2019.April.19.
職場のテプラが動かない。つい先日は使えていた。コードを抜き差ししてみると一瞬起動しかかって落ちた。?
テプラ本体付近の電源コネクタを動かすと通電する。少しひねると落ちる。いろいろ試してみてコネクタ付近のコードがおかしいと判断した。
テプラの電源アダプタ。 |
コネクタの首の部分のコードが怪しい。断線している可能性が高い。
コネクタの拡大写真① |
コネクタの拡大写真② |
コネクタの拡大写真③ |
コネクタの拡大写真④ |
コネクタの拡大写真⑤ |
同僚の許可をもらい電源アダプタのみを持ち帰って修理することにした。
まずはリューターとカッターナイフで怪しい箇所の付近のプラスチックと皮膜を切り取った。
皮膜を除去する。 |
原因はすぐに判明した。芯線の皮膜に亀裂が生じており、外側の網線とショートしていた。
芯線の白い被膜に亀裂ができていた。 |
わかりやすいように網線を右端に寄せている。 |
芯線に断線はないようなので、ショート部分の修理を行う。手持ちの熱収縮チューブを切り開き、芯線の被膜の上から覆う。熱収縮チューブを元の筒状にするために瞬間接着剤で切り開いた部分を接着し、加熱収縮させる。
芯線の被膜の修理。 |
さらにコードの皮膜を同様に修理し、加熱収縮させる。
外側の被膜の修理。 |
電源アダプタのラベルでは、定格DC出力は11V。修理の終わったコネクタ側で測ってみると11.2V。電源アダプタ自体は故障していない。
電源アダプタの定格出力は11V。 テスターで測ると11.2V。 |
これで修理はほぼ完了。あとは、コネクタの首を補強するだけである。
当初切り取ったコネクタの首を接着し、一回り太い熱収縮チューブで覆う。
最初に切り取ったコネクタの首を接着する。 |
更に一回り太い熱収縮チューブで覆う。 |
熱収縮チューブがはずれないように、修理箇所全体をエポキシ系接着剤で覆う。
エポキシ系接着剤。 |
修理箇所全体をエポキシ系接着剤で覆う。 |
翌日、職場に持っていき、テプラに使用した。今度は異常なく使えたが、コードを太くし過ぎたようで、テプラ本体のコードを通す溝に入らなくなってしまった。少しガタガタするが使えなくはない。次から修理するには本体も持ち帰るべきと反省した。
後日、本体のコードを通す溝の爪をディスクグラインダーでカットし、対応した。
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