2016年1月23日土曜日

アルミ・コンパクト・テーブル 制作

2016.Jan.23

 天気の良い日にはカメラと一緒に歩きたくなる。景色のいい所で珈琲や紅茶なんて最高だ。おまけにパウンド・ケーキの一切れでもあると至福の時間である。

 1杯のコーヒーとおやつ。いつもテーブルが欲しいと思っていた。


 Amazon商店を探してみると、これはいいなと食指が動きそうなものがいくつかあった。

 1. スノーピーク オゼン SLV-170 ¥ 5,238 330g
    使用時:W297×D210×H85mm、収納時:W297×D120×25mm

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 2. ソト ミニポップアップテーブル フィールドホッパー ST-630 ¥ 2,980 378g
    使用時:W360×D250×H100mm、収納時:W360×D125×H40mm

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 3. ダンロップ コンパクトテーブル BHS101 ¥ 2,745 260g
    使用時:W298×D188×H106mm、収納時:W188×D104×H14mm

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  ダンロップのテーブルに気持ちが動き、ポチッといきそうになったが、作ってみるもいいかも?と考えた。


 天気のいい日に屋外で使うテーブルではあるが、今日は待ちに待った週末なのに雨。しかも沖縄も寒波到来との天気予報。明日は日中でも8℃の予想気温。明日まで待つより今日の方が気温も高いはずと、作業決行。いつもは裏庭での作業だが、雨の当たらない玄関先で作業を開始した。

 前回の 「trangia TRB-25 用ステンレス・トライアングル五徳 改良型!!」 の時と同様、
株式会社SHF (システムハウス福知山)様の 「AR_CAD
を使わせてもらった。
株式会社SHF (システムハウス福知山)様の 「AR_CAD」で
作った設計図
材料はホームセンターで購入した1mm厚のアルミ板(400×600mm)と直径4mmのアルミ棒材1本。
カインズで購入した1mm厚のアルミ材。
我が家のプリンターCanon iP3100(今だに現役)はA4までしか印刷できないのでテーブルの天板部は手書き。脚部はラベルシートに印刷し、アルミ板に貼り付けた。
天板部分はアルミ板に番匠金を使いマジックで手書き。
アルミ板の折り曲げは万力とL字鋼材、傷防止に厚紙、ベニヤ板を使った。万力の口にL字鋼材を向かい合わせに挟み、厚紙をL字に折った傷防止をその間に入れる。厚紙と厚紙の間にアルミ板を挟み、万力を締める。
万力にL字鋼材を挟み、厚紙を入れてその隙間にアルミ板を入れる。

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  ベニヤ板に傷防止の厚紙をタッカーで止めて、万力に固定したアルミ板にピッタリと合わせて少しずつ押さえつけて折り曲げる。
ベニヤ板はアルミ板の折り曲げたい所にピッタリと合わせて
板全体を押し曲げる。

折り曲げ終わったところ。
  天板はコの字型にしたいので反対側も折り曲げる。
万力は厚い集成板にボルトで固定しているので
体重をかけても万力はコケない。
反対側も折り曲げる。
折り曲げ終わったところ。
脚部と梁部は五徳の時と同様にディスクグラインダーに0.8mm厚の切断砥石を付けてカットする。その後バリ取り。

 各部品が出来た後、組み立てて微調整を行う。


 完成したパーツを全てまとめて計量した。天板3枚、脚部2枚、梁部2枚、アルミ棒2本が全てのパーツである。総重量は304g。
総重量304g。
  天板は3枚中2枚が幅70mm。中央の天板のみ65mmにした。なので70mmの天板に全てパーツを入れて挟みこむとコンバクトになる。
パーツは全て天板の中に入る。

これが全パーツである。
左上から幅70mm天板2枚、幅65mm天板、アルミ棒。
左下から梁部2枚、脚部2枚である。

 組み立て方は脚部と梁部を井型に組み合わせる。その上に幅65mmの天板を中央になるように置く。このままだと天板はすぐにズレたり取れるので、天板と脚部を連結するためのアルミ棒を入れる。棒を入れた後は各パーツはバラバラにならなくなる。

 これで完成。
脚部を立てて上から梁部を差し込んで井型に組む。

天板を置き、アルミ棒を差し込む。
  組立後のサイズはW300×D220×H70mmである。ほぼA4サイズである。
組み立て完了。


 ついでに・・・

もうワンサイズ小さいのも作ってみた。

 幅70mm天板を2枚だけにした。脚部、梁部ともにサイズダウンした。ただし、高さはそのままである。アルミ棒は1本のみ。

 全重量はわずか190g。

超軽量。全パーツ合わせてわずか190g。

組み立て方も構造もA4サイズ版のテーブルと同じ。

 組立後のサイズはW250×D150×H70mmである。B4サイズより少し小さいサイズである。

最後のアルミ棒は1本のみ。

完成した2台のテーブルを重ねてみた。

 いつものように・・・。

 100均の巾着袋をミシンで改造して収納袋も制作。

 A4サイズのテーブルは、収納袋込みで重量313g。袋を除くと304gだったので袋は9g。

 

 B5サイズのテーブルは収納袋込みで196g。袋を除くと190gだったので袋は6g。



 構想と設計、図面作成に約2周間。製作時間は収納袋まで入れて7時間であった。

 費用はアルミ板は2,180円、アルミ棒材が158円、100均の巾着袋100円、コードロックは手持ちのものである。安く出来たのはいいが、ほぼ全てがしゃがんだままの作業だったので背中と腰が痛い。

 全天候型の作業部屋とワークテーブル、ベンチがほしい。両頭サンダー、ボール盤、旋盤も欲しいなあ。
 欲望は尽きない。



追伸・・・

 アルミ天板の傷防止はどうしたらよいか?思案中。
 アルミの質感を残すとクリア塗装。でも、この上でEsbitやアルコールバーナーを使うシーンを考えると耐熱塗料。のちのち汚くなるのを防ぐには無垢のまま。
 
 どうするべき?

2 件のコメント:

  1. 初めまして!通りすがりの者です。
    私もよくあるパタパタと畳めるアルミテーブルの大きさと使い勝手が好みではなく、自作をしました。
    同じように天板の寸法を徐々に小さくし5枚重ねで最後は蓋に、通すシャフトはアルミパイプにして端部にエビナットをかしめて足は共締めでねじ止めとしました。
    バイクキャンプ用なので天板は広めに作りましたが、とても軽量コンパクトで気に入っています。
    次は天板を折り曲げないで板とL字アングルをシリコン系接着材、またはアクリル系両面テープで付けるやり方を試してみたいと思っています。

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    1. すみませんでした。コメント頂いたのに気付くのが遅くなりました。

      ネットで検索しても皆さん様々な工夫と、アイディアで制作されています。私も勉強させて頂いております。

      oxyさんのテーブルも写真で見る機会があれば参考にさせて頂きたいですね。サイトをお持ちなら是非リンクさせて下さい。

      接着剤やテープ止めだとテーブル表面が綺麗になります。強度重視なら昔ながらのアルミリベットでしょうか? リベッター用のリベットではなく、叩いてかしめるリベットもなかなかお勧めです。

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