2018.December.23.
メイン機材の PENTAX K-30 に使用しているPENTAX純正ハンドストラップ O-ST128 が割れて、社外品のカメラブートを使用しているのは過去記事の「
SLIK 自由雲台 コルクラバー保護シート」で紹介した。
過去記事では薄い両面テープでカメラプレートを貼り付けていたのだが、その後両面テープの劣化でテープが溶けたようになり1mm厚の透明テーブルクロスのシートに交換していた。
対処してから2か年以上問題なく使用できていたのだが、また昨日三脚使用時の縦アングルでカメラが傾いた。帰宅後、カメラプレートを外してみるとビニールシートが固くなっており滑りが生じていた。縦アングルでは私は右を上にすることにしているので、レンズの重みでプレートがネジの緩む方向に回ってしまう。
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MartinハンドグリップストラッププレートMD53を
カメラグリップのプレートとして使用している。 |
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カメラプレートのシルバーのラインは
ネジ穴の位置。 |
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横アングルだと問題はない。 |
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縦アングルだとプレートが緩みカメラが下を向く。 |
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完全に緩んでしまう。 |
これでは透明テーブルクロスのシートを作り直してもまた2年程で元の木阿弥となる危険性が大きい。万が一、三脚からカメラ本体が落下すると大事である。
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ズレたカメラプレートと透明シート。 |
ビニールクロスよりもっと柔軟性と吸着力があり、耐久性の高い物はないだろうか?と考えたところ、先日セリアで購入したシリコン製のキッチンマットを思い出した。
早速セリアに行き、追加購入した。
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セリアで購入したシリコンキッチンマット角型。 |
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サイズは300×300×1mm。
但し縁以外の厚みは0.3mm。 |
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裏面の表示。 |
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耐熱温度-30~230℃ |
シリコンキッチンマットの表面の「水分・油分・熱に強い」と「弾力性があってすべりにくい」に期待。
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この効果に期待。 |
MartinハンドグリップストラッププレートMD53の裏面にはもともと滑り止めの凹凸のあるゴムシートが付いている。それでも滑る。
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MartinハンドグリップストラッププレートMD53の
裏面の滑り止め。 |
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2か年使用してきた1mm厚のビニールシート。 |
滑りだした1mm厚のビニールシートをよく見ると端の2カ所に凹みがある。もしかするとこの凹みのせいで綿接触がしっかりできていなかったのだろうか?
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右端の2カ所の凹みが気になった。 |
カメラ本体の底部を観察すると2カ所のボッチがある。カメラの底の「脚」だろうか?
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赤丸の中がボッチ。 |
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ビニールシートを合わせてみるとこのボッチが
やはりシートの凹みであった。 |
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横から見たボッチ(赤丸の中) |
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横から見たボッチ(赤丸の中) |
ボッチにカメラプレートが当たらないように向きを左右逆にすると、バッテリーボックスの蓋に干渉してしまう。
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カメラプレートの向きを逆にすると
バッテリーボックスの蓋に干渉。 |
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これでは電池交換時に毎回カメラプレートを
外さなくてはならなくなる。 |
やはりシートを交換するしかないようである。
購入したシリコンキッチンマットをカットしてみた。これまで使用してきたビニールシートと同じサイズでカットしてみた。カメラ底部に合わせてみると大きい。ビニールシートと違いこのシリコンキッチンマットは薄くて柔らかい。カメラとプレートの間でビラビラするとみっともないので、カメラ底部のサイズに切り直した。
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セリアで購入したシリコンキッチンマット本体。 |
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以前のビニールシートに合わせてカットする。 |
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カメラプレートのサイズではカメラ底部より大きい。 |
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カメラ底部の形に合わせて切り直した。 |
キッチンマットは0.3mmと薄いので2枚準備して重ねて使用することにした。
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カメラプレートをネジ止めする。
これでいいはず。 |
このシートでどれくらいの耐久性があるのか心配はあるが、しばらく使用してみようと思う。自動車用品メーカーであるエーモンの超強力両面テープシートの方が良いのだが、あれは強力過ぎてプレートを外すときにカメラ底部の塗装まで剥がしてしまう。他にいい方法はないのだろうか?