2019年4月10日水曜日

Xパワーエアダスターの追加フィルター

2019.February.09.

 自宅にはタンク容量6リッターの小型オイルレスエアコンプレッサーを持っている。しかし、宮古には持って来ていない。エアコンのファンのカビ掃除、掃除機のフィルター清掃で必要なので缶入りのエアダスターを購入していた。
 
 缶入りエアダスターは3本入りで1200円。高くはないのだが、噴射時間が長くなると断熱膨張で缶の温度が下がり、噴射圧が極端に下る。

 カメラの清掃だけでなく、掃除にも使え、コストパフォーマンスのいいダスターはないものかとAmazon商店を物色していて見つけたのが「Xパワーエアダスター 550W」である。レビューを読んで購入してみた。

Xパワーエアダスター 550W
Xパワーエアダスター 550W




Xパワーエアダスター
エアダスターの底部にある吸気口。

 このエアダスターはなかなかパワーがある。動作音は掃除機並みにあるが、エアの吹き出し量も多く、圧も高い。
 早速、エアコンのファンに発生しているワタのようなカビの清掃に使用してみた。
 窓を全開にしてエアコンを止めたまま吹き出し口のルーバーを開く。エアダスターを強で吹き込む。カビの綿ぼこりが飛び散った。ファンに固着しているものはエアコン清掃スプレーで溶かし、古い歯ブラシでこすり落とす。これを数回繰り返し、結構綺麗になった。エアコン清掃スプレーは消臭効果もあるので、嫌な匂いもしなくなった。

 エアコンの清掃が終わってエアダスターの底部の空気吸込口を見ると、フィルターにたくさんのゴミが付いていた。吹き飛ばしたカビの塊が空中に舞って吸い込んだようだ。説明書に従って、フィルターを外して清掃した。

 コンパクトなのでエアの吸込口が小さく、急速に吸い込むようだ。吸込口の口径がもっと大きければ良いのだが、このサイズではしかたがない。

 なるべく吸気量を下げないようにしたまま、フィルターの効率化を図りフイルター清掃を楽にする方法はないものだろうか?

 低価格の空気用フィルターと言えば台所用換気扇のフイルターがある。換気扇用フイルターなら100均にもある。あとはこのフィルターをどう取り付けるかが問題である。

 考察すること数時間。マジックテープで取り付けることにした。マジックテープはホームセンターで購入したクラレの幅広マジックテープである。サイズは100mm×10cm。(何故に10×10cmまたは100×100mmではなくmmとcmが混在しているのか?)


クラレ幅広マジックテープ
クラレの幅広マジックテープ

 Xパワーエアダスターの底部の吸気口のサイズを測り、サイズ通りにカットするためにAR CADで同心円を正確に書く。単身赴任先にはコンパスがないのでCADのアプリケーションが便利である。

 AR CADは 株式会社SHF 様の御好意でフリーで配布して頂いているキャドのアプリケーションである。

 株式会社SHF     https://www.shfweb.com
 AR CAD MANIA     http://www.ar-cad.net
 
 
 AR CADはこのブログの過去記事
 trangia TRB-25 用ステンレス・トライアングル五徳 改良型!!
 トランギア マルチディスク (水切りまな板) ミニ 自作
 トランギア ツンドラ3ミニ ストームクッカー化 1 (風除け)
でも使用させてもらっている。開発元の株式会社SHF様からはこんな下らない使い方では困ると言われそうだが、作図の寸法通りにプリンターから出力されるので極めて使いやすい。私のようなド素人の人間には本当に有難いソフトである。

Xパワーエアダスター
AR CADで印刷した台紙。

 AR CADで印刷した台紙を幅広マジックテープの裏紙に糊付けし、カッターでマジックテープを切り抜く。

Xパワーエアダスター
AR CADで印刷し、台紙通りに
マジックテープを切り抜く。

Xパワーエアダスター
切り抜いたマジックテープ。

 カットしたマジックテープをXパワーエアダスターの底部に貼り付けて完成。

Xパワーエアダスター
マジックテープを貼り付ける。

 台所用換気扇フィルターを適当にカットしマジックテープの上から押さえつけるだけで取り付け終了。

Xパワーエアダスター
換気扇フィルターを貼り付けるだけ。

 そのままでは余りに不恰好なので丸く切り取った。さらに全部の換気扇フィルターを切り抜き、交換用フィルターの分とした。

Xパワーエアダスター
交換用フィルター。

Xパワーエアダスター
丸く切ったフィルターを取り付けた状態。

Xパワーエアダスター
傾けるとこんな感じ。

Xパワーエアダスター
立てて置くとこんな感じ。

 これで心置きなくXパワーエアダスターを使える。
 コンプレッサーと違い、事前にエアを貯めなくて済むのが利点である。

 ※ただし、結構細かい塵が吹き出すのでカメラ内部には使わない方がいいようである。ちょっと残念。

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