2022.April.30.
スーツ用のスラックスには革ベルトだが、普段のズボンにナイロンベルトを使うようになってから10年以上になる。用途やズボンの色に合わせてベルトが増えて5本になってしまった。
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自作ベルトハンガー |
これまでは下の写真のように、高棚の下にインシュロックに洗濯バサミを通して1本ずつ吊るしていたのだが、その度に両手を使わなくてはならない。片手で取ったり片付けたりできるようにしたいと、ずっと考えていた。
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インシュロックと洗濯ばさみのベルト吊り |
倉庫から廃木材を物色し、使えそうなものを揃えてきた。杉の角材が2本あったので、1本は半分に割って板材にする。
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板材 |
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素人なので、それぞれの厚みが違う |
割らなかった杉材は骨として使うのでサンダーで溝を掘った。ノミを使うのが正しいのだろうが、どこに片付けたのか分からなくなっている。
背骨に当たる木材に溝を彫り、ベルトを乗せる板材と、仕切りになる板材を交互に取り付ける。溝はサンダーに切断砥石、切削砥石、ペーパーサンダーと付け替えて仕上げた。
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背骨の溝を掘る |
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出来た溝 |
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全体を研磨する |
板材の取り付けには木工ボンドとコースレッドを使用した。
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ベルト載せの板を取り付けた状態。 |
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裏返して、仕切りの板材を取り付けた状態 |
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乾燥を待っている状態 |
ベルトハンガー自体の吊り下げには、ステンレスの針金を使用した。太めのステンレスの針金を加工してフックを取り付けた。
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ステンレスのフックを取り付けて完成 |
高棚の下に取り付けていた洗濯ばさみ製のハンガーを取り外し、新しく制作したベルトハンガーを吊り下げた。
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ベルトハンガーの位置は元と同じ場所 |
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べルトを下げるとこの通り |
手持ちのナイロンベルトを掛けてみるとこの通り。なかなか使い勝手も良い。たまにベルトを取り出す時に隣のベルトも滑り落ちる事がある。設計の段階にもこうなるかも? と予想はしていた問題ではある。ベルト載せの板の加工時に両端に段差を付けてみようとも考えてはいたのだが、工作の手間を厭いやらなかった。
簡易的な対策としては、ベルト載せの板材の端に滑り止めのスポンジテープでも貼ってみよう。
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