2015年10月3日土曜日

YAMAHA L-8 フレット交換 (2013年9月の作業)

 18歳の頃に手に入れたアコースティック・ギター YAMAHA L-8 。
 故郷、長崎市浜の町の楽器屋の2階の奥にあったギターのひとつであった。

 何故か一目見た瞬間からこのギターが欲しいと思った。同じように陳列されている他のギターを見ても魅力を感じなかった。
 それから何度も楽器屋に足を運び、「待っててね」と思い続けた私を、1年近くも待ってくれたギターだった。
 店員からは、これからギターを始めるというのであれば、どうせ止めてしまう人も多いのでもっと安いものでいい。本当に続けられたら高いものに替えればいい。YAMAHAより若い人はマーチンやギブソンが人気だという勧めとアドバイスもあったが、L-8 以外目に入らなかった。

 あれから30数年。YAMAHA L-8 は私の大切な宝物である。ここ数年はめっきり練習する回数も減っているが、それでも弾き続けている。「下手の横好き」、「自己満足」のレベルのままだが・・・。

YAMAHA L-8

YAMAHA L-8  たぶん後期型
30年以上も使っていると頻度の多いフレットが削れて山が台形になり、特に弦の当たる場所に凹みができてしまった。その結果指板も削れてきた。
 弾きにくさが大きくなりフレット交換を決断することになった。

奥のフレットが正常なフレット。
手前の外したフレットが削れたフレット。


宝物なので万が一にも壊したくない。ネットの情報や沖縄のショップを探してみたが、結構な金額と待ち時間が数ヶ月から数年。うーん。これは厳しい。

 そこで懇意にさせて頂いてるgoogle先生に先輩方を紹介して頂き、フレット交換の情報を集めてみた。

 フレット交換に必要と思われる工具と交換用フレットは通販で購入した。

 購入したものは次の通りである。
 1. フレット FRET ビンテージ W2.00XH1.00mm 24本 ¥2,625
 2. フレットカットニッパー  ¥6,825
 3. フレット整形ミゾヤスリ・やすり スモール  ¥3,150
 4. フレットエッジやすり  ¥3,990
 5. 指板ガードプレート  ¥472
 合計¥17,062 (ただし2013年9月の価格)


通販で追加購入した専用工具と、以前から持っていた工具。
そして交換用フレット。


KingTTC 喰切ニッパー(エンドニッパー) 210mm EN-210
ツノダ
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KC フレット磨きプレート PFB-500 (2枚組み)
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 ギター用の道具が増えたのでツールボックスも新調して、交換用弦、ワックス、ストリングオイルなどの一式をひとつにまとめた。

ギターメンテナンスツール一式

 具体的な交換方法は諸先輩方のサイトを参照して欲しい。間違った情報を流すと申し訳ないので。
 交換したフレットは4本のみ。すり減ったフレットのみ交換した。

 ちなみに一番緊張した作業は古いフレットを取り外す時。指板を割らないように少しずつやりました。

 交換作業が終わったら、ついでに掃除とワックスがけ。ネックの反りは無かったので問題なし。サドルとブリッジの高さ調整を気持ちの分実施したのみ。


フレット交換終了後と外した古いフレット。
 失敗もなく交換終了。また弾きやすくなった。

 やって良かった。

 YAMAHA L-8 よ。これからもよろしく。



 かつて同僚と宴会バンドや楽しみでセッションしたりしていたことがあった。周囲はマーチンやオベーションという高級楽器ばかりで、古くて大して高級でない L-8 の私は気恥ずかしい気持ちもあった。休憩中にそれらのギターを弾かせてもらったが、あれっ? L-8 って音良くない? というのが正直な感想であった。低音の深い響き、澄んだ高音、やわらかな音色、音量もよく出る。もしかして高級楽器に負けてないかも? これが正直な感想である。

 もしも手に入るのならば欲しいギターは?というと YAMAHA LL-120 Custom さだまさしモデル。装飾の美しさに惹かれます。どんな音がするんだろう?
 


 ところで、私のAmazonのほしい物リストにYAMAHA JR2S ミニギターが入っているのは何故なんだろうなぁ。(^_^;)

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