2017年4月23日日曜日

trangia トランギア マルチディスク もどき

2017.April.16.

マルチディスク もどき

 trangiaのストームクッカーは今から20年ほど前に購入して大切に使用している。ソロ用のTR-27と2-3人用のTR-25のふたつである。

 当時はアウトドア雑誌の「珍しい物の紹介」程度に記載されていたが、オプティマス8Rの爆音の後の恐ろしいほどの静寂を感じる度に、もともと静かなバーナーならばこんな恐怖はいらなくなるかも?と使い始めた物である。

 ここ数年はtrangiaの日本での人気もうなぎ登りのようで、新しい商品も出始め、価格も1.5倍ほどになっているようだ。

 trangiaから出ている新しいアイテムの中で、これは便利かも?と思っていたのが「マルチディスク」である。





 TR-25とTR-27の両方揃えるとなると1枚1,600円程度なので3,200円。うーん。高い。

 雪山に行くこともない(沖縄に雪は降らない)のでストームクッカーのベースに使用することもないが、まな板兼水切りの特に「水切り」機能は魅力であった。

左の水色の板が今回制作したマルチディスクもどき。
右の半透明の板が曲がるまな板。

 以前からまな板としては100均の曲がるまな板を円盤状にカットし、フライパンの傷防止シートと交換してセットしてある。パスタやそうめんなどの水切り用にジャストフィットのざるを探した頃もあった。「水切り機能」はどうしても欲しかった。

 今回、制作のきっかけになったのはWILDO Camp-a-Boxを入手したのがひとつ、もう一つは100均で耐熱温度120℃の硬くて薄いまな板を見つけたのが理由である。



 WILDO Camp-a-Boxにはまな板兼水切りが付いていた。まな板のひと隅に多数の穴が開いているだけであるが、これで充分であった。

WILDO Camp-a-Boxのまな板。

 100均で購入したまな板はこちらである。

100均のまな板。

 裏の説明書きには「耐熱温度120℃」の文字がある。これが購入の決め手になった。

まな板のパッケージ裏の説明書き。

「耐熱温度120℃」

 まな板に鉛筆で下書きを行う。

切り取り線を下書き。

拡大。

 ザルの穴をドリルで開ける。下書きではきちんと書いたのだが、実際は穴の位置がずれまくり。あまりの穴あけの多さと少しずつズレ始めてだんだん適当になってしまった。
 我ながら根性のなさに辟易。

穴が汚くズレてしまった。

 ストームクッカーのポットの口に合わせて水を切る時に、このまな板が滑ると食材が零れ落ちてしまうので滑り止めを作った。
 ザル部の下に当たる所に2か所爪を作りヒートガンで加熱して曲げた。

滑り止めの爪。

ポットの縁に掛かるようにする。

ハンドルを差し込む穴も開けた。

使用時はこの通り。

 マルチディスクもどきはフライパンの中に入れて収納する。こうすると新品時に付属していたフライパンの傷防止シートが不要になる不要になる。

フライパンの内寸ギリギリのサイズで作ってある。

 TR-25用とTR-27用のふたつを制作した。まな板の端材で汎用の水切りまな板も制作。

左上:TR-27
右上:TR-25
下:汎用まな板
TR-27用から作り、次にTR-25を作ったが、後になるほど穴あけがいい加減なってしまったのはご愛敬。

TR-27

TR-25

 ここで現在のストームクッカーのセット内容をご紹介。
 本来のストームクッカーにポット用アルミ蓋とフライパンの蓋を追加。今回制作したマルチディスクもどきと100均の曲がるまな板、セルローススポンジの布巾、洗剤とスポンジ、オピネルのナイフをひとまとめにしている。オピネルと洗剤、スポンジはアルコールバーナーTR-B25とともにケトル内に収納できる。

現在のTR-27のセット状況。

 まな板が2枚になった恩恵は大きい。食材のカットと一時置き用と便利に使い分けられる。

左:マルチディスクもどき
右:曲がるまな板

どちらのまな板もフライパン内に収納できる。

 反省・・・根性が足りなかった。もう一度ザル部の穴を綺麗に開けたい。(でもあの果てしない作業は避けたい。)

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