2017.June.03.
「ミニトランギア TR-28T ストームクッカー化」
「トランギア ツンドラ3ミニ ストームクッカー化 1 (風除け)」
「トランギア ツンドラ3ミニ ストームクッカー化 2 (風除け)」
「ミニトランギア TR-28T ストームクッカー化 燃焼テスト」
で制作、紹介した自作ストームクッカー(風防)の改良を行った。
ミニトランギアTR-28T用自作ストームクッカー。 目玉焼き調理中。 |
改良点は
1. 基台部の空気穴の大径化。
2. フライパン用ゴトクの制作。
である。
もう少し酸素の供給量の安定化を図るため、基台部の空気穴をステップアップドリルで大きく開け直し、更に空気穴を開けていなかった反対にも2ヵ所穴を開けた。
これらのストームクッカーを制作した当初はフライパンは上部風防部を使用せずそのままトランギアの純正ゴトクに載せるようにしていた。何度かフライパンでの湯沸かし実験を行ったが、熱効率が良くないようであった。
フライパンをハンドルで持ち上げると一気に沸騰する。つまりもう少し高さが必要であるということだ。
制作当初のフランパンの載せ方。 |
風防部の上にフライパンを載せてみようと、その方法を1週間ほど悩み2つほど試作してみた。だがどうも良くない。
最終的には0.5mm厚のステンレス板を使用したゴトクに決定した。
完成したフライパン用ゴトク。 |
まずはミニトランギア TR-28T 用自作ストームクッカーから。
トランギア(TRANGIA)
ゴトクは3枚のステンレス板を切り込みに合わせ三角形に組み合わせ、風防の上辺部に掛けるだけ。バーナーの火力調節用消火蓋をほぼ全開にし、立ち上る炎がゴトクの三角の板の内側からゴトク上部の歯の隙間からフライパンの底を舐めるように外辺部に排気されるように考えた。
また、ゴトクの各パーツの全長はスタッキング時に風防の底に収まるサイズにした。
ミニトランギア TR-28T 用 ゴトク。 |
ミニトランギア TR-28T 用 ゴトク。 |
ミニトランギア TR-28T 用 ゴトクのセット方法。 |
フライパンを使用するには、これまで通り基台部をセットし、その上に風防部を載せる。風防の上にゴトクをセットし、フライパンを載せるだけである。
基台部。 空気穴は大径化してある。 |
ゴトクのセット状態。 |
フライパンを載せたところ。 |
風防とフライパンの隙間。 |
風防とフライパンの隙間。 |
ゴトクの重量は30g。 |
収納方法。 |
次にトランギア ツンドラ3ミニ 用自作ストームクッカー。
trangia(トランギア)
売り上げランキング: 44,571
売り上げランキング: 44,571
ツンドラ3ミニ TR-TUNDRA3MN-BK 用ゴトク。 |
ゴトクの組み合わせ方。 |
ゴトクのセット方法。 |
フライパンを載せる。 |
高さはこれ位。 |
隙間。 |
重さは21g。 |
では、早速調理テストを実施。
裏庭で目玉焼きを作ってみた。
ツンドラ3ミニ 用ゴトクをセット。 |
こちらはミニトランギア用ゴトク。 |
目玉焼きはミニトランギア、ツンドラ3ミニのどちらも調理してみた。下の写真はツンドラ3ミニでの調理風景。フライパンはどちらも全く同じサイズである。違いはミニトランギアのフライパンのみポットとのロック用の窪みが2ヵ所あるだけである。
サラダ油を引いて卵を1個落とす。 |
自作のフライパン用の蓋を使用。 |
上記写真のフライパン用の蓋は「ミニトランギア と トランギア ツンドラ3ミニ の フライパンの蓋」で制作した物。
火力は充分。強過ぎもせず、弱過ぎもせず。 |
ゴトクの縁は立ち上げているので調理中、 フライパンが逃げ出すことはない。 |
バーナーの火力調節用消火蓋は全開状態である。 |
ゴトクの材料はホームセンターで購入した0.5mm厚ステンレス板である。
使用した工具はディスクグラインダーのみである。
風はそよ風であったが、上手くいった。さて、これで納得したのでひとまず任務完了。
0 件のコメント:
コメントを投稿