2016.Feb.28
「ハリケーンランタン 3種 と ランタンケース制作」で紹介した、キャプテンスタッグのハリケーンランタン小 M-8357の芯を大きくしたいとやってみた。
キャプテンスタッグ ハリケーンランタン 小 M-8357 4分芯化。 右が元の芯。 |
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) (2012-03-09)
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手元にはフェアハンドランタンの替芯(4分芯)がある。これをキャプテンスタッグのM-8357に付けられるようにしたい。
まずはキャプテンスタッグのM-8357のバーナー部の分解を行った。
芯の送り出し部の芯を挟み込んでいる金属板の両端の爪をまっすぐに戻し、送り出しギアを避けるように斜めに引き抜くと分解ができる。
上:燃料タンクの蓋。 右上:バーナー部底部のパッキン。 左:バーナー上部カバー。 右:バーナー底部。 下:芯。 下右:芯を挟み込んでいる金属板。 |
分解してよーく観察し、構造を理解する。← これが重要。
芯を挟み込んでいる金属板の幅を大きくして本来の3分芯から4分芯に変更することにした。
手近の材料としてスチール缶を利用することにしてみた。
コーヒーのスチール缶。 |
切断する。 |
板金用バイスプライスで挟み込み曲げラインをいれる。 これで溝のラインができる。 |
リューターに写真右下のダイヤモンドディスクを付けて 切断、穴あけを行う。 |
バーナー上部カバーとバーナー底部の穴の長さをリューターで大きくする。
で、元に似たように組み上げてみる。
結果は失敗。
コーヒーのスチール缶では厚みが足らず、バーナー上部カバーとバーナー底部の固定が上手くいかなかった。
幸いにも、これまでいろいろ使った金属板の切れ端は捨てずに持っているので、何か良い物はないかと探すとステンレス板が見つかった。厚みも強度もスチール缶よりは上である。
上記の作業をステンレス板でもう一度行い、組み上げる。使用したステンレス板は0.3mm厚。
最初のコーヒー缶で作ったものと同じサイズで、芯送り金具をもう一度作りなおした。
4分芯に変更後の 芯の出口の状態。 |
拡大。 |
若干、組み上げに時間はかかったが、しっかりとバーナー上部と底部、そして芯の送り出しも上手くいくようにできた。
4分芯に変更後の バーナー底部の状態。 |
バーナー上部は、芯送り金具の口の両端を折り曲げて 抜けないようにする。 |
ピントが綺麗な写真。 |
バーナー下部は、芯送り金具の口の4カ所全てを 折り曲げて固定した。 |
ピントが綺麗な写真。 |
改造前の3分芯と改造後の4分芯ではその大きさがだいぶ違う。
左が4分芯。 右が3分芯。 |
4分芯を取り付けた状態と、 もともと付属していた3分芯の比較。 |
早速燃焼テスト。
ホヤを持ち上げた状態。 |
バーナー部拡大。 |
燃焼テスト。 |
明るい。 やはり4分芯ははるかに明るい。 |
キャプテンスタッグのウェブでは燃焼時間約10時間とあるので、おそらくその半分の5時間は持ってくれると思う。テーブルランタンとしてはこれで充分である。
くれぐれも改造は自己責任です。
失敗して大切なランタンがゴミになったり、火災になっても改造した本人の責任です。
ご注意を。
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