2021年1月17日日曜日

ショートタイプ電源ケーブルの制作(ケーブルの改造)

2021.January.09.

 カメラ本体付属の充電器に付属してくる電源ケーブルは長い。

 短いと使い難い人もいるから当然ではある。しかし、旅行等で持ち歩くには邪魔である。ホテルのテーブルでもコンセントは1口か2口しか無いので短い分岐タップか、コンセントに直挿しの分岐タップを持参している。

 ホテルで必要となる電源は、スマホやモバイルバッテリー、モバイルWifi等のUSB、PCの100V、そしてカメラのバッテリー充電器である。社外品ではUSB電源の充電器も増えてきた。しかし、折角充電器が付属しているのであるから、追加で購入する必要もない。

 これら全てがテーブルのコンセント周囲で完結できるので長いケーブルは必要ない。USBを始めとするケーブル類がバッグ内のポーチで渾然一体になると、取り出した時に快刀乱麻したくなる。スッキリしない。

 ならば余分なケーブルは短くしたい。

ショートタイプの電源ケーブルは
収納しやすい

 
 実施したことは短く切って繋ぐだけ。

元の電源ケーブル

必要な長さに切断する。



並行ケーブルの線は互い違いに切る。

熱収縮チューブの退避場所を確保した
長さに切らないとあとで困る。

最初に熱収縮チューブを通して、
半田付けを行う


 半田付けの位置をずらす理由は、万が一熱収縮チューブが破れた時も、2本の半田付け部がショートすることを避けるためと、半田付け部が同じ位置だとその部分の太さが異様に大きくなり不格好になるからである。

皮膜を剥いた半田付けの位置が
ズレているのでショートしない。

半田の形をペンチで修正した。

熱収縮チューブをきちんと被せて

ライターで炙って収縮

更に太い熱収縮チューブで
ケーブル全体を固定

出来上がり。


 一応、導通と短絡のチェックをテスターで行う。

短絡なし

導通よし

 
 おまけの作業として、吊り下げ用のインシュロックを取り付ける。

 2本のインシュロックを使用し、ひとつは環にしておく。その環を残りの1本でケーブルの端に締め込む。締める時にはロングノーズ(ラジオペンチ)を回しながら締め込むとキツく締められる。締めすぎると切れることもあるので注意。

2本のインシュロックを取り付ける。

出来上がり状態

こうしてフックに
吊り下げることができる。

吊り下げループの例

 インシュロックを使った吊り下げループは便利である。延長コードなどもいちいち外して片付けなくても、L字フックに軽く巻いて、コンセント部の吊り下げルーブを掛けておけばズルズル下がって来ない。


 [注意事項]
 ① 大電流が流れるケーブルではスリーブ等を使用する方が安全である。
 ② ケーブルを抜き差しする時は、必ずソケットを持って行うこと。
  (ケーブルを引っ張らない。)
 ③ 自己責任で行うこと。

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