2016.Jan.16
つい先日の2016年1月2日に制作したtrangia TRB-25 用ステンレス・トライアングル五徳であったが、どうにも納得いかなかった。
ステン板にちまちまマジックで線を引き、同じ物を3枚書いたと思っても、微妙にずれていた。
何か良い方法がないものかと思いつつ、ネットの海を漂っていると、「CAD」なる言葉が気になった。
CADといえば、設計を本職にされているプロ中のプロしか触らない極めて敷居の高いものという認識を持っていた。自分もちょっとでも「できればいいなあ」なんて、夢のまた夢の世界である。
でも、もしかするとCADの取っ掛かりのような素人向け体験ソフトウェアでも無いものかと藻掻いて3時間。
株式会社SHF （システムハウス福知山）様の 「AR_CAD」を使わせてもらった。
http://www.ar-cad.net/ AR_CAD MANIA
http://www.shfweb.com/ 株式会社SHF
このソフトウェア。ほんとに素晴らしい。
日頃、Gimpを使っているので直感的に使える。引いている線の長さと角度がリアルタイムで表示される。円や円弧も自由自在。1パーツ分作図が終わると、そのコピーができる。
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| 株式会社SHF （システムハウス福知山）様の 「AR_CAD」 操作画面 |
前回、制作した五徳からの改良点は
1. 五徳上部のサイズを小さくして、補助パーツ無しでシェラカップが載るようにする。
2. デザインをもう少しお洒落れに。
3. 何よりもっと綺麗な出来栄えにする。
である。
AR_CADで作成した図面をプリンターで厚紙に印刷する。切り取って実際に組み立ててみる。
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| 左が6作目、右が3作目。 |
TRB-25を組み立てた模型にセットしてみる。
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| 実際にTRB-25をセットして確認する。 |
2日ほど熟考して、6作目の図面で制作を開始した。
決定した図面をラベルシートに印刷する。
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| 出来上がった図面 |
印刷したラベルシートを0.5mm厚のステン板に貼り付ける。
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| ステン板に貼り付けた図面。 |
使用した工具は前回と同じで、ドリルとサンダーである。
サンダーは切断砥石0.8mm厚、錆落とし、研磨用とディスクを交換して作業を行った。
ラベルシートはサビ落としディスクで剥ぎとった。
パーツ3枚とも出来上がったので、ワクワクしながら組み立てる。
うーん。なかなか綺麗。自己満足。
では、重量は？
サイズは前作より大きくなってはいるが4g減を達成。
組み立てて、TRB-25をセットしてみる。
今回は同時に0.5mm厚のアルミ板とステンレス針金でウインドシールドも作成した。
ウインドシールドの1枚分のサイズは幅10cm、高さ15cmにしてみた。
五徳にEPIチタンマグカップを載せてみる。
しっかり載ってくれる。
次はシェラカップでチェック。
trangia ツンドラ3ミニと同径のアルミコッフェルを載せる。
テストでお湯を沸かしてみる。
ウインドシールドもセット。
何と、ここで突然の問題発生。
湯沸かしテストを始めてしばらくして、ゴトッと音がした。
見ると五徳からTRB-25が外れてテーブル面に落ちている。
熱で五徳が湾曲し、外に若干広がったのが原因でTRB-25が外れてしまった。
この辺が素人の甘いところか？
冷めるのを待って、改良を考えた。
板金用バイスグリップを使い、各プレートに折り目をつけた。
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| ひとつ切り出したところ。 |
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サンダーは切断砥石0.8mm厚、錆落とし、研磨用とディスクを交換して作業を行った。
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ラベルシートはサビ落としディスクで剥ぎとった。
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| 完成したパーツ。 |
パーツ3枚とも出来上がったので、ワクワクしながら組み立てる。
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| 切り出し、研磨が終わって組み立てたところ。 （TRB-25 五徳） |
では、重量は？
サイズは前作より大きくなってはいるが4g減を達成。
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| 重量は76g。 |
組み立てて、TRB-25をセットしてみる。
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| 3枚のプレートを組み合わせ、 TRB-25は下から斜めに挿入する。 |
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| 火力調整用の蓋は横穴から出し入れできる。 |
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| 蓋のスライドも自由自在。 |
ウインドシールドの1枚分のサイズは幅10cm、高さ15cmにしてみた。
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| 今回同時制作のウインドシールド内にセット。 |
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| TRB-25は床面から浮いている。 |
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| 浮き上がりは1cmは無い。 |
五徳にEPIチタンマグカップを載せてみる。
しっかり載ってくれる。
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| EPIチタンマグカップを載せる。 |
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| シェラカップも安定。 |
テストでお湯を沸かしてみる。
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| このアルミコッフェルはtrangia ツンドラ3ミニと同径である。 ただし、高さはこちらのほうが少し高い。 |
ウインドシールドもセット。
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| コッフェルのほぼ上部までウインドシールドは カバーできている。 |
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| 湯沸かしテスト。 |
湯沸かしテストを始めてしばらくして、ゴトッと音がした。
見ると五徳からTRB-25が外れてテーブル面に落ちている。
熱で五徳が湾曲し、外に若干広がったのが原因でTRB-25が外れてしまった。
この辺が素人の甘いところか？
冷めるのを待って、改良を考えた。
板金用バイスグリップを使い、各プレートに折り目をつけた。
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| プレートに折り目をつけた。 |
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| TRB-25はキツキツで固定される。 （TRB-25 五徳） |
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| 真上から見たところ。 |
もう一度、加熱テストを行ったが、今度は大丈夫であった。
おまけに、今回同時制作のウインドシールドは五徳の足と同様なアーチ型に下部をカットした。
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| 1枚は幅10cm、高さ15cmの5枚セット。 |
五徳は分解してウインドシールドの間に畳み込める。
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| 五徳はウインドシールドの間に挟んで・・・。 |
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| パタンと畳める。 |
さあ、物は出来たので、ハギレを探して収納袋を作らなきゃ。
まだまだ忙しいぞぉ。
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