2017年2月6日月曜日

短波ラジオ が好き

2016.Dec.30.

 昔、アマチュア無線をやっていた。
 ラジオも好きで、BCLもやった。
 今でもラジオは好きである。

 しかし、悲しいことに沖縄の我が家は鉄筋コンクリート。(ふと、鉄コン筋クリートという呼び方を思い出した。が、意味はない。)

 ご存知の方はもちろん当たり前なのだが、鉄筋コンクリートにはその名の通り「鉄筋」が縦横無尽に入っている。この鉄筋がラジオの受信の妨害をする。電磁シールドを形成しているのである。


 なぜ?って思われる方は、台所にある電子レンジを見て頂きたい。扉のガラス窓を目を凝らしてみると細かい金網が入っている。電子レンジは強力な電磁波で食品中の水分子の極性に働きかけて発熱を起こす装置である。超強力な電磁波を金網だけで遮蔽できるのである。

 もちろん100%の電磁波を遮蔽しているわけではない。人体に影響のない程度の漏れはある。試しに電子レンジで調理中に、すぐ傍にラジオを近づけてみるとものすごいノイズが入る。

 身近な物で電磁波を出しているのは電子レンジだけではない。パソコン、ヘアドライヤー、冷却中の冷蔵庫、洗濯機、蛍光灯、車やバイクも電磁波を出している。雷もそうだ。変圧器(トランス)やモーター(発電機も)、放電現象から電磁波が出るのは電気の基礎を学んだことのある人なら常識中の常識である。



 話が脱線したが、鉄筋コンクリートの家屋の中は電波が通りにくい。窓際に近づけば改善されるが、部屋の中央では厳しいものがある。

 中波は昼間でも地元局は聞けるが、FMはアンテナを伸ばしても厳しい。まして短波となると夜でも駄目である。
 沖縄は台風が来るのが常識なのでほとんどの家屋が鉄筋コンクリートである。ラジオ好きにはつまらない。


 手持ちの短波ラジオを紹介してみたい。

 最も古いのがAIWA WR-A100である。購入したのははっきり覚えていないが平成元年ぐらいだろうか?

アイワ WR-A100
  バイク(YAMAHA XS250ビキニカウル付きヨーロピアンモデル シルバーにブルーのライン)に乗って、キャンプツーリングしていた時に使用していたので、多分購入時期は合っていると思う。

AIWA WR-A100

 今のように携帯電話も無かったので、タンクバッグにはいつもコイツが入っていた。

付属のケースも健在。
ステレオイヤホン付き。
下の白いビニール線とワニ口クリップは
自作の外部ワイヤーアンテナ。
ケースにすべて入る。

 20年以上も使用しているとスピーカーがおかしくなったことがあった。音は出るのだがクリアではない。ゴソゴソ言うのである。分解して調べてみるとコイルと磁石の間に結構な数の砂鉄が挟まり、取れない。
 メーカーのアイワももう今は無く、修理に出すこともできない。そこで安いラジオを買ってきて移植した。ホームセンターで980円のスピーカー付き中波ラジオの中から、同じサイズのスピーカーが入ってそうなものを見つけられた。インピーダンスの違いもさほどなく、移植後は絶好調である。

 このラジオはスピーカーはモノラルであるが、イヤホンでは中波、短波ともにモノラルで左右ともに聞こえる。FMはイヤホンだとステレオで受信可能である。

 この記事を書いている最中も、窓際に置いたWR-100で中波を流している。



 その後購入したのはSONY ICF-SW22である。アイワのWR-100と同じ厚みと高さだが、横幅は4/5ほどである。

SONY ICF-SW22
  純正ケースに巻き取り式のワイヤーアンテナ、モノラルイヤホンが付属していた。

左から純正ケース、モノラルイヤホン、
巻き取り式ワイヤーアンテナ、ICF-SW22。

SONY ICF-SW22 FMラジオ (ブラック)
ソニー (1993-09-01)
売り上げランキング: 148,657



 このICF-SW22はあまり使用頻度がない。アイワのWR-100の調子が悪くなった時に購入したと思う。
 幸いなことにこのICF-SW22は初期不良か欠陥品なのかわからないが、ソニータイマーは内蔵されていないようである。購入後10数年以上経つが何の不具合もない。



 平成26年に急に欲しくなって購入したのが中国製短波ラジオである。TECSUN PL-310ETというモデルである。

 Amazonのレビューで感度と音が良いとのことでポチってしまった。







 うーん。操作法が複雑過ぎなのと、キーの表示の文字が小さ過ぎて老眼の肉眼には厳しい。

 確かに感度と音は良い。オートパワーオフもあるので寝ながら聞ける。


 夜の短波の良さは、雑音も多いが、ふと心に響く音楽が聴けることだろうか? 言語もわからない、何を歌っているのかも分からないが、メロディーが良い。初めて聞く曲なのにふと立ち止まる。そんな出会いだろうか?

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