2016年4月16日土曜日

やんばる学びの森 オートキャンプ

2016.Apr.02

 しばらくご無沙汰であったキャンプに行こうと思い子連れキャンプに行ってきた。

 私一人ならばキャンプ場でなく、車中泊でどこでも良いのだが、子連れとなるとそうもいかない。言うことは聞かない、勝手にどこでも行く、注意散漫の子連れとなると安全第一と考えた。その結果、有料のキャンプ場ではあるが、何かと面倒にはならないだろう。

 沖縄本島北部のキャンプ場となると
 1. 国頭村森林公園
 2. 東村村民の森 つつじエコパーク
 3. やんばる学びの森
 4. 比地大滝キャンプ場
 5. 乙羽岳森林公園
 あたりが代表であろうか?

 今回は、最も最北端かつあまり人がいないであろうと思われる「やんばる学びの森」に決定した。

やんばる学びの森 http://www.atabii.jp/
管理運営:NPO法人「国頭ツーリズム協会」
やんばる学びの森 ブログ「あたびーのひとりごと」

 一週間前から週間天気予報を確認し、ネットで予約。テントは私と子供のひとつずつにした。
私のテントはお気に入りで20数年愛用のモンベル ムーンライト1型。子供はBUNDOKツーリングテント BDK-1である。

 モンベル ムーンライト1型は沖縄ではオールシーズン最適なテントである。インナーの扉を閉めれば暖かいし、入口と足元をメッシュにすれば風が抜けるので夏も快適。かたぶい(片降り・スコールのこと)でも雨にめっぽう強い。

 子供用に2年前に購入したバンドック BDK-17も前後前室付きで雨に強い。そして中も広いので子どもと家内二人で使える。前後対称で広いメッシュと扉があるので冬も夏も快適である。しかもこの安さでフロアシートはバリバリのブルーシートなどではない。

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照明はあえて星空が見やすいようにハリケーンランタン中型2台と小型1台に絞った。


 平成28年4月2日。自宅を出発し、高速で名護まで。名護で給油と昼食をとり、一路58号線を北上。与那から県道2号線を東に走り、安波ダムの上流部から目的地のやんばる学びの森へ。

 到着後、まずは手続きのために「学びのゾーン」にある管理棟へ。

学びのゾーンの全景1


学びのゾーンの全景2

広場中央の山の頂上から

ぬちどぅたから 〔いのちは宝〕
ちゅら美らさ 〔ちゅら(美ら)美しいを2回言っている〕
どんぐりの森でひと休み
すみわたる空
いのちのみなもと
ここは、命薬(ぬちぐすい)の森 〔ここは、命を育み癒やす森〕

右奥の青い車は私の愛車

中央奥の道が施設の入口

広場中央の山

管理棟前

管理棟(研修棟とレストランの間)

レストラン横から研修棟を見る

学びのゾーンにある宿泊棟

管理棟前

管理棟と研修等の間

研修棟の入口

学びのゾーンのレストラン入口

学びのゾーンのレスランのテラス

やんばる(山原)の森

山の頂から宿泊棟を望む

山の麓の広場

とにかく広い

 初めて来て感じたのは、とにかく施設が広大であるということ。写真のコチラは学びのゾーン(ディスカバリーゾーン)。もう一つキャンプ場と子供向けアスレチックがある遊びのゾーン(アクティブゾーン)がある。

 施設の全体図はやんばる学びの森のサイトのこのページ「フォレストマップ」にある。

 受付でチェックインと料金を支払ってから遊びのゾーンのあるキャンプ場へ移動した。

フィールドアスレチック。



 キャンプサイトは全部で25サイトほど。各サイトに電源と自由にオン・オフできる常夜灯がある。駐車スペースも綺麗な芝生。テントサイトも雑草のない芝生。程よく立木があり、自然の木陰もある。風通しもよく居心地の良いサイトである。キャンプサイト全体は入口から奥に向かって下向きに傾斜している。一番奥は広い芝生が有り、団体でも良し、孤独を愛するもよし。

オートキャンプ・サイト

炊事棟
炊事棟は蛍光灯があるが、使う時だけスイッチを入れる。従って、夜は光害にならない。
トイレ・シャワー棟
トイレは水洗。シャワーは温水。中もキレイである。

キャンプサイト側からアスレチックエリアを見たところ。

キャンプサイト側からアスレチックエリアを見たところ。
私達が到着した時はまだ誰もキャンプサイトにはおらず、係の方の話ではどこでも自由にテントを張っていいとのこと。 早速、車のタープを張り、テント設営。



 私の車にはルーフキャリアの左サイドにアルミの物干し竿が固定してある。これはタープを張る時のものである。タープはアウトドア用のタープではなく、軽トラック用の保冷断熱シートである。

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 表面は鏡のような光沢のあるシルバー、裏面は黒。防水かつ強度もあり、何より熱を通さない。沖縄の強烈な太陽の元でも、このシートの下は木陰の涼しさ。見た目は確かにお洒落ではないが、このシートをタープにしてからは他の物は使えない。最強の断熱タープである。
 欲を言うならあと1.5倍程長くてもいいかなというところ。ポールをタープの中ほどに挿し、タープの裾をL字型に下に下げるとより使いやすいはずである。

ルーフキャリア横の固定したアルミ物干し竿に、
保冷断熱シートを結びつけ、伸縮ポールとロープで固定する。

一人ならタープは低めにするが、今回は注意散漫な子供連れ。
タープの端は高めにした。

雨風があるとこんな小さなタープでは用はなさないが、
日除け程度なら充分である。

 テントは2ヶ月ほど前に防水塗料を塗り直したばかりなので、陽のあるうちに設営して風を通した。
 テントの上に干してあるロールマットは、これまた約30年来の付き合いのカスケードデザイン。ただし、もはや弾力は落ち、ふにゃふにゃでそろそろ引退してもらう予定である。子供に使わせているのは同じカスケードデザインだが、10年ほど前に購入したもので弾力にヘタリはない。折り畳みの薄い銀マットの上にカスケードデザインを使わせた。
左からモンベル ムーンライト1型
右はバンドック BDK-17

今回の我が家のレイアウト。
リビングは車のタープ下を中心。

 今回の私の寝袋はモンベルの3シーズン用にした。この時期は沖縄でも結構気温が下がる。子供にはサウスフィールドのジュニアシュラフをプレゼントした。

 実は、私のサマーシュラフは家内が勝手に子供に使わせていたので、今回子供用を新調した。これまで何度か、子供の学習キャンプに私の寝袋を持たしていたので、内心非常に面白くなかった。何が面白く無いかというと、私は物を大切にする方である。寝袋ひとつ汚れたら手洗い。湿度に気を使い、ファスナーの開け閉めも気を使う。何度注意しても物を乱暴に扱う子供には使わせたくない。例え子供が壊しても買い直しとなるとそれなりの金額となり、家内はそれに対しても文句を言う。ならば子供には使わせられない。「どうせ使ってないでしょ?」というが、使う機会を人から奪っておいてその言い方は無いものだ。
バンドック BDK-17は前後対称である。
前後共に前室が有り、広いドアとメッシュパネルがある。
中は広く圧迫感が無い。

タープに使用している断熱保冷シートは
完全遮光・断熱である。
このシートの下の日陰は本当に涼しい。

 テントを張り終わってから、トレッキングコースを散策することにした。コースは17時には閉めるということなので15:30には出発した。
アスレチック・エリアの道。

ヤマシシコースを歩いてみる。

沖縄で年中咲いている「あかばなぁ」(ハイビスカス)。

このようなプレートがあって面白い。

あとで説明しますが・・・。
さて、これは何でしょう?

案内がしっかりしているので安心。

管理棟とは結構離れているが、キャンプエリアにも
管理棟が有り、スタッフが居る。 

遊びのゾーン

ヤマシシコースの入口の柵と門

左奥がヤマシシコース。
右に行くと鬼太郎ハウス。


答えは「鬼太郎ハウス」

鬼太郎ハウスの登り口。

鬼太郎ハウスの中。

鬼太郎ハウスの裏

なかなかの眺望。

鬼太郎ハウスの裏には
渡り橋とデッキがある。

こんな別荘が欲しいなあ。

中も開放的で快適。

天井も高い。

家屋の中であり、外でもある。

こんな別荘で、オイルランタンで静かな夜を過ごす。
ここにいるだけで、そんな夢を見てしまう。

階下も物置や薪置き場に使える。
軽なら車庫代わりにも。

こんな素敵な別荘がやんばるに持てれば・・・。
た・だ・し
がじゃん(蚊)と蜘蛛の巣に占領されなければの話だが。
沖縄では一年中蚊がいる。

ヤマシシコースの入口

深いやんばるの森の中を
小道が続いている。
最低でも運動靴で。

自然の生き物を観察しながらゆっくりと歩きたいものだ。

コースは手入れされていおり、
安心である。

ヤマシシコース折り返し地点のアタビーポンド。
アタビーとは蛙のこと。
蛙ではなくイモリが沢山いた。

アタビーポンドの周囲は渡り橋がある。
おそらく雨が多いとこの周囲は
水溜りになるのであろう。

途中はアップダウンの狭い山道であったが
アタビーポンドの近くは歩きやすい。

沖縄ではないような景色。

倒木でさえもいい雰囲気。

歩いていても気持ちがいい。

 17時までにはキャンプサイトに戻ってきた。スタッフの話では今夜のキャンプ予約は5家族。私達が来た時には誰もいなかったが、ハイキングから戻ってみると他のキャンパーがテントを張っていた。サイト自体が広いので、自然にそれぞれ間隔を開けてテントを設営していた。

 ここのキャンプ場にはテントなどのレンタル品もある。しかし、このシーズンオフにキャンプをしている利用者は、1家族以外皆自前のテントを使用していた。


 夕方になって飯炊き。十年ほど前、何かに使えそうだとアジアン雑貨の店で見つけて購入していたアルミの小鍋でご飯を炊く。
 この小鍋は結構使い勝手が良いのでもう一つ欲しくて探したがなかなか見つからない。ネットで同じものを見つけたが通販では探せなかった。

 All Aboutさんの記事「キッチュだけど頼もしい、万能アルミ鍋」

 ほぼ、これと同じ鍋だが、ツマミの形が少し違っている。しかもかつてネイチャーストーブで使っていたので鍋の底がススだらけになってしまった。次に店頭で見つけたら即決即買しようと思っている。

 ちなみに・・・。
 「キッチュ」って何? この鍋を探してネットを彷徨い、ようやくAll Aboutさんの記事にたどり着いた時に思った素直な感想である。「チッキ」なら知ってるがキッチュとは。

 Wikipediaによると、「けばけばしさ」「古臭さ」「安っぽさ」ということらしい。この鍋の場合は「安っぽさ」が該当するのであろう。ひとつ賢くなった。

 逆に私のこの記事を読んでいる若い人たちには「チッキ」って何だよ?と思っておられるだろう。
答えは簡単、国鉄の手荷物のことである。駅で大きな荷物をチッキにして降りる駅で受け取る。今で言う飛行機の預け入れ荷物のこと。
 調べてみると私が21歳の頃にチッキは廃止されたそうだ。19歳で夜行寝台に乗った時は使った覚えがあるのだが。

アジアン雑貨で見つけたアルミの小鍋。

All Aboutさんの記事のものとはつまみの形が違う

鍋本体と中蓋、外蓋。
外蓋は鍋の内側に嵌るので吹きこぼれにくい。

ネイチャーストーブの痕跡。

 コンロはロゴスのポケットタブレットコンロに自作のアルミウインドシールド。燃料は料亭などの鍋物用固形燃料であるニチネン・トップ40g。

ロゴスのポケットタブレットコンロ

テーブルや芝を傷めないように制作した防熱板。
自作アルミ・ウインドシールド。

防熱板はロゴスのポケットタブレットコンロ用2枚と
100均の自作BBQコンロ用。

シナベニアにステン板をリベット止め。

裏はベニアにクリアラッカーである程度防水。


ニチネン・トップ40g。
今回の1泊2日で6個しか使用しなかった。

防湿コンテナに入れていても徐々に乾燥する。


 この燃料1個とロゴスのポケットタブレットコンロやエスビットを使うと約1~2合の米はおいしく炊ける。取扱も便利だし、ソロ用としては料理、炒め物、お湯も沸かせる万能燃料である。子供に親の監視のもと使用させてもこぼして火達磨になる心配もない。さらに鍋の底にススがつくこともない。
 2年前に8kgの1箱購入したが、まだ3袋残っている。心置きなく使用できる。コストパフォーマンス最強である。

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 防熱板とロゴスのポケットタブレットコンロはこのような状態で使用する。


 この上にコッフェル等の鍋を載せる。



 
 よほど風が強いと固形燃料1個では足らなくなるが、通常ならこれで充分である。

 今夜の献立は炊きたての御飯と、自作のBBQコンロで焼き肉である。寒いので食後も炭火はつけたままにしておく。コーヒー用のお湯を沸かすのにも使える。



 今回、夜の照明はフェアハンドとカインズの800円ハリケーンランタン、キャプテンスタッグのハリケーンランタン小の3台のみ。
 
 さすがフェアハンドのランタンは細部に渡って作りがしっかりしている。



 カインズのハリケーンランタンはネット上の評価は悪いが、特に問題なく使える。

 しかし、キャプテンスタッグのものはネット上の評価どおり作りが悪い。

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 購入直後にカインズ、キャプテンスタッグともに燃料注入口の周囲と柱の根元、タンク底部の巻締部分にはエポキシ系接着剤で隙間止めを行い、各部修正後再塗装を施した。カインズのランタンは全体をグレーに。キャプテンスタッグのランタンは煙突は耐熱シルバー、本体はシルバーメタリックにした。
 Amazonのレビューでは使用時の匂いが・・・とあるが、最初に耐熱塗料を吹き付ける前、バーナーで煙突部を空焼きし、塗装すると匂いはなくなる。また、ホヤを上げるバネも空焼き後には弱くなり使いやすくなった。


 で、実際に一晩使用した結果の感想。

 フェアハンドランタンは当然ながら一押し。

 カインズのハリケーンランタンは何の問題もなく使える。798円で明るさはフェアハンドと遜色なし。安いから心置きなく使える。むしろフェアハンドは一張羅。普段使いならカインズのハリケーンランタンというところか。

 ではネット上酷評されているキャプテンスタッグのハリケーンランタン小は・・・。
テーブルランタンとして最適。もちろん芯幅が小さいので暗い。風によるゆらぎも多少大きい。しかし、コイツは小さいけれど充分使える。わずか1000円ほどでこの利便性。もう一つ欲しい!と思うほどにいい。ソロならこれ一台でいいかも? もうすこし明るくするならカインズのランタンをメインにして、キャプテンスタッグのランタンをテーブルで。これがベストかも?

 今回のランタン用燃料は、カインズで安かったキャプテンスタッグのパラフィンオイル350mlを使用した。一晩でランタン3台。正確には私が寝る1時頃までは3台。その後はカインズのランタン1台を常夜灯で使用して燃料は1/3ほど残った。ホワイトガソリンやガスより安くつく。眩しくない明かりは安らげる。無音なので鳥の声、虫の声も楽しめる。

ハリケーンランタン3台の明かり。

オイルランタンは燃費がいい。
音もなく、ポンピングもしなくていい。

必要十分な明るさである。


ガソリンランタンならばもう少し高い位置に吊るすのだが、
オイルランタンは暗いのでこの高さがちょうどいい。

ゆったりとした時間が流れる。
食後は暖かい飲み物と甘い物を食べながら子供と話をする。ゆっくり話すなんてどれ位ぶりだろうか。夜は流石に冷えてきて、子供は炭火の前を離れない。少しずつ木炭を追加して暖かくした。

 基本私は酒が苦手なので、この夜はコーヒー3杯。 子供がテントに入ってからは夜露がひどくなりそれでもラジオを小さく聞きながら1時には寝袋に潜り込んだ。



 翌朝、5時に目が覚めたが、しばしまどろみ、6時30分に起床。テントも芝も車も夜露でびっしょり。夜中は一晩中ヤンバルクイナの声を聞きながら素晴らしい時間を過ごせた。
 
 朝食はエビとマッシュルームのアヒージョとフランスパン。日が昇って周囲が乾きだして寝袋、テントを干して撤収。11時にチェックアウトした。

 帰路は高速を使わず東回りでゆっくりと南下。途中、沖縄市の公園の東屋でオープンサンドを作り昼食。夕方4時には家に帰り後片付け。陽のあるうちに寝袋を干して乾燥させた。




 今回は子供をキャンプに連れて行くのが目的だったのでしかたないのだが、 私一人なら車中泊で荷物も少なくて済むのに。もっと自由に動けるのにと思った。

 家内に「どうせ使ってない」と言わせないように、ソロキャンプを頻繁に強行しなくては。と強く決心した1泊2日だった。(このままだと私はソクラテスのような哲学者になりそうな予感が・・・)

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