2020年6月11日木曜日

エブリイ リア収納棚引き出しの改良

2020.May.10.

 エブリイの荷室に作ってあった左右の棚の引き出しが、走行中に突然落ちることが数度あった。

左側の棚

右側の棚


 棚の制作後に追加で作った引き出しである。もちろん脱落防止にパッチン錠をつけてある。

左側の引き出しのパッチン錠。

ロック状態。

フリー状態。


 パッチン錠でロックすると引き出しは上部に密着するようにしているので、落ちるはずはないのだが・・・。何度手で揺すってもズラシてみても外れることはない。しかし、何度か走行中に脱落したのは事実である。

右側引き出し。

フリー状態。


 シナベニアで作っているので、パッチン錠のネジ止めの為に裏側にはシナベニアを積層してある。

右側の引き出しのパッチン錠の取り付け方。

左側の引き出しのパッチン錠の取り付け方。


 パッチン錠をロックした際により確実にズレを防止するためにひと工夫することにした。

 引き出しのパッチン錠の裏当て部に爪を出して、棚の上にスリットを開け、確実に引き出しの飛び出しを防ぐことにした。爪にはステンレスワッシャを利用することにした。
 パッチン錠の裏当て部にリューターで溝を掘り、その溝にワッシャを接着する。ワッシャの上部は引き出しより飛び出すようにする。この爪が当たる棚の底部にもリューターで溝を掘り、ロックした時に爪がその溝に入るようにした。
 引き出しはパッチン錠を解除した時には遊びがあり、数mmは引き出し部が下がる。ロックした時には密着する。この隙間を通るようにワッシャの位置を調整した。

リューターで溝を掘る。

爪はステンレスワッシャを利用した。

取り付けた爪代わりのワッシャ。

別角度から。


 エポキシ系接着剤が硬化した後で、引き出しを取り付けてみた。より確実にロックできるようになったと思う。しかし、またしばらく様子見は必要ではある。

 当初はアルミ板を加工するか、ワイパーのバネを利用しようかと思ったのだが、ワッシャの方が手を切ることなく無加工で利用できると考えた。もっと格好良い爪が思いついたのなら他の物を利用してたとは思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿