2016.Apr.24
殆どの車に言えることではあるが、純正ステアリングホイールは細い。
本来、ステアリングホイールを握る時には、親指を中に入れてはいけない。
ステアリングホイールを回すとギアボックスを介してフロントタイヤの舵が切れる。ステアリングホイールとフロントタイヤは直結している。逆に言うと、フロントタイヤが路面の凸凹で左右に動かされると、ステアリングホイールが回される。舗装路等の綺麗な路面ならば何の問題もないが、落下物、縁石、岩場等の場合、障害物にフロントタイヤが接触すると、ものすごいスピードでステアリングホイールが回ることになる。
ステアリングホイール内に親指を入れていると、突然急回転するスポーク部によって骨折することになる。まして、内ハンドルを切る癖がある人は、手首ごと砕ける。
ステアリングホイールのグリップが細いとどうしても親指が内側に入りやすい。自動車メーカーは「安全」を名目に余計な装置をてんこ盛りにする割には、こういう基本的な所を何故改善しないのだろうか?
私が最初に手に入れたSJ30は中古車で、前オーナーがMomoのスポーツステアリングを付けてくれていた。グリップ部が適度に太くて握り易かった。
トヨタ・ブリザードに車を替えて以降、ステアリングホイールが細いのでステアリングホイールカバーを付けるようになった。もちろん1000円前後の安い物ではあるが。
現在のステアリングホイールカバー。 |
もちろん、そのままカバーをはめるのではなく、滑り止めマットをカットしてカバーの内側に入れてズレないようにはしてあるのだが、それでもしばらくするとズレている。
そこで一計を案じた。一番下のスポーク部の左右にインシュロック(ロックタイ or 結束バンド)を掛けるように加工した。
TMC
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千枚通し(目打ち)でカバーに穴を開け、インシュロックのロック部は指に当たらないようにカバーの内側に来るようにした。
カバーの外からインシュロックが回り、 ロック部は千枚通しで開けた穴からカバー内側に入る。 |
少し拡大。 |
カメラの角度を変えて。 |
現在、この加工を施して3ヶ月。カバーのズレは全く生じなくなった。ステアリング操作にも違和感は無く、インシュロックのロック部が指に当たることもない。
もっと早く気付けば良かった。
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