので、樹脂柄の横から軸を通るようにドリルで穴を開け、適当な針金を打ち込んでエポキシ系接着剤で穴を埋める。最後にタッチアップペイントで仕上げ。ハンドル軸と樹脂柄にピンが貫通しているので空回りの心配はなくなった。

樹脂柄の付け根の円錐台になった部分の穴の跡が
針金を打ち込んだ跡。


  折角だからも少し「わーば」して。雲台の樹脂柄と三脚の脚にカシオNameランド(ラベルプリンタ)の透明テープに白文字を使いPENTAXのロゴを作った。テープが剥がれないようにクリアラッカーで軽く吹き付けて完成。
 なかなかいいでしょ? 自己満足。

なかなかシックでしょ?





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