2020年11月15日日曜日

HP Mini 110-4120TU SSDが壊れたので交換と再インストール

 2020.November.14.

 過去記事
 「ネットブック HP Mini 110-4120TU SSD換装

 「HP Mini 110-4120TU Linux Mint 19.1 クリーンインストール」参照

  愛用のネットブックが起動しなくなった。どうもSSDが寿命のようである。SSD化したのが2015年なので5年は使えていたことになる。SSDの寿命が5年というのは長いのか短いのかわからない。沖縄のPCパーツショップで購入した安売りSSDだったのは覚えている。(SSD換装後、外付けケーブルでデータを救出してみたが、取り出せたデータと処理が固まって取り出せないデータがあった。やはりお亡くなりになっているようだ。)

 このネットブックを購入したのは2012年3月。気が付くと早いもので8年半も経っていた。

 付属のバッテリーはダメになったが、追加購入していた大容量バッテリーが2個あり、まだまだ現役である。Bluetoothも入れたし、メモリも購入当初から2GBにしてあるのでとことん使い倒したい。

 しかし、世の中は64bit。Linux Mintの32bitサポートも19.3のTriciaちゃんが最後で、20のUlyanaちゃんからは構ってくれなくなったそうだ。19.xのサポート期限は2023年4月とのことなので後2年半。次はPuppyを選択するしか無いようである。


 こんな低スペックの数世代前のPCに拘らなくても、と思うかも知れないが、これが結構使える。SSD化してからは、どこぞの中古パソコン譲渡会(実は販売)のPCよりは遥かにサクサク動いてくれる。USB外付けBlu-rayドライブでデータBlu-rayを焼くことも出来たし、Youtubeの動画も画質を上げ過ぎなければ問題ない。Libre Officeでの作業も、Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド等も問題ない。

 厚みと重量はあるが、10インチタブレットより心持ち小ぶりで携帯性も悪くない。バッテリーも5時間程は持つ。何よりキーボードがちゃんとしているので入力のし易さは比べようがない。普段からタッチパネル派なのでマウスを持ち歩く必要もない。


 と、言うことで残りの2年ちょっと(もっと使い倒すかも?)の為と、頑張ってくれているHP Mini 110-4120TU のご褒美に480GBのSSDをポチった。

 Amazonのレビューが結構良いが、KIOXIAと言う初めて聞いたメーカーのものである。私が無知なだけで結構有名なメーカーなのかも? クグッてみると東芝グループの東芝メモリ株式会社が社名変更した会社だそうである。うん。これは期待できそう?


 分解はバッテリーを外して、リリースボタンを更にスライドさせると裏蓋が少しズレる。これで裏蓋は外せる。

HP Mini 110-4120TU
バッテリーを外す。

HP Mini 110-4120TU
リリースボタンのこの位置が
バッテリーのリリース位置

HP Mini 110-4120TU
更にスライドさせると
裏蓋がほんの少しズレる。


 裏蓋を外すと中央にHDD(SSD)がある。ネジ1本で固定されている。HDDを取り外し、コネクタを抜く。

HP Mini 110-4120TU
裏蓋を外す。

HP Mini 110-4120TU
HDD(SSD)の固定はプラスネジ1本。

HP Mini 110-4120TU
SSDを持ち上げ

HP Mini 110-4120TU
コネクタを取り外す。


 HDDブラケットからネジ4本を外してSSDを交換する。

HP Mini 110-4120TU
HDDブラケットはプラスネジ4本。
左のSSDは故障したもの
中央のSSDが新規購入したもの
右はHDDブラケット

 組み立ては逆の手順である。


 SSDのフォーマットとLinux Mintのインストールを行う。PCにUSB外付けBlu-rayドライブを接続し、電源投入と同時にESCボタンを長押し、ブートオプションからLinu MintのDVD(USB外付けBlu-rayドライブ)を選択してMintをDVD起動してからインストールを選択するだけである。

 OSのインストールを始めてから必要なアプリケーションのインストール、フォントのインストール、初期設定(使いやすいように)が全て終わるまで4時間ほどかかった。まあ、それは避けられない道として覚悟はしていた。

 Windows Me のサポート終了をきっかけに始まった私のLinuxとの付き合いは結構長い。VIne Linux に始まり、Puppy 、Ubuntu 、Mint に落ち着いた。サポート終了でのOSのクリーンインストール、Windows PCの故障によるLinux化ともう何度と無くインストール作業を繰り返している。PCの高性能化の為か、年々インストール時間が短くなっている気がする。現在このPCを含めて手持ちのLinuxは3台。すべてほぼ同じ設定にしているので使いやすい。

 今回は手動でのSSDのパーテーション分けを行わず、「おまかせモード」(ドライブを全て割り当てる)でインストールした。OS自身がHDDではなくSSDであると認識しているのか「SWAP」パーテーションが作られていない。

HP Mini 110-4120TU
GPartedのスクリーンショット


 相変わらずSSDは速い。電源ボタンを押してパスワードを入力し、起動完了まで1分かからない。Windowsってなんであんなに重たいのだろう? ハイスペックPCを低スペックすにするOSなのだろうか?

 プリンター等の各周辺機器のLinux対応をもっとしてもらえれば Windowsから卒業できるんだがなあ。

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