2018年8月7日火曜日

眼鏡フレームの再塗装

2018.July.08.

 老眼鏡を初めて購入したのは40代前半であったろうか?。一度はレンズの度が合わなくなりレンズだけを新調した。

 先日から、眼鏡にゴミが付くようになった。きれいに洗った後もゴミが付く。しばらくはただのゴミだと思っていたが、よく見るとフレームの塗料が剥がれ落ちていた。

 茶色の形状記憶合金のフレームであったのだが、茶色はただの塗料だったようだ。爪で引っ掻いただけでパラパラと剥がれ落ちる。眼鏡のフレームが奇麗な銅色と茶色のまだらになってしまっていた。


塗料が剥がれてまだらになった眼鏡。

拡大図①

拡大図②

 機能は何ら変わらないが、これではあまりに貧相である。剥がれるなら剥がしてしまえと、傷をつけないようにまずレンズを外した。

レンズ枠のネジを外すとレンズが取れる。

 とりあえず爪だけで剥がせるだけ剥がしたが、それでも剥がせない所はリューターにフェルトパフを付けて研磨剤を塗って剥がしてみた。

白いウエス(ぼろ布)に散らばるのは、
爪で剥がした塗料。

 以前修理した安物のリューターでは本体がすぐに熱を持ち始めたので、ドレメルのリューターにバトンタッチ。ワイヤーブラシカップに変えて剥がせるだけ剥がす。その後は真鍮のワイヤーカップで研磨し、フェルトでバフ掛け。

剥がせるだけ剥がして、研磨する。

 実はこの眼鏡、去年にも良く指でつまむつるの所が塗料が剥げただけでなく腐食していた。その時もこのように研磨して車用のタッチアップペイントのクリアで塗装していた。
 今回は鼻当て以外のほぼすべての塗料を剥がした。

 研磨後は、研磨剤と金属の粉がフレームに固着しているので、マジックリンで洗浄後水洗いし、拭き上げて乾燥する。


研磨完了後。ピカピカである。

 ホームセンターを探したが、ブラウンのメタリック系のタッチアップペイントが見つからなかった。あったとしても車用の塗料なのでメタリックの粒子が大きめなのかもしれない。無いならしょうがないので一番無難なクリアを選択した。

 乾燥したら、クリアのタッチアップペイントで塗装する。

ソフト99のX-2というクリア塗料。

 塗り始めてちょっと失敗。新品のタッチアップペイントは粘度が高く、薄く塗りにくく、しかも塗った所がゴロゴロする。これまで持っていたのは自分で薄め液を足し、粘度を下げていたものだった。粘度が低ければ薄くきれいに塗れたのだが仕方ない。
 それでもどうにか塗り終わり乾燥させる。これが結構時間がかかる。

塗装完了後。

 3時間ほど扇風機の風を当てて乾燥したが、不十分だったのでガスコンロの炎の上で手に持ちながら温風乾燥した。

 よく見ると見た目は良くないが、これで良しとする。

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