2021.August.23.
スズキのエブリイDA17Vにはオーバーヘッドシェルフがある。トラックの運転席にあるものと同じような運転席上部にある物入れである。また、左右のエアコン吹き出し口にはカップホルダもある。また、正面から見るとほぼ真四角で、以前のエブリイより内容積が大きい。この3点があえて新車購入にこだわったところである。
オーバーヘッドシェルフには整備手帳や書類、フロント用サンシェード、過去記事の「
エブリイ ウインド・スクリーン(フロントドア用換気用網戸)」などを入れているがサングラスや老眼鏡などの小物を入れるとあちこちに移動してしまい探し難い。乗用車などと違い頭上前面が高いのでオーバーヘッドシェルフの入り口にポケットが欲しかった。
|
オーバーヘッドシェルフ・ポケット |
100均で内装色に近い灰色のメッシュポケットを見つけたのでこれを利用してみた。
|
100均のメッシュポーチA6サイズ |
メッシュポーチは平たい作りなので袋の底部にマチを作る。マチはポーチを裏返してミシンで縫うだけである。
|
ミシンでカタカタ縫う。 (カタカタは昔の足踏みミシンですね) |
|
角を斜めに縫うだけ。 |
|
左:マチ無し。 右:マチ有り。 |
購入したポーチは6個。運転手側に3個、助手席側に3個取り付けることにした。
取り付ける方法は、ポーチを接着した厚紙を折り曲げて、事務用クリップでオーバーヘッドシェルフの縁に挟み込むだけにした。これならば取り外しも簡単である。
まずは7cm巾でポーチ3個分の長さの厚紙を切り出す。3cmの位置にカッターの爪で溝を付け折り曲げる。4cm巾の方にポーチを接着し、3cm巾の部分でオーバーヘッドシェルフの縁に挟み込む構造である。
接着は一気に3個と欲張ると失敗するので、1個ずつ接着剤が固まるのを待って作業した。使用した接着剤は厚塗りができるコニシのクイックメンダーである。色も灰色で違和感がない。ただし、数年するとある程度へ変色してしまうが。
|
切り出して折り曲げた厚紙 |
|
4cm巾14cmの長さで クイックメンダーを厚めに塗る。 |
エポキシ系の接着剤は、事務用クリアファイルには接着できない。この性質を利用してポーチ内部にクリアファイルを切ったものを入れておき、硬化するまで事務用クリップで挟んで固定する。
|
メッシュの間に接着剤が入るよう クリップで固定。 |
|
固定中の反対面 |
|
使用したクイックメンダー5分間硬化型 |
|
硬化完了後。クリップを外したところ。 |
|
クリアファイルをベリベリと剥がすと メッシュの隙間にも 接着剤が入り込んでいい状態。 |
|
同様の作業を繰り返す。 |
すべて接着が完了してから、クリップを嵌め込む切れ込みをポーチの裏に開ける。強度を心配してポーチ1個に2つのクリップを取り付けたが、オーバーヘッドシェルフに取り付ける時に手こずった。クリップが接着したメッシュ部分と厚紙自体を挟み込んでいるので、強度は充分だろうと思いこれで良し。
|
ポーチ裏面にスリットを入れ、 クリップを差し込む。 |
|
内部から見たクリップの取り付け状態。 |
オーバーヘッドシェルフの縁を折り曲げた厚紙で包み込むように差し込み、厚紙ごとクリップで固定する。クリップのツマミは取付後には伸ばした状態にすると邪魔にならない。
|
オーバーヘッドシェルフの入り口の縁に 挟み込んで取り付ける。 |
|
固定直後。 クリップのツマミは折り曲がっている。 |
|
左奥:ツマミが曲がっている状態。 右:ツマミが伸びている状態。 |
|
左右取り付け終了後。 |
メッシュポーチには大小の2ポケットが付いている。大ポケットはファスナーを閉じられない大きめの物も収納可能だし、少ポケットにはUSBメモリーやドライブレコーダーのMicro SDカードなどの小さくて紛失しやすい物も収納可能である。一番右のポケットはサングラス、次が拡大メガネ(老眼鏡?)が定位置かな?
|
もともとのサングラスホルダー (オーバーヘッドシェルフの右端) |
これまでは100均のメガネケースを改造し、オーバーヘッドシェルフに取り付けていたのだが、老眼鏡がさらに必要なりその置き場に困ったのが今回の制作の発端である。新型コロナの状況もなかなか改善されないので、除菌シートやマスクがすぐ取れる様にもしたかった。
早くコロナが収束してくれないと、何処にも遊びに行けないなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿