2015年12月23日水曜日

JB23 オイルキャッチタンク


 約一年落ちの中古車で購入したJB23。購入直後からエアクリーナーエレメントが一ヶ月もしないうちに油まみれになった。
 これでは吸気効率が落ちると、エレメントを交換したが一ヶ月もしないうちにまた油まみれに。

 一体何がどうなっているんだ? とエアクリーナーボックスとその周辺を調べてみると、ブローオフバルブからのホースがエアクリーナーボックスに繋がっており、そこからの油であった。(後のモデルでは改善されている)

 「これどうにかならないの?」と、スズキに聞いても、「いやぁ走行に問題はないから・・・。」とつれない返事。

 google先生に聞いてみると、やはり同じ問題に直面されている方がちらほら。

 高額な社外部品のオイルキャッチタンクを購入されている方も多い。

 安価に済ます方法はないものか?と考えて、作ってみた。

 
 材料はホームセンターで揃えた。
 1. ステンレス製の密閉食品容器
 2. ホースの真鍮製口金
 3. 網入りホース
 4. ステンレスホースバンド
 5. ステンレスの金たわし
 6. ステンレスメッシュ
 7. ステンレス穴空きステー

 密閉容器の蓋に2箇所穴を開け、網入りホースに合ったサイズの口金を付ける。

 さらに穴空きステー用の穴を開ける。

 ブローオフバルブから入る側には、容器の内側に金たわしを丸めてステンレスメッシュで包み、ホースバンドで外れないように絞める。
 
 ステーはラジエーター回りのボルトを一度外して固定。

 ブローオフバルブからオイルキャッチタンクまでと、オイルキャッチタンクからエアクリーナーボックスまでを網入りホースでつなぎ、ホースバンドで固定する。

 密閉容器の下部はそのまま使用する。

オイルキャッチタンクの外見。

オイルキャッチタンクの取り付け位置と状態。その1。

オイルキャッチタンクの取り付け位置と状態。その2。

オイルの溜まり具合。

オイルキャッチタンクの内部構造を下から見たところ。
このオイルキャッチタンクを取り付けてから、すでに10年以上なるが、エアクリーナーエレメントのオイル付着は無くなった。

 大気放出もしていないので、このままで車検も問題ない。


 スズキさん。マイナーチェンジでこっそり改良するなら、問題を認識しているわけだから、1-3型のユーザーにも対応して下さい。
 コストが気になるなら、問題を指摘したユーザーだけにも対策品の部品を無償提供して下さい。

3 件のコメント:

  1. 過去記事へのコメント、失礼します。
    ブローオフとキャッチタンクを検索して辿り着いた者です。
    現在、1型のJB23(24万km走行)を乗り回しておりまして、やはり同じ悩みを抱えております。
    とりあえずブローオフを簡易的にキャンセルして様子見をしていますが、タービンへの攻撃性が心配で…

    この記事の様なキャッチタンクを自作すれば解決できそうですね。
    今度の休みにでも材料を集めて作成を試みてみます♪

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    1. コメントありがとうございます。
      ブローオフの吹き出し圧力は結構高いようで、蓋と本体のロックがしっかりしていないと、エンジン内でタンク部分が外れることがあります。幸いこのオイルキャッチタンクを制作して10年ほど一度もトラブルはありませんでしたが。
      材質と構造には充分お気を付けください。

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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