2016.Oct.06
ギターのカポタスト「YAMAHA CP-200 ブラス製カポタスト」のゴムの交換について以前投稿した。
その後、新しく購入した2つ目の CP-200 に不具合が存在した。
ギターのネックにカポタストをはめて、ネジを締めていくとカポタストの弦抑えがパチンと外れるのだ。
これではカポタストとして用をなさない。
古い CP-200 と見比べても何が原因かわからなったが、弦抑えの先端、つまりフックをかける部分が微妙に丸い。
ネジを締めると弦抑えが若干たわむのだが、その為に弦抑えの先端とフックの角度が甘くなり、フックを持ち上げる力が生じているようだ、
やむなく弦抑えの先端を少し削り、角度を付けた。
手前が加工後のCP-200 奥が加工なしのCP-200 |
弦抑えの湾曲方向を考えて、先端を高くするようにやすりで削った。あまり深く削ると強度的に心配なのでほんの少しで大丈夫であった。
弦抑えをフックでロックする構造である。 |
古いCP-200は問題なく10数年使えている。 |
左:加工し角度を付けた弦抑え先端。 右:加工していない弦抑え先端。 |
上が加工していないCP-200。 下が加工後のCP-200。 |
上:加工していない弦抑えの先端。 下:加工し角度を付けた弦抑えの先端。 |
加工後はYAMAHA L-8でもカポタストが外れることはなくなり、安心して使用している。
なお、このカポタストに興味を持った方が購入時の参考になるよう、サイズを計測しておく。
ただ、ネックはヘッド側が細く、ボディ側が太い。どのフレットまでカポを使うかは人それぞれなので、自分のギターで実際に測ってもらうといい。
YAMAHA CP-200 の内幅は実測 53mm。深さは29mm である。
ちなみに写真をクリックすると拡大されるのでご参考に。
ネックの幅は53mmまではギリギリ入りそう。 |
ネックの深さは29mmまでか。 |
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