2016.Feb.06
キャンドル ランタン スタンド |
キャンドルランタンは暗い。
ガソリンランタンやガスランタンのように、人が立って顔の高さにぶら下げるとランタンがそこにあるだけで照明の役には立たない。
キャンドルランタンをあえて使用するキャンプは、荷物を最小に抑えた場合が多い。ゆったりとしたテーブルやチェアを使わず、コンパクトテーブルやローチェア、もしくはグラウンド・シート、ロールマットをメインにしたもっと地面に近いスタイルのキャンプだと思う。
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ただでさえ狭いコンパクトテーブルにランタンを置くスペースはない。いつもテントのそばに枝ぶりの都合の良い小さな木があるわけもない。
コンパクトに収納できて、かつ軽量のランタンスタンドを作ってみた。
制作のポイントは、次の4点である。
1. 超軽量であること。
2. 折りたたみ式であること。
3. 収納時の長さはソロテントのポールより短いこと。
4. ある程度耐風性があること。
材料はホームセンターから購入した。
単価 | 数量 | 金額 | ||
1 | アルミパイプ AP995-8 8mm径 | ¥258 | 5 | ¥1,290 |
2 | アルミパイプ AP995-7 7mm径 | ¥228 | 1 | ¥228 |
3 | アルミ棒 AM995 5mm径 | ¥178 | 1 | ¥178 |
4 | コニシ Eセット15g | ¥258 | 1 | ¥258 |
5 | ステンレス線材2mm | ¥2,480 | 1 | ¥2,480 |
合計 | ¥4,434 |
※コニシ Eセットもわずかしか使用していない。
※ランタン・スタンド 大小2本分の材料。
使用した工具は
1. サンダー(ディスクグランダー)。
2. 切断砥石0.8mm厚、及びペーパーディスク。
3. リューター(切断面のバリ取り)。
4. 電動ドリル。
5. ボルトクリッパー。
6. ロングノーズ(ラジオペンチ)。
7. センタポンチ
8. ハンマー
である。
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まず、各材料の切断。
8mm径のアルミパイプで本体を制作し、7mm径はつなぎ目用に使用。5mm径のアルミ棒は転倒防止用のペグの材料である。
アルミ棒、アルミパイプを切断する。 |
切断した材料の切断面のバリを取る。 |
接着剤だけでは心配なのでセンタポンチで凹みを打ち、抜け防止とした。
8mmパイプに7mmパイプを差し込んで固定する箇所の 抜け防止にポンチで凹みを打ち、カシメた。 |
接続用脚部には同じ長さのもの3本ずつ色分け。 |
上部のフックは先端をパイプの中に入れて固定。 写真下側のフックがランタンを吊り下げる。 |
フック先端の環をパイプに差し込み、 環の中をスタンドのトップ部を固定。 写真では、パイプに貫通している針金が 3本のパイプを固定する軸になる。 |
組み上げたスタンドのトップの状態。 |
畳んだ時に3本のパイプが寄り集まらないように各パイプとの隙間は圧着端子のカシメ部の筒だけを切断してスペーサーとして通した。
トップ部を上から見たところ。 |
次に脚部のあおり止めである。この位置と長さで強度と脚部の開きの角度が決まる。
接続用脚部を使用しない場合も考慮して、あおりの位置を決める。脚部の開きは全体が正四面体になるようにした。市販のランタンスタンドは、脚が邪魔にならないようもっと狭い。カメラの三脚も同様である。しかし、ガラスのホヤを持ち火を灯したランタンを吊るすものである。屋外では風が常に吹いている。万が一の転倒も許されない。
正四面体では脚が開きすぎるかもしれないが、安定第一で角度を決めた。
あおりの一端は、脚部に穴を開け、貫通し環を作る。貫通部をヒンジ(支点)として、残りの端をフックにした。また、フック部は口を狭くし、環から容易に外れないようにした。下の写真のフック部の先端が無駄に長いのは、掛けやすくするためと、外す時に指で軽く開いて外しやすくするためである。
脚部側は支点と抜け防止、フックを掛ける環とした。 別の脚部のあおり止めのフックは環に掛けて 外れないように軽くフック部の口を閉める。 |
あおり止めの環とフック部の拡大。 |
接続用脚部のつなぎ目の先端は斜めにカットし、穴をあけている。必要な時にペグを地面に打てるようにしたためだ。
接続用脚部との接続。 ※写真では右の細いパイプに左の太いパイプを 差し込んでいるように見えるが、写真撮影時に手が震えて ズレてしまったのが原因。 正しくは、左の太いパイプの中に右の細いパイプを差し込む。 |
8mmパイプに7mmパイプを差し込むので、遊びがなく結構きつい。しかし、ゆくゆくはパイプの変形、摩耗から緩くなることを予想して、ペーパーがけで細くすることは避けた。替わりに接続部にシリコンスプレーをかけて滑りを良くした。
差し込んで終わり。 |
接続用脚部を2段接続したところ。 |
本当は同じサイズのものを2脚制作するつもりだったのだが、ホームセンターのアルミパイプの在庫が足りなくて、大と小のふたつになってしまった。必要に応じて接続用脚部を「無し」、「1段」、「2段」と繋げば高さが調整できる。
で、2段継の大が次の写真通りのセットである。スタンド本体、接続用脚部2セット、固定用ペグである。収納時の全長は40cmである。
奥からスタンド本体、接続用脚部2セット、固定用ペグ。 |
毎度のことながら、100均の巾着袋を解体してミシンで縫い、収納袋を作った。
収納袋に1セットごと収納して計量。
まずはキャンドルランタン・スタンド「小」(接続用脚部が1セットのみ)。収納時の全長は35cm。
キャンドルランタン・スタンド「小」(接続用脚部が1セットのみ) |
収納袋の中には、スタンド本体、接続用脚部1セット、ペグ3本。 |
1セット全部で「122g」 |
次にキャンドルランタン・スタンド「大」(接続用脚部が2セット)。収納時の全長は40cm。
こちらは169g。
大は169g |
完成した全体の状態はこのとおり。
ふたつ並べて斜め上から。 |
昼間、フラッシュを焚いてみて。 |
ランタン スタンド小の接続用脚部を外したところ。 どちらもこのようにして高さを変えられる。 |
ランタン スタンドを上から見たところ。 |
あおり止めの状態。その1。 |
あおり止めの状態。その2。 |
トップのフック。 |
ランタン スタンド |
アルミパイプがあえて細く、薄い材質のものを選んだので強度が心配だったが、完成してみると結構しっかりしている。キャンドルランタンだけでなく、ガスランタンも大丈夫そうである。
夜になるのを待って、点灯式を実施した。
ランタン・スタンド大小にそれぞれタブレット式のキャンドルランタンをひとつずつ。以前作ったアルミ・コンパクトテーブルの上にひとつ。
露光時間が少し長いかな? |
ストロボ発光時。 懐中電灯やヘッドランプを使うとスタンドの脚がすぐわかる。 |
少しシャッタースピードを短くして。 |
この明るさが現実に近いかも・・・。 |
夜目に慣れると、キャンドル3つは充分に明るい。これだけで調理も可能。本も読める。
晩飯時はキャンドル2つから3つで。コーヒー片手に夜空の星を眺めながら至福の時間を楽しむならキャンドルひとつで。
私の改造タブキャンドルは明るい分、燃焼時間が2~3時間しか無いので、タブレット式ではないキャンドルランタンを常夜灯に、眠るまでの夜の静けさを楽しむ間はダブレット式キャンドルランタン併用で。などと思いを巡らせて・・・。
ちょっと寒いなぁ。と、気づけば深夜0時。いかん、いかん。明日も仕事。片付けて寝床に入った。
おまけ。 外灯の点いている玄関横で。 |
こんな感じ。 |
やはりどうしても心配なのはアルミ材の材質の薄さであろうか。落ち着いた大人が正しく使用する分には破損もないが、酔っ払ってつまずいたり、子供連れで蹴飛ばしたりすると脚が曲がってしまう。本当はもう少し強度のある材料を使いたかった。しかし、離島である沖縄の、ましてホームセンターにジュラルミンパイプがあるわけでもなく、グラスファイバーポールが売っているわけでもない。
アウトドアメーカーの皆さん。バイクツーリングやトレッキング、ソロでのキャンパーの皆さん用にこんなランタンスタンド作ってみては如何でしょうか? 材質と構造、価格次第では売れると思うけどなあ。
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